アン-はじめてのうそ-リモート稽古日記
今日が稽古の始まりの日、稽古場は閉じている…。でも僕達にはもうひとつの稽古場、リモートがある。鳥屋のそれは通話!
参加出来る人らで現状の共有、生み出す劇の構成、シーンの意味、役割について説明する。そして具体的な稽古へ。
コロナ禍で変更があり、改善を繰り返しながら小学校での上演を続けて来た。尚、より良くブラッシュアップして、皆さんにお届けしたい。
次回までのリモート稽古、説明でベースを整えリアル稽古へと乗っ込む!
アン−はじめてのうそ− 気を付けながら、確かめながら、やれる対策をしっかりやりながら少しずつ仕上げて行きます。
11月公演予定、詳細、今、しばらくお待ち下さい。
アン−はじめてのうそ−2回目のリモート稽古だった。
前回参加出来なかったメンバーに前回やったことを説明(稽古レポートは出してたが、実際、説明したり、やってもらったりしてわかることとは違うので…)
また、「読も! 第一回」にも参加していた面子がそろったのでその振り返りもした。
とにかく話して話して共通言語を増やしていく(レポート書くのもまた説明するのも同じ地平に立ち、同じ場所を目指すため)
前回やったこと、ひとは違えどそれをやってみる(当事者でも一週間経つとすっかり忘れてる、それも一興)。
同様のことを、今日始めての俳優にもやってもらう。なんとなくこんな感じかを説明だけでなく体験、体現してもらう、ふむふむって、少し勝手が分かって来る…。
これまでのテキストで、そのキャストに入る俳優に該当シーンを読んでもらう。二度三度繰り返す、役を交替しまた、白鳥も入り混ぜっ返す、また本役で読む、とにかく繰り返す。
このシーンはこうしていきたいんだと説明、やはり3度4度読み、今回の稽古の特徴であるインプロ・エチュードで探りを入れる。
書かれた文字を身に入れやり取りするのに、エチュードのアプローチは、本来こうすべきなのかもしれないを気づかせる好機になる。
尚も説明、こういうシーンにしていきたい、それはこう繋がり、頭と結末でこうなりこう収束していくのかもしれない…と、俳優の身体を使い、空中に戯曲を広げるような稽古をしていってるのだろうと思う。出来上がりはわからない。皆で想い描けないものかと、いつも考えている。とにかく今まさに生み出していっているクリエーションの最中なのである。
3年繰り返してきた演目、それをただなぞる気はない。この期に、同じパーツであるのに何も大きく変わってもいないのに、新たな物語として語り直したいと思っている。これまでの積み重ね、抜け落ちていったことごと次なる地平を目指したいのだ。
まだまだ全員揃っての稽古ではない。今、リアル稽古のための準備段階、ベースを整えているに過ぎないのだと思う。とにかく、稽古場に寄り集まって、新しい何かを生み出すのだと意気込んでいるし、楽しみにしている。
次はリアル稽古、だらしないくらいの扱いと、インプロ、新しく書き落とすテキスト、既存のテキスト、メンバーとなったアン・ダイアナ・ギルバート、今回出演のメンバー、スタッフとともに、新しい大きな一歩を踏み出すのだ。