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この世界の片隅に生きるわたしたち

笑ったり、怒ったり、泣いたり…、それぞれの大切な日常を生きている、そんなひとりひとりが巻き込まれ、傷つけられ、大切なものを失うのが戦争。


 この映画を見ると、戦時下で生きる人々がただただ悲惨なのではなくて、そこに確かに温かさや優しさ、人と人とのふれあいがあって、みんな懸命に生きているということに気づく。
 
第二次世界大戦の世界での死者は4千万から5千万人、日本での死者は約310万人と言われている。
沖縄戦の死者は約20万人。
広島の被爆者約14万人、長崎の被爆者約7万4千人(どちらも1945年末までの死者数)と言われる。
その数字のひとつひとつに大切なひとりひとりの生活があり、そのひとりひとりを大切に愛した人たちがいる。
 
戦後79年。
あの戦争を体験している人たちが少なくなっているからこそ、祖父や祖母、父や母から聞いたことを語り継がなくては、と思う。そして、今この時に世界で起こっている戦争を止めるために片隅で生きるわたしにも何かできることがあるのではないか。
 
すずが周作に言う「ありがとう。この世界の片隅に、うちを見つけてくれて。」という言葉がとても好きだ。
 
戦争絶対反対



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