一片:二月十二日 昼

今日も緩やかに起きることができた。
無音/暗闇でないと寝ることが出来なかった自分が
今では豆電球を灯しながら音楽を朝まで流して就寝をしているから
不思議なものだ。昨日はカーペンターズを流していた。

失くなっていった生活用品をゆるりと荷解きし、
定位置に戻していく。人生の約1/3を同じ環境で過ごしていたからか、
物が変わることに不安を覚えて同じものを揃えてしまった。
半分の安心と、半分の自責が混ざり合って考えるのが苦しくなる。
やめよう。

今は喫茶店で昼食をとり、休憩がてらにこの足跡を残している。
今日は何をしよう。時間が有り余って仕方がない。

今は体重、というか栄養か。取らないと。
このままじゃ踊りたくても踊れない。
紫煙を飲み込み吐き出したい。外に出よう。


あの花は今日もきれいだった。枯れるのが怖い。

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