「未来」に向かう、灘生としての心構え。(2023年度入試・灘中学国語2日目分析)

芦屋国語教室代表のまえともです。
本日は灘の国語、二日目についてまとめていきます。

灘中一日目は記述問題二問を除いて、徹底的に知識問題が問われた形でしたが、二日目は記述問題主体の構成となっています。それでも今年度に関しては、例年のように記述一辺倒という訳ではなく、記号問題も抜き出し問題も満遍なくというバランスをとった構成になっていました。

大問一は鎌田裕樹『ポケットの種から』(講談社『群像』(2022・11月号)「野良の暦」より)。発行は2022年の10月7日なので、夏から秋までの出版物から作成されることが多い灘中学校さんの入試としては、今年度の作成は少しゆっくりめだったのかな、と推測されるものです。一カ所だけ幸田文さんの引用文(『木』(新潮社・1992年→1995年文庫化)が入っています。

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