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子供は勝手に育つなんて言うのは幻

ライフオーガナイザー くらです。
タイトルはwebを流し読みしていた時に見つけた言葉です。

親になっていない自分だから「子供は勝手に育つ」と思っているけれど、親になった人なら「子供は勝手には育たない」と分かる。

育った方は幼い記憶はないかもしれませんが、育てた方は覚えてくれている。いくつになっても子供は子供。親は親。
親は子供が喜ぶ顔を見ると嬉しいのだと思いました。
子供のいない私は、子供Sideでの見方になるので、それは実感しています。

「子供は放っておいても育つ」
そう思える子供になったのは、親が一生懸命育ててくれたから。
親が子供に愛情や知見を渡したからこその成長の証なのかもしれません。

赤ん坊~小学生までは、家族が第1世界の期間。
そこでは「子供は勝手に育つ」は成り立たない。親が大事に子供を育てる。
子供は「家族」という世界から、外の世界を知っていく。

学校という世界が始まる、義務教育と高校生である期間。
そこでは、家族の中で育った知見を基礎として、家族以外の人との交わりを体験する。
前の時期に親から教えてもらっていないと、他人と比較し、自分を大切に出来なかったりしてしまうこともあるのではないかと思います。

2つの期間を経て、「子供は勝手に育っていく」のかもしれません。
私は、「子供は勝手に育つ」と思い込んでいました。
でも、親が慈しんでくれることを感じているから、そんな考え方も出来るのだと思いました。

子供の時のように「お母さん大好き」「お父さん大好き」という言葉は口に出すのは恥ずかしい。
それに子供を産まない私は誰かの親にはなれていないから、親の気持ちが分かったなんておこがましくも言える立場ではない。
改まったのは結婚式の時に読んだ「両親の手紙」が最期かもしれません。
でも、年齢を重ねるごとに思うのは、両親への感謝をどう示していけばいいかということ。

そして分かったのは、忘れていないと声をかけることでした。
以前なら「返事がないのは元気な証拠」とばかりに、親への連絡を怠っていたし、なんなら今でもそんなに頻繁に連絡をする方ではありません。

そんな中、LINEがいい仕事をしてくれます。
「元気?」というスタンプ
「ありがとう」というスタンプ
そして通話
ほんの少し話をしたい。
元気かを確かめたい。
そんなニーズを満たしてくれるのが「LINE」

メールでも、電話でもよかった・・・と思うはずですが、ガラケーの時のメールは見づらいし、返事に困る・・・といった感じでした。
後は、文字数制限があって、心がくじけると、母が言っていたのですが、LINEにしてからは、そんなことはありません。
孫に教えてもらい、孫にスタンプをダウンロードしてもらい、LINEを一応使って連絡してくるようになったのですが、気軽さが便利だとか。

私の方がLINEには少し消極的でしたが、やはり両親との連絡にはLINEが良かったみたいです。
そんなに多くの人とつながりたいわけではないけれど、互いの負担は出来るだけ少ない方がいい。
選択肢が増えたことにより、何を使ってつながるか・・・
選択肢を多く持っている方がいいとも限らないのですが、出来るだけ広く開けておきたいものです。

そんな風に考えるようになったのも、オーガナイザーの勉強を始めてからです。
知識として知っておきたいことと、オーガナイザーを経験して、色々な家庭、家族、個人を知ることで、自分の親に対しての気持ちの整理や周囲に対する気持ちの整理をすることが出来ました。

片づけとは全く違うんですけどね。

「親の心、子知らず」あるなら、「子の心、親知らず」でもあるし、
「親ガチャ」があるなら、「子ガチャ」もあるだろうと思う。

でも、お互いに違う人間なのだし、全員が同じ条件で暮らしているわけではない。
どこかと比較して、不公平だと思うのは自由でも、それが悪いことだと思うと、生きていくのに辛くなるのではないかと思っています。
でも、羨ましいと思う気持ちは、自分が前に進むための、上に上がるための重要なステップだとも思います。
自分にとって、何が羨ましいと思う原因なのか。
自分にとって、どうすればそれは解決できるのか。

そんなことを考えると、何かしら突破口が見えてきたりもするんじゃないか。
今の私の仕事や生活は、親とは切り離したところにあるけれど、その基盤を作ってくれたのは「親」が「親」として責務を全うしてくれたから。

「子供は勝手に育つ」

勝手に育つよ。
そういう風に育ててくれたのだろうから。


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