第14回We Are the Changeイベントレポート
去る4月21日、第14回We Are the Changeを開催しました!
約8ヶ月ぶりの開催となったアショカ・ジャパン対面イベントの様子を、写真と共にお届けいたします。70人を超える大人と若者が集まりました。Powered by:エッグフォワード株式会社 GOLDEN EGG ・ZIGEN・ LEO Wealth
【Youth Venture 審査パネル】
3人のユースベンチャラーが新たに生まれました!
審査員には、2001年アショカ・フェロー選出のデヴィット・グリーンさんをはじめとし、ジャーナリストで和光大学名誉教授の竹信美恵子さん、エッグフォワード株式会社スタートアップCEO SYSTEM責任者の三村泰弘さんに務めていただきました。
そして、候補者全員がASHOKA YOUTH VENTUREの審査基準に見合うと判断され、正式にYouth Venturerとして選出されました。3人は、これから1年間、社会を変えるイノヴェーターとしての歩みを加速させていきます。
【3人のYouth Venturersの紹介】
柴田花菜 Hana Shibata (20) - LGBT 差別やSNSでの誹謗中傷をなくすことを目指して活動する学生団体『Cue』を立ち上げ、その代表を務める。性別・容姿・年齢などを気にせず、その人自身を認め、尊重し合える社会を実現するための切り口を模索している。ほんのわずかな「違い」にも敏感に反応し差別やいじめが絶えない現実をなんとかしたいという気持ちが取り組みの出発点だ。
大久保碧 Sora Okubo (18) - 中学時代から魚市場に通い漁業について知る中で、国の資源管理政策と利便や効率を求めすぎる消費者の在り方に疑問を抱く。模索する中で、漁獲量の約30%にあたり廃棄、肥料に回されている低利用魚があることに気づく。魚捌き体験や漁業体験、未利用魚のワークショップを通じて消費者と漁業の距離を近づける取り組みとして、NGOうおるんを立ち上げた。
芹澤零音 Reon Serizawa (19) - 「多くの人に応急手当の重要性やAEDの普及を呼びかけたい」という強い想い念から、自ら「応急手当普及員」の資格を取得し、AED(自動体外式除細動器)を広める活動や普通救命講習を続けている。また、小5で入団した地元の交通少年団での交通指導員にも取り組む。任意団体「日本応急手当普及員協議会」を発足。
審査パネルの後には、ZIGEN社とLEO Wealth社から贈られた美味しいサンドウィッチやお菓子などの軽食を楽しみながらYouth Venturerとの交流を深めました!
【活動中の4人のYVersによる報告会】
休憩後は、4名の現役Youth Venturersによる活動報告が行われました。以下の若者チェンジメーカーが自身のプロジェクトについて熱心に語ってくれました:
野中優那 Yuna Nonaka - YANGONかるたプロジェクト代表
中野実桜 Mio Nakano - ボードゲーム「IROIRO」製作
熊谷沙羅 Sara Kumagai - Book Swap Japan代表、「川の図書館」開催
西村 薫Kaoru Nishimura - プレーパーク de カオールの開催と教育を巡る日本一周の旅
それぞれの活動報告では、ハードルをモノともせずに自分が描いた世界に向かって進む4人の発表に、会場のオーディエンスは、引き込まれるように見入っていました。
【分科会】
活動報告の後には、4人のYouth Venturersによる分科会が行われました。参加者は興味を持ったVenturersのワークショップに参加し、より深い対話と学びを得ることができました。以下はワークショップの概要です:
野中優那 Yuna Nonaka「YANGONかるたを通じた国際交流の促進」
中野実桜 Mio Nakano「多様性を学ぶボードゲームIROIROの制作と活用」
熊谷沙羅 Sara Kumagai「地域コミュニティの形成と川の図書館プロジェクト」
西村薫 Kaoru NIshimura「自由な遊び場と教育改革を探索する旅」
【ディスカッション Discussion】
分科会の後には、「チェンジメイキング」という新しい時代に求められる新しいスキルについて、社会人と学生に分かれてディスカッションを行いました。このセッションでは、異なる立場の参加者同士が意見を交わし、共通の課題に対する理解を深めました。
【クロージングセッション Closing Session】
イベントの最後には、特別ゲストとして登壇したデヴィット・グリーンさんからメッセージをいただきました。グリーンさんは、発展途上国の人々が先進国からの慈悲に頼らずに、高品質な医療品と医療サービスを、利益を生みながら自ら運営するシステムを構築した社会起業家です。数十年の社会変革の経験に基づいた彼の話は、深く輝いていました。また、アショカ・ジャパン代表の渡邊からは「一歩踏みだす勇気は自分が自分に許可を与えることから始まる。」というASHOKAの生みの親ビル・ドレイトンの言葉が紹介されました。
最後に、この記事を読んでいる皆さんも、今後社会を変える活動に関わり、Youth Venturerとなる日が来るかもしれません。
アショカ・ジャパンは、このイベントを通じて、若い方々が社会問題に触れるきっかけを提供し続けたいと強く思っています。今後もイベントへのご参加を心よりお待ちしております。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
Ashoka Japan Team