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1人ぼっちが嫌だと言う君たちへ
私は陽キャか陰キャか。完璧に後者です。
週末の朝からこんなことを書いてる時点で十分、陰キャの素質があると思います。
大学生になりたての頃、私は早く友達を作ろうと息巻いていました。地元を離れ、周りは知らない人だらけ。大学生活を円満に過ごすためにはたくさんの友達が必要だ、そう思っていました。
手始めに同じ学科の人に片っ端から話しかけてましたが、私には話しかける勇気はあっても、会話を持続させる程の力は持っていませんでした。
たぶん20人くらいの人に頑張って話しかけましたが、数日後にはすれ違って会釈する程度の関係性が生まれました。いわゆる「よっ友」。
結果的に仲が良い友達もできず、講義が始まる1分くらい前にスッと教室に入り、前の方の席にポツンと座る。そんな生活が4年間続きました。あ、大学院の2年間もそんな感じでした。
仲がいい友達がいないと困るのは食事です。
私は同じ学科内で決して友達はゼロではありませんでした。ただ「仲のいい」友達は1人もいなかったのです。
私が思う仲のいい友達は、「一緒にご飯を食べれる間柄」です。同じ学科の友達と飯を食ったことは一度もありません。(いや、何回かあったかも。でもその程度です)
そうなってくると自然と1人で食事を取ります。最初は苦痛でした。
楽しそうにご飯を食べている集団の横で、ひっそりと食べる私。その対比を思うと自分が惨めに感じました。
ただこの経験を重ねて私は強くなったと実感します。2回生になるころには食堂の真ん中で1人で堂々と飯を食えるくらいになりました。
まあ強くなったというより慣れただけですが。
その辺からこんなことを思うようになります。
1人で食事もできない奴はしょうもないクソザコ。
仲のいい人たちとご飯を食べる。
確かに楽しいです。
でも1人で食べてもご飯の味は変わらんよね?
ひねくれている上に偏った思想を持つ特級の陰キャが誕生してしまいました。
それから私は躊躇せず1人で飲食店に行けるようなり、なんなら居酒屋も何回か1人で行きました。
友達とペチャクチャしゃべりながら温室でぬくぬくと飯を食ってる奴らに、こんなこと出来るか?
と心の中で謎のマウントをとり、自分を必死に正当化していました。今でもそうです。
だから、世の中のボッチ飯をしている諸君。
君らは1人で飯を食えていることを誇っていい。1人で飯を食える奴はこの先どこでも生きていけるぞ。
社会人1年目陰キャ代表の戯言。