Boy meets カネコアヤノ『燦々』
こんにちは、今日はドーナツを買って帰ったので最高の日です。小野寺です。
本日はカネコアヤノさんの『燦々』というアルバムとの出会いについてお話させて頂きたいと思います。
私のこのアルバムとの出会い、そしてカネコアヤノさんとの出会いはアルバム8曲目の「光の方へ」という大大大名曲でした。
公式YouTubeにアップロードされていたこの曲に偶然出会い、初めて聴いた時
「懐かしい」
と思いました。
初めて聴いたのに、懐かしい曲。
それもきっと、多くの人がそう思うような名曲だと思います。
カネコアヤノさんの言葉には
いつも胸にしまっておきたくなるような
あたたかいものが沢山あります。
「ちっぽけだからこそもっと勝手になれる」
一歩踏み出す勇気が出ない時にはそっと背中を押してくれる。
自分の弱さに虚しくなった時には温かく励ましてくれる。そんな言葉だと思います。
アルバムのタイトルであり、最後を彩ってもいる楽曲「燦々」にも、額縁に入れて飾っておきたいような言葉が綴られています。
もちろん、カネコアヤノは美しい。
美しい心で美しい言葉を紡ぎ美しい歌で届けてくれる。
しかしそれを聴く自分は??????
彼女のそんな美しさに圧倒され、
ふと自分が情けなくなりそうなとき
彼女はいつも、「僕ら」という魔法の言葉で私を救ってくれます。
「美しいから ぼくらは」
壊れそうなのは君だけじゃないよ
という言葉は励ましになると同時に、
自分の弱さに自覚的な人にとっては
お前だけがしんどいと思うなよ?
と言われているように感じてしまう時があると私は思います。
そんな時にカネコアヤノさんは、
壊れそうだよな「僕ら」
と、当たり前のように一括りにしてくれるのです。彼女の音楽や言葉に魅了されている私にとって、これほどの救いはないのです。
大好きなカネコアヤノさんと大嫌いな私が
同じ「僕ら」に包まれているということ。
それを彼女が力強く、歌ってくれるということ。
自分を自分で好きになれない人に
彼女はいつも周り道をさせてくれるのです。
力強く、温かい歌声で。