岩下の新生姜に学ぶ、ツイッターの公開リストを使った顧客ロイヤルティを高める方法

さいきん、わが家では岩下の新生姜でおなじみ岩下食品のらっきょうがブームで、そのきっかけは岩下食品の社長が木下百花のファンを公言していることをツイッターで知ったからです。

そのことをマンガにまとめて、ツイッターでも「#岩下の新生姜」ハッシュタグ付きでツイートしたところ、岩下社長にリツイートしていただきました。

岩下社長は「岩下の新生姜」「新生姜」などが含まれるツイートをチェックしており、せっせとリツイートしているのです。

まあ、そこまではいろんな企業がやってることと同様ですが、岩下社長がツイッターで行っているもう一工夫に感心したので、今回はその話をします。

ツイッターで「大切なお客様」のリストを作る

岩下社長は岩下の新生姜に関するツイートをリツイートするだけでなく、そのツイートした人をリストに追加しているのです。

リストに追加された人にはこんな通知が来ます(以下、iPhoneのTwitterアプリでの表示)。

「大切なお客様」!! そう言われて嫌な気持ちになる人はいないでしょう。

そう、岩下社長は「大切なお客様」という名前の公開リストを作って、そこに新生姜に関するツイートをした人を追加しているんですね。

やるな、岩下社長。

「大切なお客様」に追加されたという通知を受け取った相手は、飲食店で常連として認められたときのような、ちょっと特別扱いされたような気持ちになるでしょう。そして、スーパーなどで岩下の新生姜を見かけたときには、自分が「大切なお客様」なことが頭をよぎるはずです。

これって、ブランディング用語で言えば、顧客ロイヤルティの向上につながるってことですよね。顧客ロイヤルティとは、顧客が持つ企業や商品に対する愛着や忠誠心のことです。

岩下社長のオリジナルの技じゃないのかもしれませんが、自社のユーザーを「大切なお客様」のような名前のリストに追加するというのは、ツイッターの企業アカウントや社長アカウントですぐに真似できる効果的な手法だと思いました。

リストは公開リストで/1つのリストは5000アカウントまで

なお、非公開のリストだと相手にリスト名が通知されないので、公開リストにする必要があります。リストへの追加は、追加したいユーザーのプロフィール画面にある歯車メニューから「リストへ追加または削除」を選びます。

また、1つのリストには5000アカウントまでという上限があり、岩下社長の「大切なお客様」リストは5つ目となっています。そのためわたしが追加されたリストは「大切なお客様….」という名前になっています。

P.S.

岩下社長は、わたしのマンガに対して返事のツイートもしていただき、恐縮しました。


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