year of 2022 #2
前回#1を書いてから季節は過ぎ行き、夏も終わりに片足突っ込んでいます。
毎日の茹だる暑さに身をもって感じている!2023年すら後半差し掛かっているところでまだ2022年を振り返っている私いかに!笑
それでも書きますよ笑
#2はよんちゃ編、これでお終いです。
前置き
三軒茶屋の三角地帯ボロッボロのビルの5階にあったよんちゃこと四軒茶屋と私の出会いはそのオープンまで遡ります。
渋谷のライブハウスに出演していた頃にブッキングをしてくれていたのが、よんちゃの元店長の出町さんで、そのご縁で出演させて頂いたのが始まりでした。
出町さんが沖縄に行かれるタイミングで、一度はよんちゃとの別れを勝手に覚悟したのですが、リニューアルの際に小野さんにお声がけ頂き今に至ります。
そんなこんなで2022年より前にも語り尽くせないいろんな出来事はあったわけですが、year of 2022ということなのでここではその辺は置いておいて、恐ろしく入り浸った2022年のお話を掻い摘んで書き残します。
月1のオーナー営業
蔓延防止措置とかなんとかかんとか翻弄されながらも、私はコンスタントに営業させてもらいました。あまり活動していない私にとって、月に1度演奏ができる環境は本当に貴重だったし、少しずつ日常が戻ってきていたタイミングではあったけど、それぞれの価値観が大きく変わったここ数年だったので、足を運んでくださる方々がいたことにはとても救われました。
3月にはKINEMAS宮下さんにも来てもらえて、10月には赤田くんとDuoでの演奏も叶い、リニューアル前のよんちゃに縁のあった方々をお招きできたのはとても嬉しかったです。
2019年のオーナー開始から、どういうスタイルで自分の日をアレンジしていくのが良いのか模索したりしなかったりしながら、結局確たるものはできないままに閉店になったことは心残りだったけど、こんな性格なので閉店してなくても永久に模索したりしなかったりしてた気もする笑
私も気軽に歌って、お客さんにも気軽に来てもらえて、最後の12月の営業まで毎月とても楽しかったです。これまで遊びにきて頂いた方々に改めて感謝を伝えたいです。ありがとうございました。
よんちゃ音劇「群青ペンギン」
3回目になったよんちゃ音劇。
年々一体何を鍛えられているのか、お馴染みのメンバーは台本が上がって来なかろうがリハが削られようが演目が4時間を越えようが動じなくなっていて、総じてこの心強いのかなんなのか…みたいな状態を「よんちゃ音劇」と呼ぶのではとすら思っています。概念が毎度色々崩壊しますね。
(念の為フォローしておくと、製作陣は前年の反省を活かそうとめちゃくちゃ努力してくれていて本当に頭下がります。)
ただ、概念が崩壊する事態になっても全員が「絶対にいいものになる」って信じていて、私はその空気もとても好きです。長ーーーい作品をかれこれ4、5回見たけど、本当にどのシーンも素晴らしくて大好きです。
みんなで話してると其々音劇裏話持っててそれも楽しい笑
物語や紡がれる言葉の一つ一つ、桂さんが作り上げる世界は本当にすごい。楽曲は小野さんの采配がこれまた物凄く良くて、毎回サントラ欲しいなと思っています。作品も、製作陣も、楽曲もオケも出演者もスタッフも、全てが最高で、昨年もこのステージ関わることができて本当に、本当に光栄でした。
マイクを握って歌ったり、自分の曲をアレンジしてもらったり誰かと演奏したり、貴重な経験をたくさんさせてもらいました。年々セリフが増えていくのは想定外でしたが、MCや歌とはまた違う言葉の話し方をするんだなという発見があって面白かったです(次回はもう少し減らして欲しいけど)。
よんちゃ音劇に出られたことは、大袈裟じゃなく私の世界を変えました。
よんちゃはなくなったけど、音劇は続いたらいいなと思うし、これからもそこに携われたら嬉しいなと思います。
閉店駆け込んで2023
10月〜12月は週1,2くらいで通い、年末はほぼよんちゃにいました笑
なんならよんちゃ以外でも誰かのライブに行けば顔を合わせていて、同じような顔ぶれで何をそんなに話すのかと思うけど、いつも良質な音楽に触れて、よく歌い、よく飲みよく笑った濃密でとても優しい(肝臓には優しくない)時間でした。
「よんちゃの閉店だから」という理由で年末の帰省をやめたおかげで、12月30日最後の最後に出町さんの企画でファンファンさんとご一緒するというご褒美のような時間も過ごせました。ど年末の昼間に、ついさっきまで渋谷で飲んでたよね?みたいな人たちも来てくれて本当に嬉しかったです。2022年最後に歌ったのもよんちゃだったし、2023年最初に歌ったのもよんちゃでした(年越して明け方まで歌ってたから笑)。私には到底弾きこなせないけど大好きだったよんちゃのピアノ。すぐ壊れる机と椅子。帰れない私のために導入してくれたマットレス。メンタル強めのネズミ…今何階かわからないエレベーター…治安の悪い廊下…あれ?なんか思い出が不穏な方向に笑
よんちゃとして振り返れば、かけがえのない出会いがたくさんあったことは勿論のことで、2022年は特にその中でも、1年という時間が何かを変えるには充分に足るものだということも大きく感じたことでした。
閉店はとても寂しいことだったけど、2023年そこから繋がった縁で毎日生きているなと思います笑
小野さんがシェアオーナー制を始めたときに掲げていた目標には届いてないかもしれないけど、私の音楽人生は大きく変わったよんちゃとの出会いであり、昨年1年でした。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
よんちゃで出会ったみんなのことが大好きです。ありがとうよんちゃ!
お店はなくなったけど、これからは概念としてよろしく!