吹けば飛ぶような事業をしている中小企業は、他社に吹かれないようにする工夫をしければならない。
「では、どのように吹かれないようにすればいいですか?」
私は答えます。
「それは、あなたのビジネスにストーリーを作ることですよ。」
ビジネスモデルにストーリーを付与していくことで、中小企業においての長期的利益の獲得につながると何度も書いてきました。
ストーリーの重要性については上のブログを見ていただくとして、このストーリーの重要性を認識していただいた経営者様から、そのストーリーの作り方についてよく質問をいただくため、今回は優秀なストーリーの事例をご紹介しようと思います。
オリジナリティあふれる商品もサービスもいらない。
その普通の商品やサービスを、新しい価値観の観点で発信するんです。新しい価値観、生き方をあなたが提案できれば、お客様はあなたの商品またはサービスを継続的に購入するようになります。
商品を売るのではなくストーリーを売る。
これが中小企業が長期にわたり生き残っていく術です。
皆様のヒントやきっかけになるエピソードが見つかったら嬉しいです。
事例①USJのクリスマス
「楽しいアトラクション」や「きれいなイルミネーション」という遊園地のクリスマスという商品を、「こんな体験してみたくありませんか?」という顧客の心情にダイレクトに問いかけるストーリーを新しい価値観として提案しています。商品を説明するのではなく、そのビジネスモデルが発信するストーリーに誘い込むことに成功したとても優秀な事例です。
事例②ジャパネットたかたの一眼レフ
いかがでしょうか?高田さんが売っているのは何でしょうか?カメラでしょうか?いいえ、「カメラを通じて新しい家族のつながり方」を提案しているのではないでしょうか?
カメラはどこで買っても一緒。もっと言ってしまえばどれを買っても一緒。でもそこに提案されてくるストーリーは他の誰にもまねできない。そのストーリーを研ぎ澄ませていくことで、他の商品ではまねできない圧倒的な差別化ができてくるのだと思います。
事例③ライザップは高いのか?
私は2022年にライザップにお世話になって、体重を10キロ以上減量して、今でも食事管理とジム通いで体をキープしています。
ライザップも基本的なコースは3か月間で約50万円と、なかなか利用するには腰が引けるレベルの価格帯です。
私もお願いしようか悩んでいた時にライザップの瀬戸社長のインタビューをたまたま見て、その場で入会を決めました。
ダイエットという言葉ではなく、ダイエットを通じて、自分がどう生まれ変わるかというイメージを白黒レベルではなくカラーで伝えたのです。ダイエットを成功させた自分が、好きな服をおしゃれに着こなす姿をイメージさせることで、ライザップは「ダイエットではなく、理想の体と生きる人生」を提供することに成功します。比較対象はダイエット商品ではなく、ハイブランドの洋服だとするところもニクいですね。
事実私も、減量後、スーツを全てオーダースーツで着るようになり、毎日ワイシャツやスーツに手を通す時間がとてもワクワクするようになり、自然と背筋も延びて歩くようになり、まさに理想の体と生きる人生を手に入れた気分です。
事例④戦争を無くすためにあるLCC
LCCの会社の目標が「戦争を無くすこと」だなんて誰が想像するでしょうか?ですが、そんな理念を掲げた飛行機、乗ってみたくなりませんか?
飛行機が載せているのは、人や荷物だけではないと感じさせていただけるエピソードです。
そして、それは購買するお客様だけではなく、その企業のスタッフにもつながる価値観です。そんな理念を掲げる企業で働きたいという志の高い人材が提供する航空サービスの質が高まっていくのは必然なのかもしれません。
事例⑤100食しか売らないから売れる
↓詳しく知りたい方はこちら
事例⑥「遺すから、伝えるへ」
最後に手前味噌で恐縮ですが、弊社のサービスである人生を変える遺言動画「結いごと」のご紹介です。
↓詳しく知りたい方はこちら
経営お役立ちコンテンツ「となりのブレイン」
いかがでしたでしょうか?
となりのブレインでは、中小企業の事業を飛躍させる仕組みづくりに特化したメソッドを体系的に無料公開しております。
今回は、事業の飛躍に必要な3つの要素のうち、ビジネスモデルについて、「ストーリー作り」の事例紹介という観点から切り込んでみました。
少しでもお役に立てた部分があれば幸いです。
今後も色々な角度から事業を飛躍させる仕組みについてお話していきますので、よろしけばフォローをお願いします!
下記コンテンツでも事業を飛躍させる仕組みについて公開しています!
★となブレちゃんねる(YouTube)
★となブレMagazine(note)