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諒→諒平について

遅くなりましたが9月2日、ご来場いただいた皆様、来たくても来れなくて遠くから応援してくれていた皆様、そして関わってくれた関係者の皆様、本当にありがとうございました。
この度Vo.遼を迎えてAzavanaとして活動することになりました。
この経緯に関しましてここで個人的に発信するのは控えさせてください。

一つ言えるのはこれからも歩みを止めずに音楽活動を継続していきます。
今までの音楽業界でもかなり異例の事だと思いますので受け止めて、そして受け入れるまで時間はかかるかと思いますが、まずは受け取ってみようと思ってもらえるように今後も頑張って活動をしていきますのでよろしくお願いいたします。

今回お伝えしたい事はバンドにも関係する私、「諒平」への改名の件でお伝えしたいと思います。


ここからは少し重たい内容になりますのでもし読むのが辛ければまた受け入れられる精神状態の時にお読みいただけますと幸いです

正直、公の場で伝えるべきかどうか迷ったんですけど、なんで諒が諒平になったのかはどうしても気になる所だと思うので正直に綴らせてもらいます。

Vo.遼が加わる事となり素晴らしいバンドになると確信を持てた一方で名前が被るからどうしよう…みたいな問題はずっとあったんですよね。
それでもオレは諒としてステージに立っていたい!
その想い、その意思も散々すぎるほどぶつけてきました。
それを彼も受け入れてくれて自分のステージネームを変えようと真剣に考え、一度は結論も出してくれました。

…しかし、その数週間後に僕の実の兄が永眠してしまいました。
詳細は省かせていただきますが、自死でした。

兄はずっと悩んでいて、東京から近い横浜近辺に住んでいたこともあり、オレには相談とかもしてくれていて月一ぐらいでは会うようにしていました。
自分ができる限りのサポート
「あれなら一緒に暮らすか!飯ぐらいは作ったるで!」
「それもいいかもねぇ」
なんて笑って話したりしてました。

しかし、先月、自ら命を断つという選択を選んでしまいました。
オレは家族として、たった一人の大事な兄すら守ってあげられなかった。

離れて暮らす広島の家族も数年前から色々と大変な状況下にあります。
オレの時間が取れる時に少しだけ広島に帰省して、自分がサポートできる事をするぐらいしかできなくて、親も疲弊していく中でも
「私は諒ちゃんの一番のファンじゃけぇ」と母は言ってくれます。
親父も「これからこれ(CDとDVD)は出るんか?」
とこんな自分勝手に生きてるわがまま息子の活動を楽しみにしてくれています。
しかし今回の一件で更に心労を重ねて生きています。
そして、オレは悩んだ末に決心しました。


本名の「諒平」で生きていこう

母が付けてくれた大切な名前。
〇〇諒平
意味を聞いたら「人の気持ちのわかる、いい子に育つ様に」
と名付けられたそうです。
兄も悩み、もがき、苦しんでいた中でも家族は大切だと言っていました。
数年前「家族を大切にできない奴が他人を幸せにできる訳がない」
兄が話した言葉が強烈に自分の心の中に残っています。
(これはオレが家族を愛し、敬い、愛されたからこそ今まで言わない様にしていました。オレの家庭環境は恵まれていたと思うしそうでない人達も沢山いるのもわかってるから)
オレはオレらしく本当の自分、一番愛してくれている家族が付けてくれた名前で兄貴の気持ちも一緒に乗せて〇〇諒平として生きていこうと思います。(本名を言ってもいいんだけど今のご時世だし変に詮索されたくないからそこは伏せさせて)

正直ステージネームを変えるのは多少は抵抗がありますし、まだメンバーから諒平と呼ばれても少し恥ずかしい気持ちになってしまいます。
応援してくれてるファンの子達もそうだと思う。
でもそれはこんな意味があって決断したんだよ。っていう事をちゃんと自分で伝えたいと思ったから綴っています。
Xでも言った通り普段はなんて呼んでもいいです。
ライブハウスで名前を呼ぶ時も今まで通り「諒」でも全然いいです。
オフィシャルの場でオレの名前を伝える時だけ「諒平」と言ってくれればそれOKです。
きっといろんな事も時間が解決してくれる事が多いとオレは思っていて、そのうち慣れてくるんだろうな〜なんて自分でも思ってます。
だからこれからも一緒にいろんな景色と思い出を作っていって、後ろを振り向くんじゃなくて前を向いて強く生きていこうと思います。
前にインタビューでも言ったけど、オレは全然強い人間じゃないんです。
弱くて、辛くても、でもそれを出さない様に踏ん張って笑ってる時もあります。
でもどんな時でも、ステージの幕が開いたら大好きな君達が待っててくれる。
笑顔だったり真剣な顔だったり沢山の声だったり。
その日のライブを凄く楽しみにしてオレ達を待ってくれてる人達がいる。
本当にそれだけで「生きててよかった。オレは間違ってないんだ」って思えるんです。
いつも支えになってくれて本当にありがとう。
これからも可能な限りずっと一緒に夢を見ていきたいし、ずっと言ってる武道館に立つ姿も見せたいってバカみたいに本気で思ってるしこれからも頑張ります。
これからのAzavanaそして、諒平を暖かく見守ってくれたら幸いです。