一片:二月十六日 夜
あっという間に時間が経っていた。
珍しく仕事がバタバタとなだれ込んできた。
頭に血上らせて発電させたので、
これから自転車走らせながら冷やしていこうと思う。
生きるためにやらなきゃいけないことで一日の大半を使ったので、
今日はプライベートな自分ごとを考えるスキマがなかった。
つまり、何が言いたいかというと
書き述べることが全然ないということ。
今日という日は残り四時間で終わる。
二月十六日は来年もやってくるけど、二〇二二年二月十六日は
もう二度とやってこない。
その一日をこう過ごすことは最善なのか、はたまた。
良い悪いの結論は未来の自分が決めるのだろう。
気まぐれな可処分時間は、いつだってこちらの都合は考えないで
やってきては、すっと消える。