WCS2023の参戦におすすめのホテル

今年のポケモン世界大会、WCS2023は日本のみなとみらいで開催される。

みなとみらいといえば赤レンガ倉庫、観覧車のイメージが一般的で、最近はよくランドマークタワーも見かけると思うが、この一帯は実は観光地の中でもホテルが多く集まった地域で、コロナ禍においてよく宿泊目的で訪れ何度も宿泊した経験があるので、今回は簡単に紹介する。

前提条件は下記の通り。
・宿泊の主目的はWCSであるためホテルのサービスは考慮しないものとする
・食事はどうせみんな飲み会だろうからホテルで提供を受けないものとする
・カードの補充は考えず会場(パシフィコ横浜)への距離は指標とする
・カード勢は金持ちなので宿泊費も厭わないものとする
・ビジネスホテルではなく、宿泊環境として優れているものを優先する

①オークウッドスイーツ横浜

まず紹介したいのは上記ツイートにもある『オークウッドスイーツ横浜』だ。アクセス面では会場であるみなとみらい駅から一駅離れた馬車道駅が最寄りだが、その馬車道駅から出て本当に目の前にあるうえにそもそも馬車道駅から会場のパシフィコ横浜までも徒歩で15~20分程度で着くことができる。道中は観光地、みなとみらいであるため景観もよく、大会に向けてのリフレッシュもできるため見方によってはこのアクセス面はマイナスに働かないと言うこともできるが、これをマイナスだと見てもおすすめしたいのが、こちらの施設が一般的なホテルとは異なる「サービスアパートメント」という形式である点だ。

サービスアパートメントとは、ホテルのような宿泊形態でありながら室内に生活のために十分な家具が備えられており、一般的な一人暮らしで使われるものより大きな冷蔵庫や十分なキッチンなどがあり、さらに洗濯機まで完備されていて連泊に非常に向いていると言える。もちろん、みなとみらいという好立地にあり地上50階以上に部屋が位置するため夜景も楽しむことができ、宿泊体験としてもこれ以上ない。必要であれば、宿泊者はジムを利用することもできる。大会参加という面では、実は地上50階以上というのは地上との行き来が不便でちょっとした軽食などは買いに行きづらいというマイナスポイントでもあるのだが、ホテルの真下にリンコス(スーパーマーケット)もあり大型冷蔵庫もあるので一度の行き来で十分ではある。

WCSは8/11-13の三日間で、前日入りする人がいることを考えると三泊四日以上となるだろうから、このような連泊に適性のある宿泊施設をまずはお勧めしたいと思った。

②ヨコハマ グランドインターコンチネンタルホテル

インターコンチネンタルは世界中に存在するため、海外からWCSに訪れるプレイヤーも安心して使うことができるはずだ。そして何よりこのホテルは、会場であるパシフィコ横浜から徒歩で最も近いホテルである(アシキ調べ)。

どれだけ近いかというと、ホテルの出入り口を出た瞬間から目に入り、歩道橋を進めば信号を一つも跨ぐことなく徒歩三分程度で辿り着く。大会に集中するという意味で、こんな好立地はないだろう。睡眠時間を十分に確保し、ぎりぎりまで準備をしたいタイプのプレイヤーには非常におすすめだ。

注意点としては、深夜帯など夜食時間にコンビニに訪れようとするとやや遠いという点があげられる。最寄りのコンビニが、パシフィコ横浜よりも少し遠い。パシフィコ横浜が近すぎるせいかもしれないが。

観光と大会を両立したい人にもおすすめで、ホテルの真裏にある臨港パークは大会の熱気を浴びた日の夜に心を落ち着かせながら散歩するのにちょうどよい景観だ。部屋によるが、ホテルの大きな窓から観覧車もよく見える立地なので、みなとみらい感を十分に楽しめる。観覧車が見えない場合はオーシャンビューとなり、どちらもよかった。特に、でかい窓の枠に腰かけて景色を見ることが想定されているため、その部分がクッション製になっているのが好きだ。気に入る人も多いと思う。そこに腰かけてお酒を飲みながら、翌日使うデッキや構築に思いを馳せてほしい。

……と思ったが、こちらのホテル、すでに満室であるとの報告が。時期的にはお盆休みなので観光客も多いだろうが、WCSの影響もあるだろうから、他のホテルの予約も急いだほうがいいかもしれない。

③横浜ベイホテル東急

インターコンチネンタルには劣るが、こちらもパシフィコ横浜までのアクセスに優れた、十分な宿泊施設だ。徒歩でだいたい五分前後で着く。全然触れていなかったが部屋の広さや清潔感などは、この記事で紹介するものは標準以上で快適なはず。大会参加目的であれば、インターコンチネンタルかベイホテルのどちらかのうち、料金や人数などで泊まりやすいほうを選ぶのがよいと思っていたのだが、インターコンチネンタルは埋まっているため、現状、大会参加者にもっともおすすめできるホテルとなった。

このホテルの体験として特筆するべきは、巨大な観覧車を見られるバルコニーだろうか。窓越しではなく直にみなとみらいの海の香りを感じながら、観覧車を眺めることができる。部屋の広さは、インターコンチネンタルと大して変わらないが、クラスを上げた際のビューバスやコーナースイートは、インターコンチネンタルにはない魅力ではある。

コンビニはホテルの真下にあるが完全な深夜には閉まっていて、インターコンチネンタルと同じコンビニを利用しなければならないが、その際は少し遠かった印象。真夜中でなければベイホテル東急のほうが利便性が高い。コンビニ以外の飲食も、クイーンズスクエアというでっけーモールと直通していて便利なので、これも長所であるといえる。

④三井ガーデンホテル横浜みなとみらいプレミア
https://www.gardenhotels.co.jp/yokohama-minatomirai-premier/

正直、上記三つのホテルが自分のおすすめではあったがインターコンチネンタルが満員であるため、併せて紹介しようと思ったのがこちらのホテル。

候補に挙げなかった主な理由は自分がまだ泊まったことがないからで、このホテルは2023年5月16日開業、大会時点でオープンから三か月も経っていない新品のホテルだ。三井ガーデンホテルのプレミア系列であり安心感はあるので間違いはないとは思うが、ベイホテル東急やインターコンチネンタルに比べると会場からはやや遠い。

景観も、観光向けとはあまり言えない立地ではあるがトリプルルームがあるなど友人と泊まりやすく実践的な大会向け宿泊施設であると言える。

こちらのホテルはコストパフォーマンスが高い観光ホテルとして注目されているが、その理由が景観の良いスカイプールにあるため、ぜひ水着を持参して試合に負けた時ははらいせに思いっきり泳いでみてほしい。

⑤JR東日本ホテルメッツ 横浜桜木町
⑥横浜東急REIホテル

この二つはコストパフォーマンス重視、一般的な区分で「ビジネスホテル」に当たるものだが、部屋の清潔感やアクセスなどに優れているためまとめて紹介しておく。『JR東日本ホテルメッツ 横浜桜木町』は桜木町駅からほど近く、会場までは①のオークウッド同様15分前後掛かる。逆に東急REIホテルは新高島というみなとみらい線の駅が最寄りなのだが、こちらは徒歩10分以内に会場に辿り着くことができる。

桜木町方面からであれば動く歩道などもありそれほどアクセス面は不都合なく、どちらも拠点として不自由ではないはずだ。

⑦ザ・カハラ・ホテル&リゾート 横浜
⑧インターコンチネンタル横浜Pier8

逆にみなとみらい周辺でもおすすめできないのが上記の二つのホテル。おすすめできないというか、金額を度外視した宿泊体験としてはむしろおすすめしたいのだが、大会参加でホテル内にずっと留まるわけでないなら、こんなホテルには泊まらないほうがいいと思う。ここに泊まるなら、宿泊を主体とした観光の際にしてほしい。このホテルの連泊費より高いデッキとかが持ち込まれていると思うと、庶民としてはちょっと怖い。

⑨横浜ロイヤルパークホテル

こちらもややおすすめできないホテルで、区分としてはベイホテル東急などと同じシティホテルに該当するのだけれど、立地がかなり桜木町寄りのみなとみらいであり、会場へのアクセスが悪い。また、地上数十階に部屋があることもあり、最初のオークウッド同様地上との行き来が不便で、友人と夜中に遊びに出る時などには少々不便、コンビニも遠いと、大会参加という面では不自由が目立つため、ロイヤルパークホテルよりはベイホテル東急をおすすめしたいと思う。

それでも、最低限以上の部屋の広さや夜景などの景観、安全面などを配慮すれば採用の余地はある。


以上が、WCS2023参戦の際におすすめのホテルだ。自身がWCSに参加したことがないので雰囲気を掴めておらず的外れなことを言っているかもしれないが、宿泊施設を選ぶのに失敗するとメンタルやフィジカルの面で勝敗に影響が出ると思うので、少しでも選手たちの参考になれば嬉しい限り。

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