今までとこれからのビジネスが全く別物であることが3分間でわかる話
みなさんは、1つの商品やサービスが世界中で5000万人に利用されるまでの時間がどれくらいかかると思いますか?
かつての文明である飛行機や車、電話というサービス・商品は、全世界のユーザーが5000万人に達するまでに50~60年かかっていました。
その後、デジタルが普及したことにより圧倒的に普及のスピードが速まり、ついにはインターネットはたったの7年で、Facebookは3年、Twitterは2年、、、
そして、なんとたったの19日間で5000万人のユーザーを獲得したサービスがあります。
これが2016年にサービスが開始された「ポケモンGo」でした。
これだけ世界の時間軸は大きく変化してきているのだということが改めてわかります。
今までの30年と、これからの30年は全く違う時間軸で語らないといけない。
これだけのスピードで世の中が回るようになったと考えた上で、皆様の事業を改めて見つめ直してみてください。
5年後、10年後、30年後も継続し続ける事業を考える時「今のままの商品・サービス」で存続し続けていくと考える方が不自然だと思いませんか?
あなたの事業はもう終わっている
あなたの事業がなぜ終わっているのかを知るショッキングな資料を確認してみましょう。
商品ライフサイクルをご存じですか?
商品ライフサイクルは、商品またはサービスにおいて「導入期」「成長期」「成熟期」「衰退期」の4つの時期に分けられると考えます。人間が「赤ちゃん」「子ども」「大人」「お年寄り」のように成長・変化するように、全ての商品・サービスにおいても同じようなステップを踏むと考えるのです。
その商品ライフサイクルですが、まず最初に知っていただきたいのが、そもそも下図のように、全体事業のうち約80%の売上が「成長期」で作られるとされています。
そのため、導入期と成熟期における売上はそれぞれ10%程度しかありません。
おそらく、このnoteをお読みになっている経営者の方のほとんどの事業は成熟期に入っている事業であるため、どんなに頑張ろうとも獲れる利益はたかが知れているということです。
すでに成長期までで、御社のビジネスモデルは利益を過去に吸い尽くされている状況です。
そのため、成熟期においては残された薄い利益を多くの事業者で獲り合わなくてはならない環境にあります。
いかがでしょうか?こういった経営環境下にあるビジネスモデルにおいては、おそらくあなたのまわりの経営者の中でうまくいっている先と言ったら、多店舗展開などで規模の利益をとりに行く戦略をとっている企業くらいではないでしょうか?利益率はそこまで高くはなれませんが、利益額を集めていく戦略です。
オワコンを脱却するためには再び成長期へ
では、どうあがいても利益を獲得できるようにならないかといえば、答えはイエスです。
ビジネスにおいて、おそらく一番重要な要素の1つにタイミングがあると思います。
どんなに素晴らしい商品でも、どんなに素晴らしいビジネスモデルも、その導入タイミングが市場と合致していない限り売れることはありません。
とくに成熟期になるようなビジネスにおいては、高利益を獲れるタイミングはすでに逃しているともいえるので、永遠に利益を上げることは難しいです。
そこで必要になってくるのが、成熟期から脱却し成長期のビジネスモデルに移行していくということです。
そして、どのように再び成長期に移行していけばいいかといえば、特に新しいビジネスにチャレンジするというわけではなく、今のビジネスモデルを再定義することから始まります。
例えばこれを、↓
例えばの例ではありますが、このようにそのビジネスの目的をスライドするだけでも新しいビジネスモデルが発見できるはずです。
どのように新しいビジネスモデルを創るのか
現在の経営環境は①経験の無価値化、②予測の無価値化、③最適化の無価値化が進んでいます。
「不安定」かつ「不確実」な環境下においては、経験からくる予測等は無価値と考えます。そのため過去の数字を使っての事業計画等はあくまで参考に過ぎません。
次に、経営者に求められる力は、「あるべき姿を構想して、そのあるべき姿と現状のギャップから問題を提起する力」です。誰かの作る未来を予測するのではなく、あなたが未来を構想するのです。
1つ例を紹介しましょう。下は2007年に日本国内で発売された携帯電話の面々です。各大手メーカーのマーケターたちが、過去の成功事例や統計により導き出された携帯電話の面々に対して、一切市場調査を行わないことで有名なアップル社より開発されたiPhone。
それからたった10年後、それ以外の携帯たちは「ガラパゴス携帯」と言われるようになります。
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今回は、事業の飛躍に必要な3つの要素のうち、ビジネスモデルについて、切り込んでみました。
少しでもお役に立てた部分があれば幸いです。
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