憂鬱と希望

画像1 企業という団体に属して10年を越えた頃。変わらない仕事と自分の能力の範囲の中で来るものをやりくりする毎日の中で本来の自分の目的も忘れていた。ただただ忙しい中で開催される全体会議は業務妨害としか思えなかった。かつて上司だった男が壇上に立ち部門の未来像について淡々と語った内容は、自分の未来を語ったものだった。半月も経たないうちに僕は部門長に呼び出されることとなる。そこでは目的とフォーカスされた情報が提示されただけだった。これは我々の新しいエンジンとなる。一月後、僕は機上の人となる。

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