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高齢者フットケア「鼻毛は切れません」

お客様との会話を楽しみながら、フットケアサービスを提供しています。

昨年からどんなに聞こえが悪くても、マスクが必須なので聞き取りにくいこともあると思います。苦労しながらの会話ですが、思いがけないような言葉が飛び込んでくることがあります。

驚愕・爆笑の、お客様のお言葉集です。

鼻毛は切ってもらえる?

スタッフと同フロアで、2人でケアに入っていました。離れた場所でケアに入っているスタッフの会話が聞こえてきました。

「終わりました」とご挨拶をした、お客様の返事が

「鼻毛も切ってもらえる?」

私に言われたわけではありませんが、笑ってしまい手が震えました。

足の爪ケア後に「手の爪を切ってもらいたい」はよくある話です。「耳掃除はできない?」これも、たまにお願いされることがあり、やんわりお断りします。

ですが・・・鼻毛カットは初!!

後から、スタッフに鼻毛が伸びていたのか聞いたら、それなりに・・・

施設のスタッフに引き継ぎしてました(笑

226事件の日は雪だった

食後に入居者さんが5、6人おしゃべりしているのが聞こえてきました。年齢の話になったら、お1人が80代、多くは90代、お1人101歳。

101歳の方の言葉がすごい!80代の方に向かって

「あなたは、息子の年齢よ!まだまだ若いわ」確かにそうだわ・・・と、心の中で思っていたら

「あなたたちが知らない話、私は何でも知ってるわよ!」と、おっしゃる。続いて出た言葉が

「226事件の日は大雪だったわ」

1936年、85年前の出来事です。私の世代は教科書で習ったような事件です。

リアルに記憶として残っているのは、100歳超えならではですね。

女性は顔で判断するのか・・・

老若男女問わずに、今年の日本の明るい話題といえば「大谷翔平の快進撃」です。

高齢の方でも、大谷翔平ファンは多いです。あるお客様は、今までは岩手県出身とは言っても岩手県のどこまでは言わずにいたけれど、今では「花巻市の隣の町」とまで申告するようになったとおっしゃっていました。

花巻市のご出身のお客様は、大谷翔平と宮沢賢治が出身有名人だと、鼻高々です。

ですが、万人に好かれる人はいないんだな・・・と思ったのが

「私はあんまり好きじゃないの」と、言う女性のお客様。ビックリして、なぜかと伺うと、顔が好みじゃないそうです(笑


女性は、顔の好みが重要な判断材料になると思った出来事がもう一つ。

ワイドショーがついていることが多く、今の話題は自民党の総裁選。正に今日ですね。女性のお客様の1番人気は「岸田文雄氏」

理由は、河野太郎氏の顔が好きじゃない・・・

そう言っても、投票権があるわけではないので外野の意見でしかないのですが、おいくつになっても女性はビジュアル重視なんだな・・・と思った出来事でした。


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高齢者を足から笑顔に@中西薫
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