ウルトラマンのフィギュアを塗装で発光させる方法
MAFEXのウルトラマンを見てください
これ、すごくカッコイイです
基本的に、発光しているウルトラマンの眼をフィギュアに落とし込む場合
・白をベタ塗り
・クリアパーツの裏に白塗り
・LEDで発光させる
のどれかで表現されるでしょうが、このフィギュアはクリアパーツの裏に白塗りしつつ表に乳白色を塗布することで、クリア感を残しながら、それでいて発光した眼のイメージを立体で感じながら観賞できるようになっています
これをウルトラアーツでも体感してみたくて、真骨彫ティガの頭部をリペイントしてみました ご覧ください
リペイントにより、クリア感と発光感を両立させることができました
横から見ても眼が暗くならないので、真骨彫本来の造型ポテンシャルを引き立たせ、立体的に感じられるのが良いですね
やり方
顔表面に塗装の凹凸があったり、眼に銀のラメが漏れていた場合、ツールクリーナーで顔表面の塗装を落とします
発光の色は混色で作ります
ホワイト、クリアオレンジ、クリアイエローを混ぜ、
クリアで割り乳白色にします
この時に混ぜる3色の割合で仕上がりが左右されるので、注意しましょう
余談ですが、最初にこの塗装法を施したとき
黄色を混ぜすぎて初期スチールっぽくなってしまいました
混色の調整には注意しましょう
クリスタルをマスキングし発光色を満遍なく吹いたら、
眼をマスキングし、銀を吹きます
シルバーの塗膜保護とクリア部分の質感表現を兼ねた水性プレミアム光沢コートを施し、
その後、目とクリスタルをマスキングし半光沢を吹いて銀色部分の質感を整えます
マスキングを剥がしたら、覗き穴の塗装をします
0.4mmのマスキングテープで覗き穴の輪郭をアバウトにマスキングし、エナメルフラットブラックを吹きます
それをフィニッシュマスターや綿棒でふき取り覗き穴に見えるよう調整します
耳と後頭部のシャドウ表現もエナメル塗装で表現します
フラットブラックを吹き、エナメルうすめ液でふき取るだけです
これにて完成!!
発光塗装の副次的にマスク全体をリペイントしたので、スーツとFRP製のマスクとの質感の違いというか、マスクが浮いて見える感じまで表現できたのがとても気に入ってます
覗き穴の具合を調節できるのも良いです
欠点を挙げるとすれば、マスキングしたクリスタルの周辺に塗膜分の段差が発生してしまうことくらいでしょうか
肉眼ではほとんど気になりませんが、ティガやダイナなどクリスタルのあるウルトラマンを塗装する際には注意しましょう
この塗装法、HD系、H.G.C.O.R.E.、英雄勇像、コンバージなど頭部がクリアパーツで造型されているフィギュアならすべてに応用できます
過去に英雄勇像のガイアを塗装したことがありますが、グッとカッコよくなりますよ
反射板の主張が少ない平成以降のウルトラマンの発光表現にはもれなく効果てきめんですので、ぜひお試しください!