巻き爪ケアのご質問。痛くならない補償期間あるの?
先日の整形外科、フットケア外来の患者様、男性。
炎症があり1週間前に受診。炎症が治った時点で、巻き爪のカットでフットケアをご希望。
炎症や腫れは治っていたものの痛みはまだあり、食い込み部位をケアしました。
爪、伸びないようにはがせないの?
巻き爪は、爪が伸びると痛みが出る方もいます。
ケアで痛みがおさまっても、また痛みが戻ってくることもあります。
そんな時によく言われる言葉がいくつかあります。
「爪なんか伸びきゃいいのに!」
お気持ちは分かりますが、生きている限り爪と髪の毛は伸びます。
「面倒くさいからはがせないの?」
爪があるから歩けるんです。必要だからあるんです。
「角もっと切ってよ!」
これ以上、切るとますます、巻いて悪化します。
先日の患者さんも、
「爪なんか、なんで伸びるんだ!いらないから伸びないようにはがしてくれ!」
よくあるセリフシリーズをダブル、トリプルでぶつけられました。
痛くてイライラするんですよね・・・
「爪が伸びないと、わたし仕事無くなってしまいます・・・」
と、言ってみたのですが
「仕事変えれば良いじゃないかっ!」
・・・勝手すぎる・・・はがしたら痛いと絶対に怒るタイプだ。
と、心の中でつぶやきました。
ケア後、痛みが無くなったら一言
「痛みがなく1ヶ月過ごせるとか、補償期間ないの?」
残念ながら、人によって環境も状態も様々なので、補償期間はございません!!
巻き爪にも原因があります。
そもそも、その原因をのぞいていかない限りは、また痛みが出てきてもおかしくありません。
多くは間違った爪の切り方、間違った靴の選び方、間違った靴の履き方・・・その他。
そして爪の厚みも伸び方、伸びるスピードも人それぞれ。
毎日の歩く距離も、運動量も人によって違います。
月に一度のケアを勧めているので、できれば1ヶ月は痛みなくお過ごしいただけるように努力、工夫をしていますが施術者の技術だけでは到底、無理です。
原因が何かを見極め、アドバイスをします。
真摯に受け止めて、改善の努力をしてもらうことが、痛みの再発防止に繋がります。
ちなみに現在は、強い巻き爪でも爪をはがすことなく、平らに戻すケアがいくつもあります。
「爪なんかはがしてしまえ!」
なんて言ったら、爪がかわいそうです。
もし、巻き爪になってしまったら・・・
巻き爪の切り方は、とても難しいです。
痛いからと言って、角をバッサリ落としてしまうことのないように、下記の記事をご参照ください。
炎症が腫れがなければ、痛みがあっても「フットケアサロン」で巻き爪の対応することができます。
今は民間療法で、「巻き爪補正」をしているお店も多くあります。
お住まいの近くに、足のケアをしてくれるお店があれば相談するのも方法の一つです。
どうぞ、ご確認ください。