#26 忘れられないドイツ旅
今年もまた池上正さん主催のドイツオランダグラスルーツ研修ツアーが開催されます。
私が昨年参加を決めたのは、丁度5月が終わろうとするまさに今頃だったと思う。
今でも思い出す、息子と2人出発前のビジネスホテルで迎えた朝の空気のこと。ドイツのデュッセルドルフやケルンや行く先々での出来事。毎晩皆んなでどこの店で夕食を食べようか歩いて探した路地の事。
何がそんなに心を掴んで離さないかと言えば、ありのままでいい、何かを気にしないと生きづらい日本とは違う、寛容さのような許容度のような、そんな空気感と、スポーツを純粋に楽しむ心意気と、美味しかったビールとソーセージ。
そして研修でご一緒した、同じ心持ちの世代を超えた友人たち。現地コーディネーターの中野さんやご家族や愛さんの事。
あぁ、懐かしい。また行きたい。今度は個人旅で。
池上正さんのこのツアーは、ドイツ(やオランダ)のスポーツのグラスルーツ環境を視察して、今の日本の子どもたちの環境に対してどんな事が大切だろうか、と肌がやけどするくらに感じる事ができる、刺激の強いものとなっている。(というのは、少し大げさかもしれない。)
それは、本やインターネットや道端には転がっていない。
自分で現地に行って、見て、感じる事のできるもの。
私は保護者として参加したので、立場が違えば感じる事はそれぞれ違うと思うけれど、沢山の刺激を受ける事ができるのは間違いない。あと普通にドイツ旅は楽しかった。
子育てをしていると、自分の行動はどうしたって制限される事もあり、まとまった期間を自分自身が独り占め出来るこのような旅は、本当に久しぶりだったけれど、今でも、行って良かったなと心の底から自分の選択を肯定している。
金額は、決して簡単に出せるものではないし、社会人ならこれだけの期間お休みがとれるような理解ある職場は中々無いと思う。
でも、行ってみたいなと思う気持ちがあって、経済的にも蓄えがあって、もしかして今まで溜め込んだ有休を使うチャンスが8月にありそうなら、是非是非、検討してみて欲しい。
現地の人も、池上さんにも、一緒に行く事になるだろうまだ出会っていないあの人にもスポーツやサッカーへの愛やパッションがあって、きっと心地よい旅をする事ができると思う。
コロナ禍を経て、リモートワークやオンラインミーティング、オンライン講習会などにすっかり慣れてしまった私たちだけれど、
本当に出会う君にはいつだって誰もかないやしない。(岡村靖幸風に)
追伸:
1人旅好きさんにとっては、誰かと一緒に旅を過ごす賑やかさの楽しさ半分、制約がある事の不便さ半分、とお伝えしておこうと思います。
昨年帰国後のレポートです。参考までに。