高齢者の、へんけい爪を切るのに資格はいるの?
高齢者フットケアを始めて11年。介護職、看護師なら知っている方も多いですが、高齢者のあし爪は、とんでもなく変形している。
巻き爪で悩んでいる人は若くてもいるけれど、高齢になると巻いているでだけでなく、厚くなっていたり、横を向いていたり・・・
初めて見る人が、腰抜かすくらいとんでもない形になっていることもある。
そんな変形爪をケアしつづけて11年。たいていの変形爪にはおどろかなくなり、ある程度までは1度のケアで、整えられるようにもなった。
けれど、わたしは・・・
看護師資格はなし
「看護師さんですか?」と、聞かれることがあります。私は、医療資格はなし。フットケアの技術を習得するためスクールに通い、認定校の資格を取得しました。
↑記事を参照ください。「爪や爪周りの皮膚に異常がなければ医療行為ではない」ので、看護師などの医療資格を持たなくても、施術者になれます。
でもだれもが明日からできるかと聞かれると、高齢者のあし爪の変形具合は、ハンパありません!いくらスクールで技術を学んでも、そこからがスタート。上達は、現場で実践あるのみです!
一人前になるまでには、時間と経験と努力が必要です。
数年前まで、施術者の養成講座を開講していましたが、現在はクローズしています。
爪、爪まわりの皮膚の異常はだれが判断するの?
繰り返しになりますが、わたしたちがケアできるのは
「爪や爪周りの皮膚に異常がなければ医療行為ではない」場合です。
もともと、この文言がわかりにくいために現場が混乱していました。
分かりにくいなら、分かりやすいようにすればいい!と、数年越しで準備をして申請し、経済産業省経由で、厚生労働省に許可をもらうことができました。
厚労省の許可をもらった手続きを行うことで、わたしたちの行っている施術は医療行為ではありません!と、胸を張って言えます。お客様にも安心してケアを受けてもらえる環境を整えることができました。
今までグレーでおこなっていた施術を、ホワイトにすることができます。
許可まで苦労がありましたが、なぜ申請しようと思ったのか、記事にしてますのでお読みいただけたら嬉しいです。
資格は不要でも、準備と段取りは必要
厚労省のプレスリリース を読んでもらうと分かりますが、医師にお客様の身体状態について情報共有書を記載してもらい、施術の範囲を予め、確認してもらうことによって成立をします。
この段どりによって、安心・安全のサービスを提供することができます。
詳しい内容は、後日まとめます。
まとめ
わたしたち民間資格者が行う、高齢者フットケアは専門家の技術と知識による、特別なケアです。特別なケアではあるけれど、医療行為ではないことをお客様、施術者、施設関係者が理解と確認をして、安全な環境でケアすることが大切です。
そして医療行為なのかどうかを判断するのは、わたしたち民間資格者ではありません。
これから高齢者フットケアに参入しようとお考えの方、まず添付のリンクを読んでください。手間を惜しまず安心・安全に施術をする環境を整えてください。