電脳灯争戦について

はじめてNoteに書いております、皆さんこんにちは!ヴァーチャルPWのアシムと申します!


チーム『まっしろしろすけ(仮)』

電脳灯争戦において所属チーム『まっしろしろすけ(仮)』が優勝いたしました!

電脳灯争戦とは?

Vチューバー遊我さんが主宰した大型大会、1チーム5人で対戦フォーマットはヒストリックブロール、BO1で対戦し総勝利数の多い方が勝利チームとなる大会、参加者は40名を超えた大型大会。

この大会の肝は『大会前に決めた統率者は最後まで変更不可能』なことと、『大戦前に対戦相手の統率者が判明する』ことです。

たとえば対戦相手が《敏捷なこそ泥、ラガバン》を統率者にしていた場合

ヒスブロでも暴れている猿

当然、軽い除去が必要なことや赤単色なことがわかっているのですから、様々な除去や色対策カードを事前にデッキに投入することができるわけです。

こういうのとか
こういうのとか

対戦相手が様々な対策カードを投入していることが分かったうえでデッキを構築し、軸をずらすか、それとも真正面から受けて立つか、そもそも相手の戦術に刺さるカードを知っているかどうかという広いカード知識や構築力が試される大会でした。

ではそんな大会へ選んだ統率者は?


《パルン、ニヴ=ミゼット》様を統率者とさせていただきました、打ち消されない&スペルに反応したドロー&火力を放つ事ができる強力な能力、フィニッシャーとして十分な力を有しており、しかもお馴染み《好奇心》との(ほぼ)無限コンボまで搭載しています

ニヴ様の好奇心で相手が死ぬ

はい、ここまでの文章は

全て建前です

なぜニヴ様を統率者としたか?それは私がラヴニカのギルド「イゼット団」に所属しているからにほかなりません

イゼットの姿も設定されています

私は背景世界が好きで、MTGにのめり込んだきっかけが『イゼット団』の設定の面白さに惹かれたからです、もしもニヴ様の能力が何もないバニラクリーチャーだったとしても私は偉大なるパルン(ギルドの創始者のこと)ニヴ=ミゼット様を統率者としたでしょう。

さぁニヴ様と共にゆく電脳灯争戦…!
1戦目の対戦相手は…!

VS藤月かごめさん《聖トラフトの霊》

きっっっっっっっっっつっっっっっ!!!!

何がきつい?何もかもがきつい、そんなマッチアップから始まったデッキ構築フェイズ
《聖トラフトの霊》MTGの時代を築いた名カード、3マナ22という小型サイズかと思えば殴れば44飛行の天使が現れ一緒に殴ってくるので実質3マナ6点クロック、しかも呪禁を持っているので除去は効かないつまり打ち消すしかないが、青が含まれているので当然打消しも採用できる…きついわ!

嘆いても仕方ないのでどうにか考える

とりあえず一番つらい戦術への対策を考えることにし、仮想戦術は《呪禁オーラ》を想定しました。

軽量破壊不能生物
軽量呪禁生物

こういう生き物に

こんな感じのオーラや装備品をぺたぺた張り付けてぶん殴ってくるアーキタイプそれが《呪禁オーラ》
なぜ《呪禁オーラ》がきついか?それはニヴ様がイゼットカラーであるからです。

イゼットカラーの得意技

それは打ち消しと火力です、大きな呪文は打ち消して、小さな生き物は火力で焼く、それがイゼットカラーの得意技。
のらりくらりと時間を稼ぎ、ニヴ様を場に出し、1ターン守れればアドフィーバーが訪れる…しかし

まず《呪禁オーラ》の生物はどれも軽量であり打ち消しは機能しにくく、破壊不能or呪禁で対象をとる呪文は信用できず、となると全体火力や全体バウンスで対処するしかないわけですが

全体火力の最大値は精々5点、『タフネスが6点以上』になってしまえば詰み、間に合いそうな全体バウンスは《圧倒的な波》ぐらいしかヒスブロのプールには存在していないのです。

脱出も霊気化もありゃしない

さて、そんな状態なので『オーラで強化された生物を対処する』ことは早々にあきらめました、生き物で対処しようとも考えましたが『赤と青の生き物は質が低いため』結局強化された生き物を防ぎきるのはやっぱり無理という結論に

対策『オーラを1枚たりとも貼らせない』

それができれば苦労はしないがやるしかないのでやるしかない、とにかく生き残らなければ意味がないため、デッキの重量級呪文を抜き軽量妨害をとにかく増量、直前に発売された『指輪物語』のおかげでお馴染みの呪文以外にも数を増やすことができました。

本質の散乱の追加


破壊不能を突破できる火力


1マナで小型生物を打ち消せる

オーラが1枚、装備品が1個でも貼られてしまえば機能不全になってしまいますが5マナの全体除去が間に合うわけないので3マナの全体火力をありったけ、特にインスタント全体火力を全力でぶち込む

オーラが1枚付くだけで機能不全になるカードを全力で入れるしかない、チームメイトとも相談したが『もうこのゲームはじゃんけんだよ』とのお言葉。私もそれに同意し『1-3T目に生き物が生き残るか生き残らないか』という勝負だと意を決していざ実践


ええやん!

何よりも先手が嬉しい、打消しも2枚あるし、プロテクションや破壊不能付与生物も問題なく焼ける(山がないけど)山がない不安はあれど相談の末キープ


赤マナぁ!!!!!

2Tのドローで山を引き、流れが来ている!
手札のカードが全て味がするようになりよしよしと構え続けます。

おおっと?

3Tエンド時に飛び出てくる《幽体の敵対者》これは《呪禁オーラ》にはあまり入らないカードでしょう
ここで我々は想定していた《呪禁オーラ》ではなく《クロックパーミッション》系の構築だと判明しました
だがそれは…!

ニヤぁ…!

クロパ系であれば、常に構え続ける関係上小型クリーチャーが多く、赤の火力で大体は除去れますし、私はオーラ対策でインスタント全体火力もありったけ入れました、さらにニヴ様は『打ち消されない』…!

クロパが絶対着地されちゃいけない系ニヴ様

対戦前のチーム内スパーリングでも『クロパ系ならば有利』という結論が出ていました、それは『最速で聖トラフトを出されても、タフネスがめちゃくちゃでかくなることはないので全体火力で対処可能だから』しかもこちらには打消しが2枚…!

しかも、かごめさんは土地2枚で詰まり、21を守るためにカウンターを切った、これは相当困っているのでは…!

3枚目の土地はすぐに引かれ、土地詰まりは1Tだけだったがこちらの土地も順調、カウンター&火力を温存したまま5マナ目に
手札の《下支え》&4枚目の島で7マナまで伸ばしてニヴ様&下支えの状態にさえなれば圧倒的に有利な戦いができる…!

エンド時の《海駆けタコ》は打ち消し、返しのターンの《執着的探訪》には《丸焼き》で2:1交換
流れがよい…!

いい流れだが5枚目の《島》《山》が…!《山》が欲しい…!

ナーセットが出てしまうが、生き物じゃなければまぁいい…!《山》を…!《山》引けば…!

《感電の反復》…!コピーしたい呪文もなくまさに無駄引き…!

《エスパーの歩哨》に《好奇心》《速足のブーツ》で恐れていた呪禁生物にドローオーラがついてしまう事態に
しかし《山》さえ引けばどうにでもなるし、対策の全体火力でもいい…!

《島》
馬鹿野郎!!!!!
というか特殊土地はどこ行った?!
基本土地しかひいてないが?????

《パルン、ニヴ=ミゼット》様は6シンボルというわがままシンボル、その関係でデッキの中は有色のマナを出すカードしか入ってないし、マナソースは40枚以上入れているし、《宝物》を出せる呪文だって入ってる…!なのに…!

あっあっあっ

毎ターン3枚引かれる…!
まだ…!まだぎりぎり…!

おばか!!!!!

《山》はどこ…!

あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!


おっしゃああああああああああああ!!!!!
お願いします!!ニヴ様!!!


ですよねーーーーー!!!(涙)

5T目までの良い流れは完全に消え失せ《山》引けない間にオーラの能力で9枚ほど引き増されている状態で対策が無いわけもなく…!


ピッタリーサルにより爆散
対戦ありがとうございました!!!((´;ω;`))

敗因《山》

これもまたMTG、どれだけ対策しても、どれだけ考えてもとちになくのがMTG …!
実際構築は間違ってなかったと思うし、デッキに回答はいっぱいあった、もしも《山》さえ引けていれば勝ててたんじゃないかと思う、しかしそうはならなかった、ならなかったんだ…!

分岐点は1T目の《海門修復》を土地でおいてしまったことだろうか、もちろんこの時点でこんなに島を引き続けることなどわかるはずもないが、もしもここでボルトインできるから判断は後にしようと考えていれば、後半で呪文として唱えられたし、ナーセットへは稲妻もあった

このMTGってゲーム難しくなぁい????

さぁこの後はチームメイトのみんなの奮闘のお陰で3-2で勝利できた、その戦いの過程はぜひログを見ていただきたい

長いのでお酒でも飲みながら見ることをお勧めする

というわけで

初めてのNoteいかがだっただろうか?
また好評だったら続きを書こうと思うのでぜひ感想を #電脳灯争戦  で呟いていただければ幸いだ、ヒストリックブロールというフォーマットはMTGAでしか遊べず、公式のイベントなどにも取り上げられることはないが、このフォーマットならではの楽しさを電脳灯争戦を通じて多くの人に知ってもらえたらいいなと思っている

それでは今回はここまで
みなさんに良いMTGライフのあらんことを


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