♡3 R4 お気に入りエンタメ紹介

アカデミー賞ノミネート
ゴールデングローブ賞受賞した、
【ドライブ・マイ・カー】を鑑賞しました。
その1週間後に、
アカデミー賞 作品賞 脚色賞 助演男優賞
【コーダ あいのうた】を鑑賞しました。

まずは、
【ドライブ・マイ・カー】
原作:村上春樹 × 監督:濱口竜介
上映時間179分
いつもよりワンランクアップのドリンクとポップコーンを準備し、3時間の鑑賞に参戦しました。

数々のベストセラーを生み出してきた作家・村上春樹によるの短編小説「ドライブ・マイ・カー」。

【あらすじ】公式サイト抜粋

妻を失った男の喪失と希望を綴った作品で、失望、喪失から、再生へと向かう姿が観る者の魂を震わせる、圧巻のラスト20分は、
二郎系ラーメンを食べきったような、
宮部みゆきの2段組小説を読み切ったような、
金毘羅宮の階段を登りきったような、
達成感と納得感がありました。

舞台俳優であり演出家の家福(西島秀俊)は、愛する妻の音おとと満ち足りた日々を送っていた。
しかし、音は秘密を残して突然この世からいなくなってしまう――。
2年後、広島での演劇祭に愛車で向かった家福は、ある過去をもつ寡黙な専属ドライバーのみさきと出会う。さらに、かつて音から紹介された俳優・高槻(岡田将生)の姿をオーディションで見つけるが…。

喪失感と“打ち明けられることのなかった秘密”に苛まれてきた家福。みさきと過ごし、お互いの過去を明かすなかで、家福はそれまで目を背けてきたあることに気づかされていく。

人を愛する痛みと尊さ、信じることの難しさと強さ、生きることの苦しさと美しさ。最愛の妻を失った男が葛藤の果てに辿りつく先とは――。登場人物が再生へと向かう姿が観る者の魂を震わせる圧巻のラスト20分。誰しもの人生に寄り添う、新たなる傑作が誕生した。

西島秀俊、三浦透子、岡田将生、霧島れいか

実力派俳優陣と海外キャストが9つの言語で紡ぐ、唯一無二の人間ドラマ

主人公の家福を演じるのは、日本映画界に欠かせない名優、西島秀俊。行き場のない喪失を抱えながらも、希望へと一歩を踏み出していく心の機微を見事に体現した。ドライバーのみさきには、高い演技力に加え、歌手としても活躍するなど多彩な才能で注目を集める三浦透子。さらに、物語を大きく動かすキーパーソンの高槻に岡田将生。家福の妻・音を霧島れいかが演じるなど、実力派俳優陣が集結。胸に迫る演技で、物語をより一層深化させている。

また、韓国・台湾・フィリピン・インドネシア・ドイツ・マレーシアからオーディションで選ばれた海外キャストも出演。日本人キャストとの見事なアンサンブルを見せ、劇中の多言語劇を中心に9つの言語を交えて展開する、誰も観たことのない唯一無二の物語を彩る。

感想

僕が、村上春樹と出会ったのは、大学に入学した冬だった。
村上春樹作品を、読んでるとモテるとの噂から、古本屋でノルウェイの森を、アカとミドリの上下巻を購入し、3回読んだ。

カフェでも、駅でも、大学の構内でも読んだが、モテなかった。
ハリーポッターの次に読んだ文学作品だったので、感想は特になかった。

その後海辺のカフカ、騎士団長殺し、1Q84、女のいない男たちと、新刊が出るたびに読みふけった。

主人公は、絵画教師、脚本家、主夫など様々だが、どの主人公も、素敵なのだ。
例えば、ひとり暮らしの男性が休日の朝にサンドイッチを1からつくったりと。
こんな奴いねぇーよと、爆笑問題太田さんに、ラジオでいじられたりと。

村上春樹作品は、作品中に、趣味や生き方、ポリシーが、リアルに表現されていて、作品に没入してしまう。
ノルウェイの森で、ビートルズが好きになったし、今回のドライブ・マイ・カーで、
スウェーデンの名車サーブと、ボルボの対比から、サーブの中古車をググったり、
福家が、泊まった瀬戸内海の宿を探したり、
ロシアの作家アントン・チェーホフ作 ワーニャ伯父さんなど、枝葉のように、知的好奇心をくすぐられ見事に趣味、知識がおじさん化してしまいました。

映画は、傷ついた心の距離感を、見事に表現しておりま、車の中で、物語が、展開するところも素敵でした。

村上春樹作品の感想と、
映画の感想が混じりましたが、
映画も楽しめて、見終わったあとも、作中の文学作品、芸術、音楽も楽しめて、
二度美味しい作品だと思います。

僕に、とって村上春樹作品は、
背伸びして、わかりたい作品ばかりです。
今年中にワーニャ伯父さんを、読んでみたいと思います。

村上ラヂオ楽しみにしてます。
長くなったので、
【コーダ あいのうた】の感想はまた今度


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