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理学療法士を目指した訳
ところで、何故理学療法士?
というところから。
正直な話、高校生まで理学療法士という職業すら知らなかったです。
元々小さい頃からドラマやアニメの影響からか、「看護師さんになりたい!」と思っていました。
そして、ある転機がありました。
もうすぐ中学2年になろうかという13歳の3月。
父がある日倒れ、そのまま4日後に亡くなりました。
それまで人の死に直面したことがなかったため、初めての経験に当時はかなり混乱しました。20年以上経った今でもあの父が倒れた日の記憶は、鮮明に思い出せます。
頑固な父は救急車に乗ってくれなかったんですよね。
もうちょっと早ければ…結果は違ったのでは…と考えたりしたこともしばしば…
勿論それを機に「看護師になろう」という思いはさらに強くなりました。
高校も看護師へと繋がるように選んで、元々裕福な家庭ではなかったため(しかも4人兄弟)、進学するなら自分でお金をどうにかしないといけないと、この頃から考えていました。
バイトに明け暮れる毎日の最中、
ある日、兄から「〇〇が目指しているのって、看護師って言うよりどっちかと言うと、こっちのことじゃない?」と理学療法士のことが書かれたパンフレットを渡されました。
これが理学療法士を知ったきっかけ。
リハビリを専門とする職業。
病気や事故で身体が動かしにくくなった方をフォローする職業。
ifの世界
「もし、
もしお父さんが今も生きてたら…
麻痺が残って
こんな感じやったんかな?」
父にできなかったこと
してあげられなかったことを
やりたい。
そんな思いが溢れました。
それから体験やオープンスクールへ行ったりして、さらに理学療法士とはなんぞや?を深め
一番学費の安い所を探し
バイトがいっぱい出来るように夜間部でさらに探し
入学金を貯め
母に学費は全額自分でどうにかするから
進学させてくださいと頼み
無事に専門学校へ入れました。
勿論奨学金にもかなりお世話になりましたが、高校生で入学金貯めたのは今になっても昔の自分を褒めてあげたいと思います。
これだけ頑張ったのに、
夜間部の圧力に負けそうになって病み期に入るので、なんだかなあと振り返っては苦笑い。
しかしまあ、父の話をするとやっぱり少し寂しくなりますね。
いくつになっても泣き虫な娘のままです。