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巻き爪を襲った悲劇

ある訪問フットケアでのこと。

予定になっていた方が当日、受診のためにキャンセル。

体調不良かな?と、心配をして伺うと

「巻き爪で皮膚科を受診します」と、施設の担当者からのご説明。

巻き爪の指を踏まれた


巻き爪が腫れて、皮膚科受診に至ったことに間違いはなかったのですが、よりによって巻き爪の親指を派手に踏まれてしまったことが原因でした。

それは痛い・・・

翌日がちょうどフットケアの予定。

フットケアで何とかできるか?それとも受診すべき?と、悩んだそうです。

翌日、痛みも腫れもひどくなっていたので、皮膚科の受診を決めたそうです。

正解です!

早めの受診が、早い回復につながりました!

フットケアは予防的ケア。治療はできません

フットケアはトラブルが出ないよう、予防するケアです。

腫れ・炎症・化膿が爪や爪の周りの皮膚にみられる時、私たち民間施術者はケアをすることができません。

まずは治療をして、症状が治ってからでないと医療行為にあたるのでケアができないのです。

今回のようなことは時々あります。

同様の不慮の事故。足をぶつけた、車椅子で踏まれた・・・など。

フットケアで痛みもなく良い状態を保っていたけれど、体調不良でフットケアが延期になってしまい、巻き爪に炎症が出てしまった。

痛みがなくなったので、2ヶ月毎のケアにしたら巻き爪が悪化した。

皮膚に異常が見られたら、速やかに受診

巻き爪に限らず、「これくらい大丈夫かな?」と、受診を後回しにして悪化する人、けっこう多いです。

異常があったら、医療機関で治療をしましょう。

私たちも、定期ケアの時に隅々まで観察をしています。異常があれば受診した方が良いことをスタッフに報告をし、記録にも残しています。

フットケアは予防、医療機関は治療

この使い分けが、元気でいるためにとても大切なことです。

今回のような怪我だけではなく、これからの時季には「水虫」の疑いがあれば速やかに受診をしてください。


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高齢者を足から笑顔に@中西薫
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