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高齢者フットケアを断念した人の理由

現在スタッフ12名の湘南あしケア訪問サービスです。
毎年、ゆるやかではありますが人数が増えています。

今年は新たに3名のスタッフが仲間入りしてくれました!!

既に、独り立ちして施設を担当してくれている方もいます。

湘南あしケア訪問サービスはスタッフ100名を目指しております!

スタッフ募集要項

湘南あしケア訪問サービスのエントリー資格は、フットケアスクールのプロコースを修了していることです。

スクールは基本的にフットケアに特化していることが条件です。

福祉ネイル、介護美容などのオプション的にフットケアを学んだだけでは募集資格を満たしていないので注意してください。

高齢者フットケア断念 ケース① 腰痛・膝痛

訪問フットケアでは、施術者に合わせて環境を整えられることは少ないです。

車椅子の方もいれば、ベッドで横になっている方の施術がほとんどです。

車椅子の場合は、施術者である私たちは片膝をつく姿勢でサービスを提供します。

地味にきつい体制ですが、ベッドに横になっていらっしゃる場合はさらに辛いです。

中腰の場合が多く、お客様の体格によって足の位置も違います。

拘縮が出ている場合は、足の位置を決めるまでもひと苦労です。

施術者の腰・膝に負担が掛かるのは想像できるかと思います。

高齢者フットケア断念 ケース② 移動時の荷物の多さ

訪問をしてサービスを提供するわけですから、施術に必要な道具や消耗品の一式は持ち運ぶことになります。

ニッパーだけでなく足台や照明まで含めると、かなりの大荷物です。

雨が降れば足元が悪いだけでなく、傘を刺さなければなりません。

電車移動を検討していた方でしたが、大荷物での移動の苦労を目の当たりにして断念されました。

確かに、訪問フットケアの過酷なことのひとつです。

高齢者フットケア断念 ケース③  想像以上に施術が難しい

その方はサロンワークを長くされていたフットケアのベテラン施術者でした。

技術チェックをさせていただきましたが、確かな腕をお持ちでした。

お客様の声掛けも丁寧で、安心してお任せできると喜んだのでしたが・・・

サロンワークとの違いが大きく、ひとまず断念されました。

サロンでは高齢のお客様でもご自分で歩いて来られる方が対象です。

訪問では歩けない方や、認知症を患っている方も多く、対象となるお客様の違いに戸惑いがあったようでした。

高齢者フットケアに必要な技術以外のもの

プロとして仕事をする以上、一定の技術を持つことは当然です。
想いや、熱意もあって当然です。

でも、それだけではどうしても足りないのです。

高齢者フットケアには体力がとんでもなく必要!」

今年入った20代の女性スタッフ、一緒に現場に入ると体力の違いを痛感します。
そういえば・・・昨年も30代の女性スタッフの時にも感じました。

それでも15年の経験が段取りや、要領を得ていることで補っているのが事実です。

特に!50代から始めようと思っている方、よくよく頭に入れておいてください。

思っている以上に、体力が必要です!

決して止めている訳ではありません。
20代よりも30代、30代よりも40代と年齢が上がるにつれ、覚悟が必要だということです。

以上、

50代に突入して、体力が下降していることを日々、実感している高齢者フットケア施術者の本音でした。




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高齢者を足から笑顔に@中西薫
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