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児童への強制わいせつで実刑 なんとなく微妙な判決

児童らにわいせつ行為をしたとして、31歳の男に懲役2年の実刑判決が下った。

都内の民間学童の施設で複数の児童の体を触るなどしたとして、強制わいせつの罪などに問われた学童の運営会社の元社員に東京地方裁判所は「立場を利用して犯行に及び、厳しい非難に値する」として懲役2年の実刑判決を言い渡しました。

2024/7/30 NHK

なんとなく微妙な判決

懲役2年の実刑はなんとも微妙な判決と思える。と言うのは、検察は「児童や保護者からの信頼につけこみ、人間の尊厳を踏みにじる卑劣かつ非道極まりない犯行だ」として懲役5年を求刑したからだ。

実刑の場合は求刑の8掛けが相場で、検察が5年を求刑したら3年6か月から4年くらいが相場だろう。懲役2年は求刑の半分にも満たない。

弁護側は執行猶予付き判決を求めていた。実刑判決となったことで弁護側は控訴した。検察側からも、逆に量刑が軽くて不当だとして控訴してもおかしくないだろう。

児童への性犯罪は厳罰化が進んでいる。今回のケースが当てはまるかはわからないが、検察と被告と裁判所で量刑の相場観に開きがあるようだ。

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