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【全文無料】NEXTの可能性

こんにちは、Ash Yです。なんだか気が向いたので記事を書いてみようと思います。それで、今回紹介するのは

こちら。皆さんご存知モルトNEXTですね。ドラゴンサーガ最終弾(なんと7年前です。)に登場し、何度も環境に爪痕を残しているカードです。それ故、人気も高いですね。僕自身も大好きです。

(ここからいきなりNEXTを貶すような発言となってしまいます。それでも良いという方のみお進みください。)



準備はいい?



人気も高く、カードパワーも高いNEXTですが、現環境で使うにはちと欠点があります。それは……

・メタカードに弱い

・1度決めたらそれしか出来ない

・ちと重い

というものです。まず1つ目の「メタに弱い」と言うことについて話します。皆様方におかれましては、「メタなんてカマスだのなんだのいたじゃねーか」と思うと思います。ですが今までは、

これで何とかできたのです。これまでメタクリを搭載するデッキは大体守りが弱く、戦略的にハートバーンしてれば勝てた盤面が多くあります。(もちろん負けることもあるけどね)

しかし、今は違います。

現環境には守りが硬い、それ故メタクリも積める。それを可能にしたカードが存在します。それは

とこしえくんです。

とこしえくんは現在、コントロールデッキに多く積まれています。デドダムついでにポンっと置かれたりします。今更感がありますが、とこしえくんの能力をよーく見てみましょう。

ガードストライク  相手が自身の手札以外からカードを出すとき、代わりにマナに行く。

これがつまりどういうことか、まぁ分かってる人も多いでしょう。

とこしえくんがいるとNEXTくんは何も出せません。

ハートバーン、バトガイハート、ガイハート、関係ありません。何も出せません。神様……

しかも場にとこしえがいないから意気揚々と戦略的ハートバーンしようもんならガードストライクで止められたりします。

さらにもう1枚、NEXTにぶっ刺さってしまうカードが存在します。それは……

希望(絶望)のジョー星です。

一体何が希望なのでしょうか。全て真っ白にするなんてやってることはシャングリラと一緒です。鬼羅丸にでも倒されてください。
それはいいとして、希望のジョー星がいるとNEXTは

この子になります。
NEXTはマナ武装に依存しているので、マジで何も出来なくなります。悲しいね……

そして2つ目の「1度決めたらそれしかできない」というのがあります。訳わかんないかもしれませんが、とりあえず説明しますね。

モルトNEXTは様々なドラグハートを出せます。

バトライ閣、ガイオウバーン、バトガイハート……
NEXTを使うとドラグハートに様々な選択肢があるので、色々な状況に対応できます。ですが、それ故

展開するなら展開、除去するなら除去、どちらかに傾いてしまう

ということになります。最近のカードは多数能力を持っており、

サーチをしつつトリガー持ちでマッハファイターで除去。

だったり、

ドローしつつ相手の攻撃を止め、コスト軽減

のように、〜〜しつつーーするという能力を持ったクリーチャーがよく使われます。それと比べるとNEXTはガイオウバーンを装備して除去すると他に何も出来ない。バトガイハートを装備すると展開しかできず、除去出来るかは捲り次第。ということがあります。
総じて、NEXTは除去しようにも展開しようにも攻撃的で傾きすぎているということですね。

3つ目の「ちと重い」はまぁそのまんまっすね。まぁ改めて説明します。
NEXTを4ターン目に出すには、NEXTを除きカードが2枚必要です。メンデルスゾーン→栄光or決闘者チャージャーです(初動としてはその他諸々あるけど2枚必要なのは間違いありません)。一枚でも欠けると、NEXTを出せるのは5ターン目以降となってしまいます。ビートダウンデッキで5ターン目に動くというのはかなり致命的です。

現環境でのビートダウンは3か4ターン目に動くのが主流です。(エヴォルピアとかドルガンとかRXね)
そんな相手にチンたら5ターン目にNEXTを出そうとすれば大体轢き殺されます。そのため、理想ムーブが出来ない時にメンゾor栄光を使った後の4ターン目に何か繋ぎの6コストのドラゴンが必要となるのですが、

こいつ(殿堂)くらいしかおらん……

過去にはシシオーカイザーがいましたが、彼は3000火力のためとこしえが倒せないってのが現環境では致命的です。マナロックはNEXTの繋ぎとして本当に優秀なのですが、彼は殿堂です。NEXTの繋ぎとして6コストドラゴンを託すのは期待値が低すぎます。(まぁ後のデッキ紹介で、まぁまぁ革命的なカードを紹介しますのでお楽しみに)

繋ぎ候補としては先程見せたカツキングやガイアッシュがいますが、彼らは高すぎます。お財布くんが涙目です。

そして、それらの欠点を補おうとして出来たデッキがこちらです。

このNEXTはボルシャック軸のNEXTとなりますね。安く、そして強いNEXTにしたいのならボルシャック軸になるのは必然でしょう。
そして、このレシピを見て違和感を覚えた人はいますでしょうか。

そう、とあるカードがないと言う感想を持った人も少なくないでしょう。

これですね。

ドラゴン軸の大体のデッキに入っており、とこしえ、ジョースター、メタクリ大体を除去できるスーパーカードです。
なのになぜ採用しないのか…?   

それは新しく出たとあるカードの存在が原因です。

そのカードとは

これです。
能力としては、出た時にランデス、非クリーチャー破壊です。
このクリーチャーが、先程言ったメンゾor栄光後の4ターン目の繋ぎに最適なのです。

まずはランデスですが、マナロックと違って1枚しかマナに干渉できません。まぁそれは仕方ないです。
6マナのくせに2枚以上干渉してしまったらそれはぶっ壊れなんよ。なぁマナロック。

なんだ1枚しか破壊できないのかぁ〜と思うかもしれませんが、現環境はマナという存在がとても重要視されていると考えます。理由は2つあります。

1つ目は


この2枚のように、マナから出てくるカードが存在しているというのがあります。
メタルはそのカードを狙い撃ちできるのです。
止めるだけで破壊はできないマナロックには出来ない芸当ですね。

2つ目は、簡単ですが多色環境であることですね。
相手が次に何を出すか予測して、それを出せないようにマナを破壊すれば、テンポを大きく遅めることができるのです。

例えて言うのなら、相手は3マナでテスタ2枚、可憐があるとします。可憐なんて入れてるんだから相手が鬼羅starなのはわかるでしょう。

(状況としてはこんな感じ、シールドとか山札とかバトルゾーンは合成めんどいから省くね)

そして相手が理想ムーブだとして相手の4ターン目に鬼羅starは何を使ってくるでしょうか。


エヴォルピアだね。

こちらが先手を取っているとして、4ターン目にメタルを出すとどうなるでしょう。

・相手は3マナしか無くエヴォを出せない
・5ターン目にエヴォを出そうにも水と光を確保しなくてはならない

このようにできます。3色以上多色がプッシュされている現代デュエマであるが故、色が無いと大幅にスピードダウンしてしまうのも事実です。

単色や2色デッキといった色が足りないという事が起きにくいデッキに対しても、純粋な1枚ランデスは刺さることでしょう。

次に、非クリーチャー破壊ですね。つまり、

ジョー星 新世壊を破壊できるのです。

まぁこれはスーパーヒーローにもできる事なのですが、NEXTの繋ぎとして出すのには、メタルの方が強い盤面が多いでしょう。

スーパーヒーローを抜いてメタルを入れるのはいいですが、スーパーヒーローを抜いたことによって起こるリスクももちろん存在します。それは

赤単に勝てる確率が低くなる

ということですな。当然っちゃ当然です。赤単に対して6マナ貯める暇なんてありません。スーパーヒーローには英雄タイムがありますね。もしメタルを出せたとしてランデスも赤単に対してだけはどうしてもあんまり刺さりません。

ここで、もう一度デッキのレシピを見てみましょう。

ボルドギ4投です。

赤単に対しては、ボルドギに託しています。決闘者チャージャーでボルドギを抱えて、一気に投げつける他ありません。

こうなったら泣きましょう。

カードの解説に戻りますが、決闘ドラゴンを4投しています。

彼は本当にポテンシャルの高いドラゴンです。
相手クリーチャーをマナに送りつつ、自分はマナからボルシャックを出します。これがどういう意味かと言うと、

とこしえを除去しつつモモキングNEXが出てくる

という訳です。決闘ドラゴンに助けられた盤面なんていくらでもあります。ボルドギで引くのはもちろん、捲って出ても、初手に来ても(マナ基盤として)どう足掻いたって強いです。

次に、クライシスを3投しています。

デケェ!!って思うかもしれませんが、彼は結構器用なドラゴンです。
彼はなんと……

ガードストライクをケアできます。

例えばこの盤面

NEXTバトガイハート攻撃時にメタルを捲り、バトガイギンガに龍解。そしてバトガイギンガで攻撃時にクライシスを出したとします。

そして、バトガイギンガの3点ブレイクでもしもガードストライクを宣言されてしまった場合、仮にバトガイギンガからクライシスではない他のSA(ボルシャックバルガなど)を出していた場合、場には召喚酔いのNEXTとメタル、そしてガードストライクで殴れないSAが残り、トドメをさせません。

ですが、クライシスはSA付与とドラゴンの攻撃時にバルガ効果を持ちます。つまり、

誰をガードストライクで止めても意味が無く、一生展開できる

ということです。あとデカすぎてボルカニックなうで除去できないのも追い風です。

彼にはコストが高すぎて決闘ドラゴンでまず出せないというお茶目な点もありますが、ポテンシャルが本当に高いドラゴンだと思っています。

NEXTというのは確かに欠点が多く、単体では戦う事が難しい存在となったのかもしれませんが、それはあくまでも単体でのお話。新しく出たドラゴン達と補い合えば、NEXTのトップレベルの爆発力を存分に発揮出来るはずです。そしてこれからも、様々なドラゴン達と組み合わされて、最適化されていくことと思います。僕の考えたデッキも、あくまでも通過点でしかありません。そう考えるとなんだかワクワクしますよね。

これで僕の文章は終わりです。くそ長ぇ長文をここまで読んでくださって 本当にありがとうございました。皆さんも良いNEXTライフを〜

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