6年ぶりにリゾートバイトを経験した。ここ1年で最も心が充実した1週間になった。
私は、ブロガー・アフィリエイターとして独立し、日本とタイを行き来する生活を送っている個人事業主です。いわゆるノマドワーカーという人種です。
2015〜2016年頃から独立して、タイと日本を行き来する生活を送っています。
アフィリエイターとして独立する前までは、フリーターとしてリゾートバイトで資金を貯めては、東南アジア周辺（主にタイ、ラオス、ベトナム、カンボジア、インド、台湾）を巡り、資金が底を尽きたらリゾートバイトに復帰して、旅の資金を貯める。
そして再び東南アジアを放浪する。
専門学校を卒業してからは、こうした生活を5年近く続けていました。
独立後はブログ・アフィリエイト事業のみに精を出し、タイの観光地・ホテルに関するコンテンツ制作、リゾートバイトの経験を活かしたアルバイト特化のサイトを作り生計を立てています。
好きな時に愛するタイへ行き、気が向いたら日本へ帰る。側から見ても自由な生活を送れていたように思います。
収入も安定し、側から見ても充実順風満帆な人生を歩んでいたと言えるでしょう。
「新型コロナウイルス」という災害が訪れるまでは。
新型コロナウイルスが世界に蔓延してからは、私の生活は一変しました。
タイでは満足に取材旅行に行けず、日々引き篭もってパソコンと向き合う毎日を約1年送っていました。
この引き篭もりの生活により、私の生活スタイルは一変しました。
終わりの見えないコロナ生活。
愛するタイにいながらも満足に外を出歩けず、運動もろくにせず不健康な生活が続きました。
はっきり言って、SNSやブログで見せる姿以上に気が滅入っていました。
20代の頃は酒なんて興味もありませんでしたが、引き篭もり生活で暇を持て余していたせいか、気分をあげるために酒浸りの生活が続きました。
そして昼夜逆転の生活を送っていました。
心が晴れない日常。真夜中の考え事は人をネガティブな方向へと導く。
やるべきこと、自分にできることは分かっているのに、やる気が起こらない。
その後、4月の確定申告のために2020年2月に一度日本に一時帰国しました（タイには近々戻る予定）。
しかし、生活は改善せず空虚な毎日を送っていたのです。
せっかく日本に帰ってきたのだから、何か日本でしか出来ない面白い体験をして心を入れ替えたい…！
生活リズムを整えたい…！充実した日々を送りたい。
そう思って約5〜6年ぶりにリゾートバイトを始めてみました。
このリゾートバイトの生活は、（たったの1週間でしたが）2020年のコロナ禍で不摂政極まりない生活を送っていた私にとっては、最も充実した生活となりました。
久しぶりにリゾバを始めた理由
（ホテル客室の便器を綺麗に磨く私）
リゾートバイトとは、日本全国の行楽地、温泉地、観光地などで、人手不足の繁忙期に一時的に派遣社員を入れる住み込みのアルバイトです。
私がリゾートバイトを再始動した理由は上述したとおり、日本でしか出来ない体験をして、体験そのものを運営サイトのコンテンツとして役立てるためです。
ただ、そうは言っても最初はまったく気が進みませんでした。
自慢じゃありませんが、ここ数年は年収1000万を切ったことがなく、「ブログはオワコン」言われる最中（個人的には全然思ってないけど）、私は決して表に出さない、ライバルサイトですら見抜けない独自のノウハウを用いてサイトを右肩上がりに成長させていました。
それが、今さら派遣でリゾートバイトなんて…。始める前はそう思っていたのが正直なところです。
恐らくある程度社会経験を積んでいている人なら同じような気持ちになるのではないでしょうか。
しかし、私はこの自堕落で酒浸りで希望が持てないコロナ禍の中で何かしらの刺激と体験を得たかったのです。
こうした理由で心機一転、忘れていた初心を思い出すために GW期間を利用してリゾートバイトに応募したのです。
私はそもそも肉体労働系であり、ネット稼業には向いていない人間
そもそも、私は気質的にインターネットでマーケティングやらSNS戦略やらというものに煩わしさを感じていて、どちらかと言えば、肉体労働で汗を流し、美味しいご飯を食べて安眠する生活に向いている人間です。
工場のライン作業や単純作業、清掃業などを得意とする分野であり、気質的にインターネットで稼ぐだとか、そういった世界には無縁の人間でした。
しかし、どうしてもタイに住みたい。あわよくば気分次第でタイと日本を行き来し、誰にも鑑賞されず自由で気ままな生活を送りたい…。
この生活を実現するためにはインターネットで稼ぎノマドワーカーになるしかない…。そう思ってしぶしぶネットの世界に入り込んだ人間です。
つまり性に合っていないことを今でもやり続けているのです。
だからリゾートバイトは、私にとって思い入れがあるのはもちろん、天職だと言わんばかりの仕事なのです。
規則正しい生活と新しい人間関係で人の心や意気込みは大きく変化する
私は基本的には人間関係という物にあまり関心がなく、自分一人で自由気ままに付き合いたい地元の仲間だけと仲良くし、新しい人間関係などどうでもいいと思っていた人間です。
しかし、タイにいる間、「でいぜろバンコク」というYoutubeチャンネルと広告代理店、動画マーケティングの会社を運営している「よしさん」という方に出会ってその考えは一変しました。
自分の狭い世界だけだけではなく、世の中には様々なビジネスをして切磋琢磨している人がいる。
彼との出会いに感銘を受け、私の中で「ビジネスは、結局人と人との繋がり」「能力やコネも大事だけど、結局は人なんだ」ということを学び、これからは自分が敬遠していた所にもどんどん飛び込んで様々な体験、知識吸収していこうと思ったのです。
そして日本で出来ることは何だろう…？考えた末、思いついたのがリゾートバイトでした。
リゾートバイトはたかだか1週間の体験でしたが、私はこここで多くのことを学びました。
ノマドワーカーの中には、その自由奔放すぎる生活ゆえ、自己管理が疎かになったり、自堕落な生活を送っている人も多いのです。
そこで、きちんとした生活リズム、食生活、仕事を通しての適度な運動、これらを満たすために心を入れ替えるためにリゾートバイトに再挑戦したのです。
充実した毎日。これほどまでの充実はここ1年で感じたことがなかった
リゾートバイト中は、朝6時には起きて、出勤時間前の9時まではパソコン作業。
そして仕事が終わる17時からは20時くらいまで再びパソコン作業。
夜の賄いを食べ、10時には寝る。そして翌日は晴れ晴れとした気持ちで朝5時30〜6時までには起き再び出勤時間までパソコン作業を行う。
仕事中は、自分にできることは最大限気を使い、「人が何を求めているのか、人のために何をすべきか」を頭をフル回転されて仕事に没頭していました。
こうして仕事に没頭することで、ネガティブな感情は一切無くなり、「なんて充実した生活なんだ」「もしかして本当の自分はこれが天職なのかもしれない？」と思ったほどです。
しかしながら、1ヶ月も2ヶ月も同じ単純作業の仕事を続けていると飽きがくるでしょう。
自分のことは自分が一番良く分かっています。結局は、私は誰にも鑑賞されず、付き合いたい人とだけ付き合いストレスフリーな生活を送りたいワガママな人間です。
しかし、そうは言っても、この1週間がここ1年で最も充実していた生活だったのに間違いはありません。
大学生、社会人、同い年くらいの人、様々な人と出会いました。
職場の可愛い子とラインも交換して、なんだか青春に戻った気がします。
人と人の出会いは面白い。人生は結局人との出会いなんだ。
そして規則正しい生活と仕事への充実感。
これさえあれば、収入が多かろうと少なかろうと、心の幸せは必ず得ることができる。
そう思わされた一週間でした。
リゾートバイトに興味がある人は、是非とも一度は試してみるべきですよ。
これほど面白いバイトはありません。
私のブログでもおすすめの派遣会社をはじめ、寮の様子など、多くの人がリゾバに対して疑問に思っていることを記事にしています。
リゾバに興味を持っている人は是非参考に。
リゾートバイトの大手派遣会社「リゾートバイトダイブ」様のメディアにて兵庫県城崎温泉でのリゾバ体験談を寄稿させて頂きました。関西・近畿地方でリゾバを検討している人は、是非参考にどうぞ。