これからの女の子たちへ ~有害な女らしさを捨てよう~
「男性の生きづらさ」の原因として、「有害な男らしさ」がよく話題に挙げられる。今回はその有害な男らしさについて見ていきたい。
「有害な男らしさ」とは
有害な男らしさについて、こちらのnoteで説明されている。
「有害な男らしさ」とは、男らしくいよう、強くいよう、勝者であろうとするとするあまり、勝ち負けでしか自分を評価できず、本当に辛いのに辛いと言えなかったり、女性を下に見てしまったりすることです。
なるほど。「男は強くあれ」という風潮から、女性を下に見るということか。確かに有害ですね。女性は何も悪くないのに、男の勝手なプライドのせいで女性差別が起こるなんて……。
「有害な女らしさ」
これは、女性の上昇婚志向について述べたnoteである。
こちらのnoteで述べたが、女性の上昇婚志向は男性の責任ではない。これは女性が本能で格上の男性を選ぶということだ。
もっと女性の本能を表しているものを紹介しよう。
近年、女性において「心理的メリット」よりも「経済的メリット」を求める傾向が強まっている。「出生動向基本調査・独身者調査」の「結婚の利点だと思うもの」の時系列推移をみると「精神的な安らぎの場が得られる」「現在愛情を感じている人と暮らせる」が低くなり(男女)「経済的に余裕がもてる」が高くなっている(女性のみ)。
女性は結婚に経済的メリットを求める人が多い。また、「有害な女らしさ」というものは他にも多く存在する。
男の悪徳とは、傲慢、横暴、粗暴、下品、がさつ、無神経、といったところだろうか。
偉そうで、殴る、奪う、犯す、殺す、といった凶悪犯罪は男の専売特許で、すぐに大声を出し、いやらしい目で女性を見て、がさつで、他人に気を遣えない・・・
これは有害な男らしさとしてよく挙げられるものである。
女の悪徳とは、わがまま、陰険、感情的、陰湿、姑息、神経質、といったところだろうか。
わがままで、強い男に取りいってやりたい放題をやったり、すぐにヒステリックになって、キモイ男がいたら汚物を見るような目で見て、姑息な意地悪をし、近くに男が来ただけで露骨に嫌がる・・・
こちらは有害な女らしさである。
これを見ると分かる通り、有害な男らしさも有害な女らしさもお互い様である。
男は女の悪徳を受けいれなければならない
女は男の悪徳を受けいれなければならない
だからこのような協定が男女間で存在していた。だが現実ではどうだろうか。
今の女たちは、金銭、仕事での責任、その他、序列が下の人間特有のあらゆるわがままを男に押しつけるが、男の上から目線の傲慢なふるまいは、1ミリたりとも受け入れない。
今の女たちは、強い男に取りいる、女同士で群れてエゴを通す、といった陰険なふるまいをするのはあたりまえだが、力を持った男の横暴さは、ほんの少しも認めない。
今の女たちは、気に入らないことがあったら、男にヒステリックな金切り声をあげるのはあたりまえだが、男が大声で怒鳴り上げることは、絶対に許さない。
今の女たちは、キモイ男を汚物を見るような目で見るのはあたりまえだが、男が少しでも女を性的な目で見ると、激怒する。
今の女たちは、男に姑息な意地悪をするのはあたりまえだが、男のがさつなふるまいは、一切認めない。
今の女たちは、近くに男が来ただけで露骨に嫌がるのはあたりまえだが、男が女を不快にするのは、少しでも許さない。
有害な男らしさをなくすよう働きかける人は、有害な女らしさに目を向けているだろうか? 有害な男らしさを糾弾するだけではないか?
そこで私は、「有害な女らしさをなくそう」と言いたい。
フェミニストは、男には「有害だ」などと我慢を強いておいて、女の有害性は不問にする。そのような態度が男性を苦しめているのに、それを意に介さない。
それどころか、自分たちの幸福な状況に感謝することもなく、ますます多くを求め、挙げ句女性のために我慢している男性の生きづらさを「男社会」のせいにして男性のみで解決させようとする。
そして、いざ自由が実現しても権利の上にあぐらをかき、汚れ仕事を全て男性に押し付ける上、男性が負っている責任には見向きもしない。
こんな横暴がいつまでも許されるとは思わない方がいい。
抑圧の先には
日本の女に差別され、傷つけられたキモイ男は、自分より弱い立場にいる女を見つけ、差別し傷つける。すると、その傷つけられた女も自分より弱い立場にいる男を見つけ、差別し傷つける。という風に無限に憎しみが連鎖し、最終的には子供が犠牲になり、さらにその先にはテロ事件がまっている。キモイ男を差別し傷つけたら、今度はその怒り狂ったキモイ男に、自分の子供が危害を加えらことすらありえるわけだ。
男性が抑圧に耐え続けて爆発したら一体どうなるか。女性へのヘイトが起こるだろう。そうなったときに最も犠牲になるのは女性だ。
これからの女の子たちだけでなく、今を生きる女性にも、有害な女らしさのことを伝えていく必要があるだろう。