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バイクに乗るということ

2016年 それまで所有していたBMW Z4を売却して約10年ぶりにバイクを買いました。それがホンダのグロム。運命の一台と言っていいバイクになりました。

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グロムはタイホンダが製造した125ccのバイクで、日本では原付二種に当たります。当初はハイパワーなWRXや390dukeを考えていたのですが、たまたま寄ったバイク屋でグロムを見かけ、その時何か惹かれるモノがあったので後日試乗車を探し、乗ってみたところ大正解。「ああ、これだ」と乗ってる最中、ニヤニヤが止まりませんでした。

125ccとは思えないトルクに軽い車体と良好な足つき性。トコトコと道を駆け、気になる道があれば先を気にせずグイグイと入って行く。

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それまでバイクはその圧倒的、非日常的な加速力こそ魅力と考えており、何よりカタログに書いてある馬力の数値が重要でした。それなのに惹かれたバイクは9馬力。カブに毛が生えた程度しかパワーがありません。

しかし、楽しい。とにかく楽しい

ここまで純粋に乗ってて楽しいと思える乗り物は初めてと言ってもいいかもしれません。幹線道路の流れに乗るぐらいのパワーはありますが、追い越しになると一苦労。上り坂にいたっては自分の体重もあって青色吐息。それなのに楽しい。
今まで車で普通に走っていた道も町もグロムで走ると全く違って見える。
山も川も田も一切変わっていないのにまるで違う。

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まさかここまで自分の感受性までも豊かになるとは思いませんでした。そして感じる力が増すことで、ここまで多幸感をえられるというのは驚きでした。何気ないことに価値を見出し、感謝する。バイク一台買っただけでここまで変わるとは…

基本的になかなか四国を出て旅をするというのが難しく、辛いところではありますが、四国自体も遊び尽くしてる訳ではないので、これからもグロムと共にゆるーい旅路を楽しみたいと思っています。

おわり


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