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ケアラーとして起業のきっかけ

家族のケアをしているからといってヤングケアラーたちが自分の人生をあきらめない社会を作りたい
を目指して起業しました。

起業のきっかけとなり、今も私の原動力となっているのは、
かつて勤めていた学校図書館で出会った子どもたちでした。
家族のケアがあることで
「どうせ」と言って未来をあきらめたり、
割り切れなさの中で苦しんでいる子どもたちを見るたび、
30年前の自分と変わっていない現実にショックを受けました。

その時の私は
いいものをたくさん持っていて、
私に多くの楽しい発見をもたらしてくれる
子どもたちに、笑顔の多い未来を
届けられないことに痛感しました。

変わらない社会を次の世代に引き継ぎたくないという思いが湧いてきて
仕事と人生を応援する言葉に惹かれて、
国家資格キャリアコンサルタントの資格を目指しました。

試験に合格できず心が折れそうになったとき、
「どうせ自分には無理だ」と思い始めました。
それは、私自身も家族のケアを中心に就職活動を行った結果、
就職できなかった経験から来ていました。

この頃、体調も崩していたから
「どうせ無理」と自分を落とし込めて
私の生き方そのものに影響を与えていたんです。

多くの壁にぶつかりながらも、
資格を取る過程でお世話になった先生との関わりの中で、
「どうせ無理だ」と心でつぶやくのは、
挑戦して失敗することへの怖さから逃げるための
理由付けだと気付きました。

子どもたちのために逃げてはいけない。

そう決意したことで、エンジンがかかり、
資格の取得
そこから、ヤングケアラー支援の方々とのご縁、
そして起業家として活躍し社会変革を目指している
方々との出会いがありました。

出会いは、私の起業のきっかけとなる
大切なピースで、それが集まって
カウンセリングルーム「あしたの」
という形になりました。

起業してもうまくいかないことは多々あります。
途方に暮れかけたときに力になるのは、
やはり子どもたちとの出会いです。

私は、気持ちの逃げ場がなく、
気を抜けない状況の中で声にならない声を持つ
ヤングケアラーたちが、
頑張るだけの生活から自分の心を取り戻し、
未来の笑顔につなげていけるよう活動を続けています。

#ヤングケアラー
#起業への想い

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