市民劇の夢
大勢の出演者たちの劇場。以前からその市民劇に足を運んでいて知り合いも出たりしている。
何故か手伝うことになり、次の本番への稽古へも参加することに。
広いステージともしれないホールに地割をしてある。簡単な線を引き、ここは部屋だ、ここは外だ、ここから出てくる、と示してある。
中央奥に一つゴツい手づくりのテーブルがあり、時にそこに立ち上がり別の場面になったりするのだろう。
出演者は老若男女総勢80名はいて、知り合いのダンサーも出演者のひとりとして顔を揃えている。
琉球王国っぽいいでたち。女性の髪を結った姿、その広いホールに下手窓から注ぐ太陽の光が気持ち良い。
お手伝いが高じて、地割の線を引くことになる。それは槍なのだけれど、それを並べ最後の締めくくり登場人物が出て、劇が始まるというものらしく、と言うかそういう演出を自分がしたようだ。
槍を上手前から、奥、下手奥、下手前にと4本置き、最後の一本置いたところでバランスを崩し倒された。
小さな男の子が、その槍の元をつかみ、私を倒したのをきっかけに、幕開けとなった。
終演後の皆の、輝く笑顔が忘れられない。
こんな舞台を作りたいと思えるような、心地の良い夢だった。
こちらは音声版です↓
https://note.com/ashinokuchi13/n/n997c031ad99d