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お客様に心配され、涙・・・

コロナの影響をもろに受けている、高齢者フットケアサービス。

こればかりは訪問先の法人、施設の方針に従うしかありません。

現状で新規の開拓も難しく、経営的にはピンチです。スタッフにも申し訳ないと心苦しく思っています。

そんな中でも、緊急事態宣言の解除後に再開をしている施設もあります。

「普通」「日常」がこんなにありがたいのだと実感している2020年。

私がいないと困りますよね・・・

施術中、お付き合いの長いお客様とは体調の確認から、近況報告など色んな話をしますが、この頃は「最近、仕事はどう?」と心配されることが多々。

「訪問できて、お客様に定期的にお会いできる幸せを感じています。」と、お伝えしています。

先日は「会社は大丈夫なの?」と、まで心配の言葉をかけてもらったので

「私がいないと、足のケア困るもんね・・・」と、呟いてしまいました。

そしたら・・・「そうよ。だから、頑張って」と、顔を見たら、目に涙が・・・

ありがたくて、温かくて、私の胸もジーンと・・・

施設に入居している方も、家族との面会ができなかったり、息苦しい思いや我慢をされています。

長い人生では、戦争を乗り越えてきた世代。

そう思うと、ますます言葉や気持ちのありがたさがしみました。

リアルの良さ

いろんなサービスがこの機会に、オンラインに切り替わりました。

そこで時間の概念や、お金の価値まで変化があって、きっと世界が広がった人も多いはずです。

でも高齢者フットケアので、今提供しているサービスに関しては、やはりオンラインではカバーできないと思っています。

触れる・話す・聴く が特に高齢者では重要な要素だと考えているからです。

コロナ感染予防のため、マスクを外すことができませんが、それだけでもお客様との会話に変化が出ています。

おそらく難聴のカバーを口元の動きや、表情、空気などで読み取っていらっしゃるのだと思いますが、マスクが障害になっています。

大きな声で、ゆっくり話すことを心がけ、できる限りストレスなく会話ができるようにしています。

こんなところも、オンライで会話を切り替えるのは厳しいなと思う点です。

リアルにだけこだわる訳ではありません、色なことを模索しつつ大切なものを失わないようにしたいです。

とにかく感染予防はしっかりと行い、受け入れてくださるところには参ります。


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高齢者を足から笑顔に@中西薫
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