龍の話4「クーちゃんの導き」「ちーちゃんの一喝(前編)」
龍神として祀っている若く赤い龍「ちーちゃん」と、大きい龍「クーちゃん」には何度も助けられている。
特に沖縄の行きの便には乗り遅れても必ず乗れてしまう。
2019年元日の羽田空港発の便は変更ができないパックツアーのチケットだったが、乗り遅れて事情を話すとあっさりと
「別の便のキャンセル待ちに振り替えしますね。沖縄行きは、まだたくさんありますので乗れると思います」
と、結果1時間半後の次の便に乗れた。
ちょうど、待ち時間でお昼ご飯を食べれてかえってよかった。予定通りの乗っていれば、朝ご飯を食べてない(元々一日2食だから食べない)ところに、昼にフライトで那覇に着く午後2時ぐらいまで食事抜きになっているところだった。
沖縄のお母さんの赤田さんに電話して
「飛行機乗り遅れたけど、乗れるから大丈夫だよ」
とそのまんま話すと
「えっ、どういうこと?大丈夫なの?」
と言われた(笑)。
便の変更できないチケットだけど、変更してもらってキャンセル待ちになって、すぐ次の便で乗れたから、沖縄に着くのが午後2時から4時になったと分かるように説明し直したが、ラッキーだった。
成田空港発の那覇行きの便では、チェックイン時刻に遅刻してもLCCだから当然のように機体遅れで乗れた。
2020年5月のコロナの緊急事態宣言中には、航空会社の減便で欠航が半分ほど出たが、俺の予約している便は予定通り運航。何事もないかのように機体変更すらなく、座席も予約した席でガラガラだったけど飛んでいた。
ガラガラの機内でポツンと座ってる乗客がフェイスガードとマスクで完全防備していて笑った。何から守ろうというのだろうか。そんなに怖いなら乗らなきゃいいのにw
過去を振り返れば、今までも台風で欠航の可能性がある時でも、予約便は全て飛んでいた。その記録は2024年10月の今でも継続中。
こんな幸運が多いので、チャネリングの先生のインフィニーにセッションで聞いてみると、
「池ちゃんが沖縄に行く時には大きい龍が導いてるから、乗り遅れそうになっても大丈夫みたいですね。沖縄に行く時には、お役目で呼ばれてるのもあるからですね」
と教えてくれた。
大きい龍ってことは、クーちゃんが導いてくれてたのか、なるほど。
龍の話「ちーちゃんの一喝(前編)」
2019年元日に羽田発の便に乗り遅れながらも、キャンセル待ち扱いに変更してもらって無事に年明け早々沖縄へ着けた。那覇のホテルで一泊し、1月2日には首里城で正月の儀式イベント「朝拝御規式(ちょうはいおきしき)」を撮影(これが平成版首里城正殿での最後の朝拝御規式となった)し、久高島へ向かった。
久高島は宿泊施設の少ない島なので、12月20日ぐらいに島のほとんどの宿に電話して、やっと民宿「ちばい小(ぐわぁ)」に予約できた。
久高島行きの安座真港のフェリー乗り場の受付職員は、
「宿決まっているんですか?決まってないなら乗らないでください」
と、正月早々働かされて不満たらたらの態度だった。
さらにフェリーが安座間港に着いた途端にタッチ&ゴーで客を乗せずに出発するなど(気づいて慌てて戻って来て乗れた)、まるでアジアの国に来たようなトラブルがあった。
タッチ&ゴーの理由は、フェリーの船員が最終便で早く家に帰りたかったかもしれないが、さすがに客乗せないってのはよくないから久高島の港のフェリー待合所の女性職員に報告すると、謝ってくれて泊まる民宿まで案内してくれることになった。
久高島に来るのはまだ3回目なので、道案内はありがたい。沖縄で親切な人にいつもよくしてもらうなあと思っていると、民宿のオーナーの具志堅さんは見事に予約のダブルブッキングをしていた。すでに客が泊まっていると言い出した。
昨日那覇のホテルから予約確認の電話をして、夕食も依頼しておいたのに、なぜダブルブッキングなんだ・・。民宿で一棟貸しだから1日1組の予約だけなのにどうやったら間違えるんだ?人生初のダブルブッキングで、アジア感再び。
とにかく、フェリーで島に来て泊まれないってのは困る。オーナーは、昨日の電話すら覚えてないといった様子で、他の宿を探したらとまで言うのでスマホの通話録音アプリで、昨日の予約確認の電話を証拠に出そうかと思ったら、
「お客さんなんだからちゃんとしないとダメでしょう!正月だから他の宿も埋まってるって!」
と、フェリー乗り場から道案内してくれた女性職員が代わりに怒ってくれた。それもびっくりするぐらい強めに。
小さい島だからみんな顔見知りだろうから、こんなに遠慮ないのかと思っていたら、後で宿のオーナーの具志堅さんの親戚(姪御さん)だと聞いた。身内だったのか。自分の伯母さんなら遠慮しないよなあ。道案内で付いて来てくれて助かった。
フェリーのトラブルもこの姪御さんの「ちゃんとしないとダメでしょう!」につながってるとは、沖縄ではミラクルがよく起こる。
具志堅さんに事情を聞くと、沖縄では旧正月に盛大に正月を祝うので、元日からの正月は帰省しないことが多く、普段県外や島外へ出ている身内の家を民宿として貸しているということだった。
今回は、民宿にしている親戚の家には女性の先客がいて泊まれないから、結局オーナーの具志堅さんの家(母屋)に僕が、具志堅さんは近所の妹の家に泊まることになった。しかも、具志堅さんの家の寝室はリフォーム工事中で使えないから、正月から他人の家の仏壇の間で寝ることになった。
民宿の食堂も兼ねている仏壇の間で夕食を出してもらう間、仏壇に東京から持ってきた缶ビールをお供えして、お線香を簡単に上げておいた。職場に届いたお歳暮でもらったけど、自分では飲まないし、那覇の友人が不在で渡せなかった缶ビールがお供え物になった。具志堅から缶ビールのお礼に自家製酵素スムージー(500円)をただでもらって、夕食を食べながら具志堅さんとしばし話をした。
具志堅さんはこの家には養子で入って、養母は久高島の神女の儀式「イザイホー」に参加していた神女だったとのこと。具志堅さんは県外にも出ていたので、特に神事(かみごと)の勉強や修行したことがないと話していた。
他には、
「東京の人は、エスカレーターを歩いて登るのが理解できない。乗ってれば動くのになんでわざわざ歩くかねー」
という話や、子どもはアメリカ人と結婚して海外にいるという話を聞いた。会いにアメリカまで行ったが、当然だけど飛行機乗り継ぎなどで10時間以上かかって遠くてもう行きたくないとのことだった。
沖縄だと米兵関係なのか、子どもが結婚してアメリカに行った話をほかでも何回か聞いた。沖縄戦の後、27年間も占領・統治下だったからアメリカが近い感覚なのかもなあ。
エスカレーターを歩く件については、
「東京の人は時間がおしいんですよ、歩いていけば電車に間に合うかもしれないから」
と説明しておいた。
この家は、戦前からある建物とのことで築75年は軽く経っていて、縁側のガラス戸は閉まるけれど鍵はかからない、つまり建付けが悪い状態だった。
「あの、鍵かからないんですけど、、」
と不安になって聞くと、
「大丈夫、島に悪い人いないから。みんな顔見知りだから」
との回答。
確かに、小さい島で外部の人はすぐ分かるし、港からしか出れないなあ。鍵の問題を気にしているのは東京というか、都会の感覚か。いやいや、知らない人んちで一人で仏壇の間に泊まる上に鍵がかからないって普通気にするだろう(笑)。正月早々なんでまた。。
余談だが、沖縄戦では久高島が住民が避難して無人になった後に、米軍が爆撃を繰り返し、さらに水上戦車隊が上陸して、家屋に放火し、石垣を突き崩し、畑を敷きならしている。つまり、泊まったこの古い木造家屋は、その米軍の攻撃すらもかわしている建物だった。縁起はいい。でも、鍵はかからない。
鍵はまだいいとして、一番の問題は仏壇にお線香を上げてから断続的に頭の髪の毛をぐいっと引っ張るような、逆立つような、頭皮だけ鳥肌立つのような状態がずっと続いていることだった。
なので、具志堅さんの養母が神女として儀式「イザイホー」に参加していた神女だったと聞いて、思わず
「あー、だからなんですね」
と言っていた。
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