【療育】療育に通って変化あった?

今回は療育に通って、息子や私たち家族にどんな変化があったか...
療育を検討している人の参考になればと思い残します。
(ちょっと長いよ)

大きく変わったこと

ないです。

うん、大きく変わったことは、ない。

「え?」って思うけど、ないの。

でも、ほんの少しづつ、変わってきている。

何が変わってきたのか?

まず変わったのは、夫と私の息子対応時の心の余裕

それまでは、どう対応したらいいのか分からないことも多かった。
保育園の先生に相談してもやっぱり専門ではないので、どこまで相談すればいいのかも分からないことも。

療育に通い始めてからは、毎週先生に困っていることを気軽に聞くことも出来た。
療育中は母子分離で親は別室から覗くスタイルなのだが、先生と息子のやりとりを見ていてとても勉強になることが多い。

「こういう言い方をすれば伝わりやすいんだ」
「息子が意地になっている時はこれくらいで切り替えちゃっていいんだ」
「こういうおもちゃが好きなんだ!」
「え、型はめすごく苦手で嫌いなのにやってる...」

そしてもう1つ、大人と一緒に遊べるものができたこと。
(これは最後の方に書いてる)

など、息子の新たな一面を毎回知っていったし、"相談できる場所ある"という安心感も心強かった。

ただ遊んでいるだけに見える授業

療育でやっていることは、先生と生徒でオモチャを使って遊んでいるだけ。
普通に見ると、本当に"遊んでいるだけ"なのだ。

先日、このツイートを見かけた。

引用リツートをさせてもらったのだが、本当に本当に、よく意識しないとただ遊んでいるだけに見えるのよ。
夫も私も、最初は「え?これが療育なの?」と思ったくらい。
乳幼児の右脳教育の授業を知っていたので、「え?......え!?これが療育ですか・・・?」って思ったのは事実。

↓実際、これを使った授業はこんな感じよ。


先生:息子くん、青はどれかな〜?
息子:あおー!あおいねー!
先生:うん、青だね!ここにいれよっか
息子:(必死に入れるがうまく入らない)
先生:そうそ上手だよ。ほら、こうやってくーるりん(回転させる
息子:おぉっ!でったねー(できたねー
先生:手にできたね〜〜!!じゃぁ次は...
息子:おえんいぃぃぃぃ!(オレンジ_
先生:そうだね!オレンジだね〜!オレンジどこに入るかな〜?
息子:(入れるけど入らず)んぅぅぅぅーーー!!!(怒
先生:そうそう上手だよ。ほら、くーるりん!
息子:おぉ!でたねー!(できたねー
先生:できたー!頑張ったねー!

「家でもできるんじゃない?」と正直思った。
(先生たちごめんなさい)

よく見ることで気付く"療育の中身"

上記のやりとりを見て、型はめ嫌いな息子が楽しくやっている。
なんでだろう?全部はめては落として、もう1回もう1回と自ら何回もやる。

よーく観察して気づいたのがこれ。
・うまく入らなくても「上手!」「がんばってるよ!」と肯定
・入らないときは「くーるりんっ」とリズム音を使って教える
・先生アシストでできても「上手」と褒める
・"違うよ"や"●●しないよ"などといった、いわゆる否定語は使わない
息子、多分色が大大大大好き(ここ最重要)

家にある型はめは、実母が買った動物の型はめ。
いろんな形があってちょっと難易度も高いし、動物に興味がない。

そもそものおもちゃへの"興味"があるかないかは、特性がある子にとっては特に重要なのではないか?と、てんとう虫の型はめ遊びを見て思った。
息子は「ちょっとこれ使ってみようかな」という事がなく、初見で「なにこれ!僕好きだよこれ!」じゃないと全く触れないレベル。

その後、試しにクレヨンの絵本などを買ってみたら大ヒット。
やっぱり色が大好きだった。
その後、色が使われている教材(おもちゃ)が、息子の授業ではよく使われるようになった。

授業では先生がとにかく「じょうず〜!」と、とにかく褒めてくれる。
息子も褒めてもらえると嬉しくて、ニコニコしながら手をパチパチしている。
そうだよね、褒められると嬉しいよね。

参考になるポイントは、意外にもたくさんあった。
当たり前じゃない?と思うことばかりだけど、頭では分かっていても日々の余裕の無さからできていない事が多いと思った。

家でも取り入れる

療育は継続的に通うとしても、あくまでその場なものになる。
「子供が過ごすベースは家です。これは忘れないでください。」
と言われた。

なので先生のやり方を色々真似した。
・欲しい時はちょーだいとジェスチャーをする仕方
・どのタイミングで褒めるのか
・できない時どんな言い方をして、どんなサポートをするのか

とにかく真似をした。
保育園での先生の言い方/伝え方も真似をした。

家でも療育のやり方を取り入れた結果

大人と一緒に遊ぶことをあまりしなかった息子が、一緒に遊ぶようになった。

といっても、この2つくらい。
・てんとう虫の型はめ遊び
・いろんな物を積んだり並べたりする遊び

え、これだけ?
って思うだろうけど、積木とかは2歳7ヶ月で初めて積んだし、「これ●●して」と言っても無視して自分のしたいことをしていた。
それがちゃんとやりとりができるようになってきている。

他の人から見たらほんの些細なことだけど、我々にとっては大きな成長。

もちろん問題行動も多いので、その都度頭を抱えているけど...
できる事が増えることは何よりも嬉しい。

初めの方に「心の余裕」と書いたが、私にとってはそれが大きい。
好きなことを黙々としているだけだったので、私の出番は絵本を読むくらい。しかし最近はyou●ubeにハマり、新幹線や踏切の動画をひたすら観る。
消すと怒るので、もう垂れ流しだった(悪い親です、はい)。
それ以外に息子が機嫌よくなる方法がなかなかなかったけど、療育のやり方を真似してから息子の気持ちも変わったのか、切り替えができるようになった。
それによって、私も「youtube見せておけばいいや」という暗い気持ちもなくなり、平日一緒に過ごせる2時間を楽しく過ごせるようになった。

やー、前はほんっとにね、仕事から帰ってきてyou●ubeで観たいのつけてくれないと奇声やら叫ぶやらで、夫も私もイライライライライライライライライライラしていた。
(クロムキャストでTVでyoutubeを流していた)

でも最近は、てんとう虫さんの型はめとか、クレヨンの絵本とか、「一緒に遊ぶのが楽しい」という流れにできたと思っている。
あ、まだyou●ubeは継続してる、あれの中毒性やばいね。
完全に切り離すのは難しいので、今少しずつ時間を減らしているところ。

話がそれたけど、些細な事がチリツモして、いい方向にいっているのではないかと思っている。多分ね。

まとめ

本やネットの情報を色々試してもダメ...なんてことも多い。
定型の子と同じように伝えても分かっていない感じとか、色々あると思う。

療育に行っているから成長する、ではない。

子供がどう成長していくかどうかは親が用意する環境だと思ってる。
療育はその一部。

色々とつらつら書いててまとまりなくなったけど、何かの参考になれば幸いです。

ではまた。

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