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「寝かせ期間」で技術が向上!と、「巻き爪補正」はじめました
技術習得のために「技術の寝かせ期間」という説、ご存知ですか?
一定期間、一生懸命に練習した後にしばらく休むことで、再開した時にできるようになっていたり、上達していることがあるアレです。
自転車、逆上がり、楽器、その他
練習でインプットして、休むことでインストールしているとか。休んでいる間に、脳と筋肉の神経がつながるとか、理由はよくわかりません。
でも実際に、練習を積んでも上達しなかったのに、少し休んだらできるようになっていたという経験をしている人はいるはずです。
過去にあきめた技術
フットケアなんて緻密なケアをしていると、器用に思われるかもしれませんが、悲しいくらいに不器用。
そこで諦めた技術が「巻き爪補正」
習得した技術は、爪の表面にスプリング効果のあるプラスチックのプレートを貼り付け、巻いている爪を平らに持ち上げるという技術です。
言葉にすると簡単そうに聞こえるし、施術を見ていると簡単に見えますが、奥が深い。プレートを貼り付けた爪は、すぐに持ち上がり痛みが軽減します。(※個人差があります)
どんな技術も、数をこなさなくては上達しません。ですが、高齢者対象の訪問フットケアではほぼ「巻き爪補正」の出番がなかったのです。
この補正方法は、白癬爪には適用不可も高齢者に適さない理由のひとつです。
技術をお披露目する場がなければ、上達はしません。腕は錆びるばかりです。
再び求められる技術
封印したら避けて避けて、やらずに済ませてきました。中途半端にやると経費がかかりますが、やらないと決めたらお客様からも求められない不思議。
そんな訳で7年?8年?くらい、いえ10年くらいはやっていませんでした。
しかし、昨年からのコロナ禍で思いもかけずに状況は変わりました。今まで巻き爪補正が必要な方は医療機関や、フットケアサロンを勧めてきました。ですが、感染リスクの高い高齢者は受診、外出を敬遠。
「お客様からも、巻き爪が痛くて機能訓練をしたいのにできない」「巻き爪が痛くて痛くて、死にたい」とまで言われました。
悩みましたがスタッフと相談をして、巻き爪補正を正式にご案内することにしました。と、言ってもまだ私自身はやる気なく、スタッフ頼りにしていました(汗
急に迫れ、やってみた
スタッフに甘えまくっている私でしたが、神様から「お前がやる気出せ!」と言われたかのように、やらなくてはならない状況が出てきました。
もう、前日からイメトレです。時間に余裕を持って、ゆっくり焦らずにやれば大丈夫!と、自分に言い聞かせました。
緊張して、始めましたがやってみたら・・・何と思ったよりもスムーズにできた!もちろん、ブランク期間が長かったので、もっと段取りよくできなければいけません。
でも、10年前よりも上手くできました。
あれ?前はもっと難しくて失敗ばかりだったような気がしたけど・・・と、思い返しました。
10年前は上手にできなかったけれど、あれから毎日、お客様の足に触れ、足爪のケアをしてきました。以前よりも爪の形状への知識も、ケアの方法も経験が積まれています。
以前は頭で考えないとできなかった動きが、今は考えなくてもできたことがたくさんありました。
つまりフットケアの経験を積んだことによって、補正技術の練習はしていなかったけれど、感覚がわかり体が動くようになってきたという訳なのでしょうか?
タイトルの「寝かせ期間」ですが、寝かせるにも程があるほど寝てました。でも、持っているライセンスを必要な人がいるのに使わないのは勿体無い。
施術の反省、多々あります。また練習を始めます。そして巻き爪で困っている人を助けます。
と言うわけで、湘南あしケア訪問サービスは、訪問巻き爪補正を始めました。
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