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10月31日は衆院選!(2)クオータ制・パリテ制導入
クオータ制とは候補者や議席の一定割合を女性に割り当てる制度のことです。日本の政治でのジェンダー平等は世界と比べても遅れをとっており、世界経済フォーラムがまとめたジェンダーギャップ指数ランキングで、政治の分野では日本は156カ国中147位となっています。衆院議員の女性比率と閣僚の女性比率が極めて低くなっているのが大きな原因の一つです。
HUFFPOSTが行ったアンケートによると、クオータ制に賛成している政党は立憲、共産、社民、国民、れいわ、公明の6党で、自民、維新、N党はそれぞれ検討、無回答、反対というスタンスをとっています。
衆院選に向けて女性候補の擁立目標を設定している政党は、立憲(30%)、国民(30%)、共産(50%)、社民(50%)の4党です。
衆院で女性議員割合がたったの7.4%の自民党は今回の選挙では数値目標の設定は見送る予定であり、公明党も次回以降に検討するとして今回は数値目標を掲げていません。維新では、数値目標だけ先走ることになれば、不幸なミスマッチが起こる可能性があるとして数値目標は掲げていません。
女性の声を政治に反映するためには、男性が圧倒的多数を占めている政策決定の場に女性議員を増やすことで、多様な背景を持つ女性たちの意見を取り入れやすくする必要があります。
クオータ制やパリテ法に興味のある方は、パリテキャンペーンのウェブサイトを覗いてみてください。(パリテとは、議会の男女比を50%ずつにしようという制度です)
今回の選挙は、候補者の人数を男女均等にする努力を政党に義務付ける「候補者男女均等法」が改正されてから初めての衆院選となります。
ジェンダー格差の問題を改善するためには、選挙に行ってジェンダー格差を埋めようと努力している政党に一票を入れましょう!
<参考記事>
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