スピーチのつくり方
私は今年ある会社を定年退職しました。
退職者として送別会等で話す機会が何回かあったのですが、他の退職者の方の話を聞いていて、自分のことはさておき、やはりスピーチをするには基本的なことはマスターしておかないといけないなと痛感しました。
という訳で、今回は私がこれまでトーストマスターズでの活動を通じて学んできたスピーチのつくり方をご紹介します。
まず、スピーチの原稿を作る際、重要なことは2つあると思います。
それは、①話す内容、②スピーチの構成、です。
まず、一つ目の話す内容ですが、トーストマスターズのスピーチコンテストなどで評価されるスピーチというのは、「誰かを鼓舞するものか」あるいは「行動変容を促すものか」ということがよく言われます。
普段の職場や宴会でのスピーチでは、そこまで求められないとは思いますが、やはり聴いている人が「なるほど」と納得する内容になっているものが求められると思います。
私もよく「自分はこんなことをやってきた。」「自分はこんなことを知っている。」みたいな自慢話をやってしまいがちなのですが、この類の話は、中には関心を持ってくれる人もいるかもしれないですが、たいていは相手に心地よく伝わるものではありません。
一方で、何かにチャレンジして失敗した話とか、(程度はありますが)自虐的なネタは、聴く人に伝わりやすいように感じています。もちろん、失敗したことだけを話すのではなく、失敗から得られたものを話すのが重要なのですが。
次に二つ目の構成です。構成は「序論」「本論」「結論」の3部構成にするのがいいと思います。
実は、この記事でも意識はしているのですが、
「序論」では、この記事(スピーチ)を書こう(しゃべろう)と思ったきっかけのようなことを書きます。
次に、「本論」では、その具体的な内容を書きます。この記事で言うと、スピーチの原稿を作る際の重要なこと2つのことです。
そして、最後に「結論」として、何が言いたいのか、あるいは何を伝えたいのかをわかりやすく書く(述べる)ということになります。
このように、スピーチの構成を整えることで、聴いている人はスピーカーが話している内容がすんなりと入ってきます。
いかがでしょうか。
本当は、スピーチの原稿をつくる技術というのは、こんな簡単な説明で済ませられないのですが、この簡単な技術を知っているだけで、かなりスピーチの技術が向上すると思いませんか?
私がこの6年間ほどトーストマスターズクラブに所属して、人前で話したり、人のスピーチを聴いたりする中で、この「話す内容」と「スピーチの構成」の2つはとても重要だと感じております。
皆さんも騙されたと思って、会社の朝礼等で試してみてください。
「あなた、人前で話すのが上手ですね!」と言われるはずです。
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高槻トーストマスターズクラブでは、毎月第4土曜日の午後にスピーチの練習会(例会)を開催しております。お気軽にご参加ください。
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になります。