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[神の銀河]1億Σ聖記4-1〜古代〜21世紀のテラ星人類遺伝子が辿った歴史と顛末〜GALAXY-QubitGrace-Bible4 〜【1】イーゼス国建国〜〜〜


※「1億Σ聖記=1兆年」~10000Σ世紀(1Σ聖記=10000年@反量子銀河光年暦)

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神の銀河1億Σ聖記1

GALAXY-QubitGrace-4

1億Σ聖記4-0〜古代〜21世紀のテラ星人類遺伝子が辿った歴史と顛末


「惑星文明」の限界

1億Σ聖記 C@i_Press_Quantum  

クローン ★ と 天使 ☆ 【1】〜【3】

(惑星文明社会〜21世紀のテラ星の政治経済ジレンマ)

【1】イーゼス国建国:二元論DNA支配「惑星文明」の限界


 21世紀時点でのテラ星イーゼス国の政治経済には、人類が脳内に内包する遺伝子的な大きな欠陥が起因していた。その為に、「恒星文明」となった25世紀の人類では、個人ID単位の人間の生存権限は極めて重要な宇宙での(人類というわずか1種類の生命遺伝子配列を持つ)種族の繁栄と保存に不可欠で決定的な価値要素と理解されているが、21世紀までのテラ星での「惑星文明」レベルの人類では、個人IDどころか(個人など誰とでも置き換えられる特に重要という意義を持たない状態)、国家IDレベルでの価値観(集団としての生存を保証する機能体があれば十分とする概念)がある程度でしか、宇宙での人類の個人ID単位の生存・存続の意義を理解できていなかった。

つまり、国家(と称する特定の支配階層)の(軍事的であろうと資本的であろうとも)独裁制による支配が当然であり、(本来のホモ・サピエンヌ(Howmore_Science)が持つ多元的な価値観を受容し、平和的で共生繁栄思考の強い性格を持つ、支配される側の)個人が国家と同等以上に重要な要素であるという概念自体が存在しなかった。人類の進化が過去のどの時代でも、1個人の天才児の能力によって発展して来た事実を隠蔽する国家の支配層による改ざんの歴史であったからである。しかも、その支配層となった家系は、間違いなくネオンデルタ(Neo_Δ)人から受け継いだ人類が内包する危険遺伝子を、より多量に保持し、過去の戦闘で優位に勝利し続け、残忍性で他の人間を攻撃支配する能力に優って来た家系であるのだった。二元排他攻撃的な性質を持つこの遺伝子は、自分にとって敵対するものを排除抹殺することに躊躇がない。そうして、民族の頂点に君臨することで、家系の保証と安心を確保し、他を排斥・支配する歴史を繰り返した来た。この傾向は子供の時期から十分に発揮され、21世紀の各地の教育機関でも、集団の中での攻撃的排他的な支配欲をむき出しにする「イ・ジメ(違締め)」と称する集団支配行動を発揮するのであった。特に、その教育機関を管理監督する責任者が、この危険遺伝子を多く配分する人物であった場合は惨憺な悲劇が襲う。21世紀中盤にはイーゼス国の場合、少子児童の約半数が成人までに自殺していた。21世紀のイーゼス国の未来はこの段階で決定的に衰退することは、誰の目にも明らかとなっていた。25世紀の社会ではありえないことだが、事実上の遺伝子起因の「心理的追い込み殺人・脅迫」と、人権無視の治外法権・放任状態だったのである。何故かこういった教育機関での殺害事件への国家警察権限の介入が、事もあろうに国家ではなく当事者である教育現場からの拒否権で阻止されていたのであり、国家も法的な介入を全く行わなかった。大半の影の支配者が、国家支配階層(通称「良家の家柄」)の子弟であり、その行為への犯行は社会的な存在の自己抹殺行為に繋がるからである。当然成人した以後の行動には、合法・非合法の別はなく、徹底して集団の頂点に君臨しようとする傾向が見られた。

そうした危険遺伝子を多量に受け継ぐ家系が、特にこの2〜3000年の人類の歴史で武器・軍事組織の高度化により一層の激突や暗殺などの、死闘による淘汰を繰り返して、21世紀には人類の大半の国家全域で、支配階層かつ所得上位階層に君臨し続けていた。支配される側も、10万年以上に及び繰り返される、最初はネオンデルタ人との直接戦闘で、その後は同じホモ・サピエンヌ同士の遺伝子配分差の違いによる凶暴攻撃性による覇権淘汰という悲劇の歴史に、慣れ過ぎてしまっていたのだった。

それはテラ星の全人類に共通でもあるが、同様な影響がその危険遺伝子の比率が比較的少ない人種集団であるイーゼス国の歴史でも、そうした危険遺伝子を多く持つ人種の流入時代による混血に基づく、根源的な民族の進化を妨げる大きな欠陥を持ち合わせているのだった。

取り分け10万年前の元ホモ・サピエンヌ人類が、旧人類であるネオンデルタ人から分岐進化する段階からの遺伝子にその根源的な欠陥の混入があったのだ。そして、より高度な知性(つまり多元的で創造性ある頭脳)の元ホモ・サピエンヌ(クローン・マニョン人Clone_Moneyone)が、別の進化した遺伝子を共存させることで人類はようやく他の動物と異なる文明を構築できる人種へと進化できたのであるが、ネオンデルタ人は、その滅亡の歴史の中で元ホモ・サピエンヌ族との混血を選択することで、結果として自らの凶暴な遺伝子をその後の人類に内包させることに成功し、しかもホモ・サピエンヌ族の頂点に君臨するという逆転劇を成立させてしまったのである。しかも、暴力的な行為は歴史の中で、そんな内包した遺伝子を持つものを、その種族の王として独裁的に長期支配される歴史を生み出すこととなってしまった。この暴力的な遺伝子の持ち主は、集団の中での優位な頂点に立つためには、平然と暴力を行使する。より攻撃的に生き残る選択をするのである。其の結果、数万年の後には、なんと平和的な元々のホモ・サピエンヌ人類の中でも、危険遺伝子を持つ支配階層として、優位に生き残ってしまったのである。しかも、この混血遺伝子を持った人類が多数の性的交配を優位に獲得した事実を通して、50%という圧倒的な多数を占めるに至ってしまうのである。現代のホモ・サピエンヌは、そうして本来の20%の遺伝子だけでなく内包された凶悪なネオンデルタ人の50%遺伝子をも、互いに配分共存する人類となってしまったのである。

この個人ごとに差異のある遺伝子の配合比率こそが、人類の戦争と軍事独裁帝国という集団支配能力別階層化社会の歴史を創り上げたとも言える。上位に立つものほど、多くの残忍で大量の殺人を繰り返してきた家系の末裔なのである。

共にホモ・サピエンヌであるにも関わらず、其の見えない脳内意識には明瞭な原始人類の遺伝子の作用が確実に投影されて来たのである。そして、不幸にして大半の人類国家の支配層家系が、ネオンデルタ人由来の排他的で攻撃的な遺伝子による配合比率が高い家系なのである。それが20世紀後半以降の原子力爆弾を保持するテラ星人類の最大の危惧となったのも当然の歴史であろう。

そして遂には、〜23世紀までにはこの元凶が核戦争の猛威を振るい、一度は人類滅亡とテラ星集団脱出を体験する。其の際に、テラ星上での軍事衝突の中心となって、危険遺伝子の家系種族が主に戦争の中核で殺戮を繰り返して、相互に核兵器の放射線と放射能汚染被曝で滅亡する悲劇が繰り返された。本来平和的で天才性の高い創造的なホモ・サピエンヌ人類はこうした戦争を嫌い、一斉にテラ星圏外に脱出していった。その結果、ホモ・サピエンヌ人類の遺伝子を多く持つ家系の比率が大幅に高まり、自然な育児誕生方法を改め、事前に精子と卵子の遺伝子配列検査を行い、危険遺伝子配分を出来るだけ排除する選別を行い、元々安全遺伝子配分である場合を除き人工的胎児受精を採用する。過去のテラ星での自然淘汰では、必ず再び核戦争は避けられないからである。合理的で多元的な思考を持つ、先進的な量子コンピューターと生成AIによる全人類ブロックチェーン暗号計測に基づく、XaaS経済社会が到来することで、過去の階層化社会への回帰にはならなかったのだが、奇跡的なその後のテラ星自体の再生復元力により、再び人類はテラ星帰還も含めた太陽系全域への進出を達成して、「恒星文明」世紀の時代へと進化できるのであったが・・・。

 さて、一体このテラ星という惑星を含む、太陽系恒星系とそれを包み込む天の河銀河にて、Σ聖記系人類は自らの分身たる遺伝子を、ある意図を持って銀河太陽系のテラ星の大地に、類人猿の祖先に託して誕生させ、そして進化しテラ星で唯一の知的文明言語を利用する生命種族の「惑星文明」をどの様に築き上げてきたのだろうか。25世紀以降の「銀河文明」への宇宙での歴史は先に譲り、まずはひとまず21世紀に到るまでの歴史をさらりと語っておこう。 


→ Go to Real- quantum teleportation NET@25 Century




【参考図書】GALAXY-QubitGrace-Bible

【English Version】

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