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情報的国土と物理的国土の融合を目指す「自動物流道路」の可能性
高速道路等を活用した次世代物流システム
「自動物流道路」が注目を集めている。この構想は、中日本高速道路株式会社が推進するもので、スイスで進められている地下自動物流プロジェクトを参考にしているようだ。自動物流道路は、高速道路の路肩や中央帯、さらには地下空間を利用し、自動輸送カートによる24時間体制の物流を実現を目指す。
このシステムが実現すれば、トラック運転手不足という深刻な問題を解消し、物流の効率化が図られると期待されている。試算では、東京-大阪間の物流量の約26%が自動輸送に転換可能とされており、これにより運輸コストの低下や環境負荷の軽減が見込まれる。再生可能エネルギーを活用することで、より持続可能な社会基盤の構築にも貢献するだろう。
しかし、この構想の意義は単なる物流の効率化にとどまらない。自動物流道路は、物理的な輸送ネットワークである「物理的国土」と、デジタルデータや情報基盤を意味する「情報的国土」が融合する象徴的な存在となり得る。
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