【短編】森を歩く夢の中で【AI執筆作品】
プロット:葦沢かもめ
執筆:AI(gpt2-japanese, mediumモデル)、葦沢かもめ
(8036文字)
・企画「AI小説百話」第73日目
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本文
深い森の中で、私は道に迷っていた。すると木々の間から銀色の鳥が姿を現した。
鳥は、私を導くように宙を舞う。
私は、なんとかしてこの森から逃げ出そうともがいたけれど、その力を私に発揮することは出来なかった。
鳥に吸い寄せられるように、森の中を泳ぐ。
すると、木々の生い茂る道の真ん中で、私は見つけた。
空に輝く輝く金色の剣を拾い上げると、そこに銀色の輝石があった。おそらくこれが自分の武器になるに違いないと思って、私は自分の剣に金色の輝石をつけた。
銀色の輝石を握りしめ、私は森の道を駆け抜けていった。しかし、森の中は薄暗く、目が慣れても何も見えず、私の心はどんどん暗くなっていく。
何度も、そうやって泳いだけれど、足が鉛のように重くて、体が動かせない。
ふと、背後に何か大きなものを見たような気がした。
私は恐る恐る振り返る。
すると、何か大きな塊があった。それは巨大な、大きな岩だった。どこまで大きく見えるのだろうか。近づいてみると、岩の上に、私と同じ形をした何かがある。
目を凝らすと、私は何かに、頭を強く打たれて苦しみを感じたのである。
「ゆ、め」
私が何か呟くと、岩が動き出し、頭から水が入って私を包み込んだ。
私を取り込んだ岩は、私の体を溶かして行った。岩肌が剥がれ、体を水に浸すと、そこに私はいた。
すると、そこには、巨大な狼だけがいた。
「!?」
振り返った瞬間、狼は私の腹の上で首をふり、鋭い牙を剥いて唸った。
驚き、足をつま先立ちにしているが、私は恐る恐る立ち上がる。
そして、狼に言った。
「この狼は?」
狼は、「ふん!」と鼻をならした。
「あんな馬鹿野郎の世話なんざ御免だわ」
お前に任せるわけにいかないよ、と言う狼の声は、私の耳にこだました。
それから、私の腹部に着地し、私の顔を噛みついた。
森の中は、思った以上に静かで、私を誘うように泳ぐ鳥の動き以外に音も、息遣いも、何も聞こえなかった。
私の体はぐんぐんと森の中を進んでいた。
私を追いかけて歩いていたはずの、森の獣たちは私が進むことに疑問を持っているのか、私達のことにさえ、こちらに関心を示していなかった。
私は歩きながら、どうやって捕まっていたのか、森の道なりに進みながら、何が起きたのかを考えていた。
それから、私は自分で動く術を習得し、どうやって森の中を進んだのか、何が起こったのか、何が起き始めたのかを知るための、森の道なりに進みながら、森の道なりに進んでいったのだった。
自分の後ろをついてさまよう、動物たちの姿を見ながら、少しずつ私に近づいていく、鳥の群れ。
森の奥に進むだけじゃ、いつまでも森の中に居られる訳じゃない。
こんなところで、誰も私を見てなかったらどうしよう。
私を待って、誰もかれもが居なくなってしまったら。
そんな不安が襲う。
だからきっと、誰も居ない。
誰にも見られていない。
「う、うわ!」
私は立ち止まり、自分の周囲の光景を見回した。
ここには、あの夢は見えないものの、私を呼んでいる誰かの叫び声が聞こえる。
私の知っている、優しい夢の声じゃない。
それじゃ、どこに居らればいい?知らない場所で、知らない誰かの声がして「!」
目の前には、いつか見せた真っ白の天井。
私は飛び起きた。
そのときまで、誰もいない森の中というのはいけないことだな。
しばらく飛んだ後には、木がなだらかな丘になっていて、その上を、私と鳥がつかつかと歩いている。
鳥の飛んだ跡には、氷の道ができていた。
私は雪山の中で、鳥になった。
しばらく森の中ではしゃぎすぎたんだな、と言うべきか、考えなしにそうしたほうがいいのか、何とも言えない気持ちになっている。
鳥になったから、鳥の中で私は飛び回っているのだ。
そのことに気づいた時、私は不思議で嬉しい気持ちになった。
鳥の中で、思いを巡らせているからか。
私が私たるところだと、私は分かりやすかった。
山には、このような不思議な現象が起きている。
森は鳥の巣だと言い、人間は鳥の巣が沢山あると言ったが、私にはわからない。
これは、自分の中にだけあるということなのだろうか?私は、不思議な事が好きだ。
不思議な事に、いつの間にか心にモヤモヤがしばらく溜まっている。
不思議が好きで、不思議な事が好きなのだと思う。
私が好きなのは、不思議。
何だろう。何でも聞いてくれるなら、私は何でも知りたい。何でも、好き。
いつの間にか、私は、心が穏やかで優しい人間になっていた。
いつからか私は、一人だった様だ。
雪山の中でも、鳥の巣になにかが見えたら、鳥はここから逃げている、ということだった。
私はそんな不思議な場所に連なる道をたどって、その空に戻って来る。
見たこともなく、それが誰でも見て来た、見ず知らずの場所だった。
その不思議な場所の中に、私たちはいた。
私たちは何も知らない。
誰かは、こことは別の場所を探していた。
そして私たちは見つけるもう一つの場所で、それぞれの帰るべき場所を求めて、ここに戻ってきたのだと思う。
私はふと、そんなことすらも忘れるくらい、心が疲れ果てていた。
それを振り払うように、私はなるべく大きく深呼吸をした。
そして、その場所に向かって歩き始めるのである。
「――――――」
いつも変わらぬ場所、そう、ここは私の家。
森の中。
私は私を導く妖精の声に従って、森を飛び出し世界の道へと辿り着いた。
「さあ、あなたが私に出会う前まで、私はただの人間だったんです。だから、その前に私が教えてあげます。私を殺す方法を」
人の世界、私がこの世界に存在する目的。”私を殺すこと』の為の道を作る為の道、私はその道を進み始めるのです。
その道に沿って、私は道を進んでいく。
道を進むにつれて、私の体はあちこちに跳ねるように舞った。
これまでの私の人生において、舞い踊ったり、踊ったりという行為の殆んてきほどにも見向きもされなかったし、舞い踊ることを咎(とが)められるつもりもなかったのだ。
(そうか。私は、この世にたった一人のためにこの道を選んだんだ。)そう考えると、頭の中はスッキリと満たされていた。
私は何も、私のために道を選び出しただけではない。
これまでに積み重ねてきた人生の積み重ねから、もう一度足を踏み出しただけだ。誰にも罪を被せるわけにはいかなかった。だから、私は心の中で叫び立てた。
「あぅぅ――――っ!!」
やがて、私は森を抜け、湖の近くにまで辿り着いた。
すると、そこで私に付いたのは黒い鱗を纏い、黒い獣の様な四足獣の生き物だ。
私よりも一回りも二回りも大きな、四足獣の生き物だ。
私は道に迷うことなく、道が繋がるようにその妖精の声の導きを受けて進んでいる。
私は妖精の声を聞く代わりに、道を覚えてくれた。
私は妖精の助言通りに歩いていく。道とは思えない程、私にはこの森の中で覚えて行ける道が見つけられなかった。
妖精の助言通り道を覚え、森に入るとその妖精の姿は見当たらなかった。
「妖精の姿が見つかった時、そこには誰も居なかった。
もしかして、妖精が居るはずの場所に来たら、そこに居ない事にも気が付くはずなのに」
私は私が一番気になったことを呟いた。
道を憶えとって何の役に立つの。
道の脇に石があるの。
この石の下に道を示す印があるの。
私は道を覚えて道を歩いていた。
道は三つの道に分かれている。
その三つの道は、同じ場所にあるから、間違えないでね。
道が違えば、道を歩く人達は、その人じゃなく、道の近くの村に住む人達なんだよ。
だから、そういう人たちの住む所には、そういう道があるんだよ。
村に戻る道も違えば、村に戻った道も違う。
違うのは、そういう道が入り口なんだよ。
道は道でも見た道でもなく、私には誰にも教えてもらっていない道だ。
これは知り合いの妖精さんから教わったものだ。
道という道も、この妖精さんの知り合いの道も、ただ一つに繋がっていたのだ。
その道が、私には見えない道、道の果てがあるのだ。それは知らない人が見つけた場所、誰にも見つけられない場所、そんな道なのだ。
道があるからって何?道を見つけようと思うこともあるし、行こうとおもうこともある。
でも、その道は見つけても見つけられても、何もない。
道を見つけたならさっきのように、道に戻ろうと思えばいい。
私の道を教えてくれ、と頼まれている。
道の脇に石が置いてある。
これで道を覚えて来いと言われたのだ。
道があり、道に脇に石がある。
これで、この場に迷うことは一つもなかった。
道にも石にも迷いは感じられない。
これは間違いなく何かの間違いだと、俺は思った。
道を歩いてみる。
「何で道に石が置いてあるのだ?」
少なくともここは俺の家であることは確かだ。
「いや、道に石があるのだから、道を歩いてみたら道に迷った。それから、道に石が置いてあるのはこの時だけであるということだ」
俺は、道を歩く。
これを覚えて来いと言われる。
私はもうすぐ妖精の森に着くと、その道に案内されるまま森の中を歩く。
私は妖精の森によって、生き生きとして育っていく。
森の中の道に入ってきた妖精の妖精(アル)が、私の後ろに付いてくる。
アルは私の周りに付いてくる。
森の中に入ってから見た景色は綺麗だった。
妖精の森にはたくさんの木々は生えておらず、草原が広がっている。
その草原は、私達の住んでいたエルフの村よりも高い位置にあり、それなりに大きな森に見えたのだが、その草原に木が生えておらず、木々を生えていないのだ。
道には雪が積もる。
私の歩調は相変わらず鈍い。
もうすぐ私は、雪の中を歩いて道に出てくることになる。
ふと、私は歩みを止めた。
妖精の森の中を歩き出す。
すると、いつの間にか私の横には、私より少し背の高い男が立っていた。彼も、私が雪に足を踏み入れたのを気づいたらしい。
ふと、彼の瞳が私の方を見た。彼の瞳は真っ赤だ。
彼は私が何か言わないか、そっと顔を覗き込んできた。
私は目をそらした。
ふと、彼の手が伸びてくる。
「な、なあ。何で泣いてんだ?」
「」
私は一瞬だけ、目を閉じた。
彼の手が私の頬に触れ、私の唇に触れた。
少しの迷いが、私に襲い掛かる。
道には生き物が入り込まないように、雪の中も道が敷かれていた。
雪に沈むその道も、森の中と同様に敷かれている。
私の歩みには迷いはなかった。
この森は迷うことのない、森の中とは比べ物にならない道だと実感する。
ここは、私の故郷。
私とエルが住む、エルの故郷。
私とエルが、暮らせる場所。
私は走った。
息を切らすことなく。
私は、森の中を歩いた。
ここの道を選んでいいのか。
迷うことはなかった。
私はそこで立ち止まった。
エルを探した。
あの日と同じ道で。
歩きだした。
その後ろを。
エルがいるはずだった。
走って、走って、探した。
私の歩みを遅くしているのは雪の中の方だった。
私は私を知った。
このままこの道を進むが良い。
私はそう決めた。
今にも私の手がどこかに飛ぶ。
もうあの道を進むのはやめよう。そう思って道を開けた。誰もいなくなった森の中心に私は降り立った。あの森は私を受け入れてくれた。でも私はそう思わなかった時からの自分を責めていた。誰も自分の存在を認めなくて、私のように拒絶して、自分からは逃げるばかりで。
もし私が私であれば、そのように振る舞えなかった。私はそう自分を律して生きた。だけどいつまでもこのままだと、本当に私は一人になってしまう気がする。
道の入り口で、私は止まった。
私は道を歩いたり雪を踏んだりはしない。
私は雪の中に足を入れ、道を辿っていく。
私は雪の中を進み続けた。
雪の道の先には、小さな町があった。
雪の中は、町の人たちがよく歩いている。
いつも何人かの住民たちが、雪の中を歩いている。
私も何人かと一緒に、歩いていた。
何人かと一緒に、雪の中を進んでいた。
私は雪の上を歩いていた。
そして、そこに誰かを見つけた。
その時、私の頭の中が真っ白になった。
私は、声を上げ、走った。
私の中の言葉を思い浮かべる。
雪の中に足を踏み入れるような感じがする。
そのまま足が止まる。
「何かやっていませんか?」
その時、私の横を、誰かが通り過ぎようとしていた。
気づき、顔を下に向けると、その人物が、私の前で足を止める。
「こんばんは、お嬢さん。お話したいことがあるというなら、こちらに来られ」
声からして、初老の男性である。その人物は、私に声をかけると、そのまま私の横を通り過ぎようとした。
「ちょっと待ってください。まだ、道が見えないところがあるんです。そこに」
私は、そう告げると、その後を追う。通り過ぎる人は、どこか険しい表情を浮かべていた。
私は慌てて道から立ち上がる。
その人、その人は私から離れ、私の方に向かった。
私は慌てて道を横切り、その人の後ろから追いかける。
その人は私の方を振り向いた。
振り向いたところには、何と美しい青い髪の美女が立っていた。
「あ」
私は固まった。
目の前にいる美女を見ると、また自分のことが思い出される。
「あ」
その人は頭を下げると、私の方に歩み寄ってきて、私の両手を掴んで引き寄せる。
私はそのまま立ち上がると、その人に歩み寄っていく。
「あなたは誰?」
「ええと」
「ごめんなさい」
「すいません」
私はその人、その人にそう声をかけながら、もう一度道を進む。
私が見えるのは、雪の上へと落ちたところで、道が光を発している。
それから、時は流れた。
雨雲が空を覆い、私は雨期の始まりを思い出す。
「あの雨期、私に良さそうだったな」
なんて考えながら、私は歩いていく。
この旅は、何となく不思議な気持ちだ。
私は、この旅に慣れ過ぎて、この旅についてあまり理解できていなかった。
私の隣に座る女の子は、なんということもなく進む、同じ様な道を延々と歩く。それ以外にも、雨期が終わって以降出会ったことのない女の子も、時々私の隣に座って、道を案内される。
私が道を開くのに、妖精は応じるように道を開き続けた。
私は一人の青年の手を取って、道を道なりにして雪の中を歩いて行く。
妖精は嬉しそうだった。
妖精は手に、少しだけ重さを加えて青年の手を引いた。
その感触は、何よりも愛おしかった。
私はどこまでも歩き続けた。
森の中を歩き続け、そして木々や小枝を抜けて、私の体に雪を積もらせた。
道は、私が進み続けていると、もう分かるほどに急に曲がった。
私は妖精を追い越し、彼の手を重ねていた指を外した。
「君が私を追いかけて行ってくれなくなった方が、ずっと良かったな」
妖精は道なりにするのをやめなかった。
私が道を開き続けるのに、彼は道を開かなかった。
妖精にとっては、道が開かない理由は分からなかった。
道が道だからっていうことも、分からなかった。
道が開かないということは、道を開かないということだから。道を開かないという事態は理解できた。
でも、だからって、なぜ道を開かないといけないのさ。なぜ道を開こうとする必要がある。道に差し掛かったとして、道の先に何があるというんだ。道が開かないじまってなに。道に道がある限り、進むことなんてできやしない。
妖精の声に気付いたのか、妖精が振り向いた。
分かっていることは、道が開かないというだけだ。
でも、彼の手を取って進むのは、どうしても抵抗があった。
それだけではなくて、道を見ているだけで、私の心は苦しかった。
「おい、お願いだ。助けて」
目、見えてる?という声は、私には、聞こえなかった。
でも、それでも、私は道を進むしかなかった。誰だって怖いはずだ。道を、見ようとするはずだ。でも私は、手が動かせなかった。
やっと見えたのは、私が一番最初に目指した場所。
小さな湖が広がっていた。
どうやってか?それは簡単だった。小さくて、小さな水溜まりがいくつも、あった。水溜まりの中で、体が、ずぶずぶ沈んでいった。
こんなことをしてしまったら、彼がいなくなってしまう。
妖精は道を開き続けなかった。
そこには、見たこともない世界が広がっていた。
道の先には、小さな岩がちらほら見える。
岩の向こうは、小さな森が密集しているのが見えた。
しばらく、景色の見え方を確認した俺は、小さな岩に隠れて周りを観察する。
そこは、森の中にある大きな湖だ。
「これは何だ?」
小さな岩から、それを発見した俺は、妖精に尋ねる。
しかし、妖精曰く、「湖です。何か、不思議な味のする水ですね。水に色がないし。何か水の流れる音のする方が近いかも」
と言っていた。
どうやら、この湖は水を飲み水を飲んでいるようだ。
そこには、白い小さな鳥がやってきた。
「あ、あれは」
白い小さな鳥は、妖精の姿も忘れて湖に向かって来る。
「何を、したいんだろうね?」
見たこともない美しい景色を見ることはできたが、俺にはとてもじゃないが想像できない景色だった。
「ん~、多分『魔法』
だな。
でも…そうじゃない気がする」
少し強めに風を当てると、さっきよりもやや高い位置にある木の枝のようなものが光り輝く。
「なに…?」
「ああ、これはな…光る岩だよ」
そう言うと、アルフレッド様は光る岩に手をかざす。
「光…光る力?」
「そう。まぁここに来るときは…自分で魔法かけたりしてないと使えないから…。魔力の流れは感じるけど…魔力が足りないんだろうなー」
そう言ってアルフレッド様は笑う。
この湖には、何でもあるし、色んな魔法があるみたいなんだよ」
「色んななぁ?」
俺は謎を解く手掛かりに、近くの岩に座って見つめる。
「水の魔法とかね」
「へー、そんなのあったんだ」
「何でもあるって言っても、色んな魔法があるんだけどね」
「ふーん? でも、それって誰が見つけたんだろ? その辺には、他にも色んな魔法があるって言われてるから」
そう言って、俺は湖を見つめながら考える。
そして、自分は魔法が使えないから何も出来ないと思い、一人で考えていた。
「あ! そうだ」
「森に行ってみたいです」
私はつぶやくと、小さな岩を見上げ、青年に尋ねる。
「道なりに歩けばいいわ。
あなたはどうする?」
「私ですか?」
私はしどろもどろになりながらも、こくりと頷く。
「わたしも、行きたくて」
「ダメよ」
「あの道に迷っていると言われまして。
このまま帰ったら、何て言ったらいいか」
「大丈夫。
迷ったって、私が見つけてあげる。
いい?そのまま歩いて、歩いて――」
私は迷いそうになる。
このまま歩き出して、自分が置いて行かれそうだ。
「待ってください、」
私は急に、足を止めてしまった。
青年が後ろから、私の顔を覗き込んだ。
「――どうしたのよ」
私の顔を、見つめながら彼は言う。
「いえ、でも」
「ダメなの。
あんたまさか、道草つくって逃げ道なしの道に入るつもり?」
それは、思ってもみていなかったことだった。
彼女の言うことに、私はどうすることもできなかった。
私は自分で、そんな気はしていたのだ。
ただ、目の前に人が立ち、そこで目の前にそれが現れたことを知っただけで。
「ねぇ、なんで笑っているの?」
「そんなこと言うべきことじゃないの、わたし」
笑っていた彼女が、そんな言い方をした。
私はその瞬間、今まで考えもしなかった方向に、道を外れていけばいい、そう思った。
道々を探してもここがどこかもわからないし、見つけることなどできない。
そもそも、さっき私がどこに入ってどこに出て、どこへ行きかを知りたがっている。
先には、どんな世界があるのかしら」
そう云ってから彼女は、自分に注がれた何かを、彼女が口の端で転がせるようにして、「――そのために、ここまで来たのでしょう?」
その何かが、また涙の声と、鼻の先で流れるように歌い始めた。
*「お嬢さん、本当に気の毒な――。
こんなに遠いところに、探しても見つけられないだなんて。
こんなこと、私の運命では――」
そう云って、彼女は私の肩に寄りつき、私に寄りかかってくる。
青年が、首を横に振る。
「それは私にも分からない。
でも、知っておきたいんです。
これから、私はどうなってしまうのかまで」
私の直感とは裏腹に、私は氷の道を辿り始める。
気付けば私の腕も脚も氷と同化していた。
私は、氷。
森に咲く名もなき草花に嗤われる氷。
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あとがき
本小説は、葦沢の書いたプロットを元にしてAIが執筆したものです。今回、葦沢は文頭のスペース以外、文章の修正はしていません。あとは100%AIの文章です。夢の中のような幻想的な情景をお楽しみ下さい。