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夫が旅立って3週間が経った。長かったのか短かったのかもうよく分からない。眠れているのか眠…
余珀お披露目の日から丸2年経った3月22日、冷たい雨が降るなかお墓参りをした。母方の大叔父夫…
昨日行われた社中の初釜で、2022年の抱負を先生に聞かれメンバー全員がその場で発表した。私は…
前回の更新が5月31日。それから5ヵ月も経ってしまった。もはや日記ではない。書こう書こうと思…
「お手洗いのお香は何ですか」。お客さまから帰り際に聞かれた。「建長寺の巨福です」と答えた…
新しい年。玄関のきびがら細工はネズミから牛に変わった。次にまたネズミを飾れるのは11年後。…
学生時代の友人が来てくれた。彼女は我々を「あやっぺ」と「かっつん」と呼ぶ。彼女がいなければ私と夫は出会っておらず、当然余珀も生まれていない。年内最後の通常営業日に相応しい特別なお客さまだった。 その夜、彼女は私の家にやってきた。彼女お勧めのラーメンズのビデオを一緒に見ることになっていた。深夜に見終わると、明日からあるゼミが始まることを彼女は教えてくれた。 それは就職活動に向けた作文教室だった。元新聞記者の先生が文章を見てくれるのだという。深く考えもせず行くことに決
余珀を始めて半年が経った。毎日が早い。毎日全力で毎日くたくた。この記録のタイトルは「余珀…
右目から糸が出ている気がする。髪の毛だろうか。よく分からないが糸状の何か。右目周辺を指で…
「旅行に来たみたい」。お客さまによくそう言われる。和と洋が混ざった異空間。時の間のエアポ…
最近、お茶に手紙を書いている。このお茶を飲んでどんな気持ちになったか、味や香りとともに自…
どうして登戸でカフェを開いたのか、とお客さまによく聞かれる。その質問にいつもこう答えてい…
テイクアウト営業をはじめて10日と少し。初日にはお客さまの一人が香り高い薔薇をプレゼントく…
余珀のお披露目をした3月22日、ありがたいことに予想をはるかに上回るたくさんの方にお越しいただいた。いらしたお客さまが「お花見する暇もないだろうと思って」と桜の枝をくださった。 当時つぼみの多かった桜は、その後ずいぶん花を咲かせ、部屋の中でも十分お花見をさせてもらった。今は葉桜に変わり、新緑を見せてくれている。 つぼみが花開き、咲きほこり、花びらが散り、小さな芽が出て、縮んだ葉が少しずつ、今日も一ミリ、今日も一ミリと開いて、しわくちゃな緑の手を一生懸命に広げつつある。