高齢者フットケアという選択:会社員から起業家への転身
湘南あしケア訪問サービス 中西です。
先日、湘南あしケア訪問サービスの成長物語を記事にしました。
高齢者フットケアを始めて15年、法人にして10年の節目の振り返り記事です。
興味のある方は、ぜひ読んでください。
ここからは、なんで「高齢者フットケア」だったのか。というきっかけの記事です。
スクールを修了してから悩む・・・どうやって稼ぐ?
私がフットケアの技術を身につけ、それを活かして働く決意をしたのは、会社員としての生活が自分には合わないと感じたからです。
しかし、スクールで技術と知識を身につけたまでは良かったのですが資金もなく、自分の店を構えることは夢のまた夢。サロンで雇われとして働くことも考えましたが、時給での雇用では家庭を支えることができず、到底生活が成り立ちませんでした。
家族を支え、社会を変える:高齢者フットケアへの挑戦
フットケアスクールを終了後、私は介護施設でフットケアのボランティアを始め、道を模索しながら腕を鈍らせないよう努めました。
そこで、今まで見たことのない重度の変形爪の方々に出会いました。これらの変形爪は、ご本人だけでなく、介護施設のスタッフや看護師も困っており、適切なケアが必要であることを痛感しました。ボランティアを通じて、高齢者フットケアに対する強いやりがいと必要性を感じ、さらには訪問型サービスがほとんど存在しないことを知り、イバラの道だと思いつつ、この道に進むことを決心しました。
一人親として二人の子どもを抱え、どうしても生活費を稼がなければならないという圧倒的なプレッシャーの中、私は高齢者フットケアサービスで生計を立てることに決め安定の会社員を辞め起業することにしました。当時38歳の決断でした。
この選択は、ただの職業選択以上のものでした。
それは自分自身と家族の未来を切り拓くための、一歩踏み出す勇気であり、社会に対しても貢献できる仕事であると確信していました。高齢者フットケアという分野でのニーズの高さと、その仕事がもたらす直接的な効果を見るたび、私はこの道を選んで正しかったと感じています。
成長の軌跡:フットケア業界での個人の達成から社会貢献へ
始めた当初の目標は、会社員時代の収入を超えることでした。最初は収入が不安定でしたが、時間が経つにつれて、その目標を達成することができました。この経験は単なる職業以上のものとなり、私にとって大きな達成感をもたらしました。
今後の目標は、フットケアを通じて高齢者の方々を支えるだけでなく、高齢者フットケアを始めたいと考える方が施術に専念できるように会社としてサポートできる仕組みを作ることです。これにより、より多くの高齢者が質の高いフットケアを受けられるようになり、社会全体の福祉の向上に寄与したいと考えています。
これからも、自分自身の成長とともに社会への貢献を目指して、高齢者フットケアの分野で精進して参ります。
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