【療育(2歳1ヶ月):療育にいたるまで】
今回は、療育にいたるまで私自身が”息子が他の子と少し違うのかな?”と思ったことを書きます。
はじめにお伝えすると、読んでいただいている方を脅すつもりはないです。
息子と同じタイプだからASD傾向だよ!少しADHDだよ!と、言いたいわけではないです。
何かしらの情報を必要としている人にの参考になればいいなと思っています。
私自身、息子の療育を始める時に色々調べ、その時に「あ、これってそうだったの?」ということを知り、診断の時に先生に「6ヶ月くらいの時に後追いしなくて」や「半年くらいシリコンのストローやおしゃぶりを嫌がった(口の過敏?」という話をすることができました。
そんな小さな情報になればと思います。
なんとなく違和感を感じ始めた1歳半前後
この時期になると、発達早い子は喋るしいろんな事ができるようになっている。だんだんとtwitter見ていると「〇〇ができた」が増えてきて、気づけば置いてけぼりになっている自分がいた。
・積木、オムツ捨てない、1人が好き、公園があまり好きじゃない
・1歳7ヶ月でやっと掴み食べをした
・色々と自分でやりたがらない、大人の真似をやっぱりしない
・お友達と関わろうとしない
・手をつなごうにも手を触られるのを嫌がる
・おもちゃの遊び方がちょっと独特
その時は「まぁ個性なのかな」と思っていた。
本音は「なんでうちの子はできないんだろう」だった。
サインは0歳から出ていた?
よーく思うと、0歳の時からその傾向あったのかなー?って思ったりも。
①ミルクの温度のこだわりが強い。ちょい熱めが好きで、液体ミルクは温めないと本当に飲まない。
②セルフねんねめっちゃ得意だった
③後追いしなかった
④手を触られるのがとにかく嫌!体もあまり触られるの好きじゃない!
⑤屋内か外に出たらよくまぶしがる
⑥離乳食は中期過ぎから拒否
当時は「大人しくてマイペースな子」とばかり思っていた。
”そういえば●●”だったこと
療育を動き出してから、発達障害について調べた。
息子はASD傾向があるようで、その傾向として以下のことが当てはまっていた。(上記と少しかぶるけど)
①0歳児の時から、手を触られるのが嫌だった。触ると払い退けられるから爪切り大変だった、
②後追いをしなかったので、トイレなんていつも余裕だった
③感覚過敏
- 掴み食べは1歳7ヶ月(手)
- 2歳になった今もスプーンをしっかり持たない(手)
- 知らないものを触るの嫌(手)
- 1歳2ヶ月で立てたはずなのに歩きはじめが1歳4ヶ月(足裏)
- シリコンが口に触れるの嫌がった(口)
- 建物から外に出ると手で目を覆ってまぶしそうにする(目)
- 足裏でいろんな感触を楽しむ(足裏)
- ねんどとかよくわからない物質触りたくない(手)
④「あれ取ってほしい」の指差しをしない(今だにしない)
⑤寝るときはセルフねんねバッチ来い。
⑤一緒に遊ぶと「あぁぁぁぁ!?(邪魔するな!」と怒られる。とにかく自分の世界に入られるのを嫌う。
⑥人と関わろうとしない(お友達や大人と一緒に遊ぶのが苦手)
他にも色々あるけど、目立ったのはこれらである。
結果、息子はASDでも孤立型傾向で、コミュニケーションが苦手だった。
発語の遅さは気にしていなかった
息子は大人の言っている事は理解しているが、発語はなかった。
1歳11ヶ月まで、言える単語は「ぱっぱぁ」と「わんわん」と「にゃんにゃん」だけそれ以外は「あ!」「い!」と伝えるだけ。
どんどん周りの子が単語を言っているのを見るのは結構辛かった。
正直、twitterで「二語喋った」とかはミュートしてた。
メンタル持たんのだわ...。
気にしていないようにしてる!とは言いつつも、気にしないのは無理な話。気にしなかったのではなく、頑張って気にしないようにしているのは今も同じだけど。
上記に当てはまったからASD傾向、ではないよ?
冒頭でもお伝えしたが、息子と同じだから必ずしもその傾向があるわけではないと思う。
息子は「ASD疑いありだが、M-CHAT8によって”発達ゆっくりではない”。多動(ADHD)も多少あるが、2歳だからなんとも言えない」と診断された。
こればかりはプロじゃないと分からない。ソーシャルワーカーさんは様子見だと言い続けていた...診断できないから仕方ないけど。
まずは自分の子どもがグレーなのか黒なのか定型なのか?とか、そういう見解ではなく、「こんな性質を持っている子なんだ」と思うといいかも。
じゃないと日々グレーについて悩み続けてストレスになるし、たいがい夫は「気にし過ぎだよ」とか言ってくるし、twitterでの置いてけぼりでやり場のない気持ちも溢れてくるからね。
我が子はどんな子?
発語遅い、歩かない、自分で食べない、偏食などなど…..
周りができていることに取り残されていくと、どんどん我が子や自分の”できない”に注目しがちになってくる。
「なんでできないんだろう」
「育て方が悪いのかな。教え方が悪いのかな」
「私が息子とコミュニケーションがうまくとれてないのかな」
と、どんどん悪い方向に考えていきました。
でも、その分できることいっぱいあると思う。
息子ができること...
●絵本の背表紙見て一発で目的の絵本を取る
●絵本はページを全部覚えているから、1ページでも飛ばすと戻る。そして最後のフレーズ言わないとページをめくらない
●大人の足で徒歩15分、駅までの道を覚えており、1人で歩いて進んでいける。
●「あと1回読んだら終わりだよ」と言うと、1回を終わらせないようにページを戻ったりして終わらせないようにする。
●記憶力がいい
●オモチャの遊び方が斜め上
なかなか見つけるのは難しいかもしれない。
でもそれがその子の得意のヒントかもしれない。
大人が思う「遊び方」をしなくてもよい
息子がまさに「そのおもちゃの遊び方」をしない子です。
<転がすブーム>
・円柱形の積木を転がす
・ちゃれんじ英語のジェリーを転がす
(もちろん台座に載せないし、積み上げない)
(ジェリーの歌声が鳴り響いたのは届いてから半年後…)
・ボールペンも転がす
とにかく、「丸いものは転がる」という認識をしたのか、ひたすらいろんなものを転がしていました。
<音のなるおもちゃ>
・ちゃれんじ英語のディスクプレーヤー
(CD入れずにオープンするだけで楽しむ)
・おもちゃ本体の電源のオンオフを楽しむ
・ブルーンはひたすら動物を乗せたりおろしたるするだけ。
よくある車をブーンさせる遊びはしない。
<積木や型はめ、ブロック>
それは何が楽しいのですか?といったような感じで眼中にない…
振るか転がすか。即座に終了を遂げる...
指先はそんなに器用ではないと思います。
しかし、絵本の薄い紙を親指でそーっと分けてページをめくれます。
我が家の積木やブロックは、買ったものの出番がなく、オブジェと化していますが、彼なりの楽しい遊び方が見つかるまで、他のおもちゃと一緒に置いておこうと思います。
ブロックについては、「くっついた!離れた!」の遊びが好きなので、ちゃれんじで届いた色のブロックを少しはめて「ほら、くっついてるよ。離れたできる?あ、できたね。じゃぁくっついた、できる?」と少しずつ遊べるように日々模索している。←ちなみに2ターンで終了する。早い...。
「できないんだったら、もっと教えてあげればいいのでは?」と思われるかもしれません。
しかし、息子はそれをとても嫌がり、そのおもちゃを投げ捨てるくらい嫌がります。
結局これがコミュニケーションが弱い部分であったというので、無理にやらなくてよかったなと私は思っています。
1歳半検診近くなり、みんなのお子さんが積木つんだツイが増えていく中、息子は積木を積むのを見せても降ったり転がしたりして遊ぶだけ。崩して遊ぶこともしませんでした。
その時、TERUさん(https://twitter.com/TERUkyoiku)の「おもちゃは好きなように遊ばせてよい」、この言葉がお守りだった。
2歳1ヶ月を過ぎた今でも、積み木を渡しても、積んでるのを見せても全く興味がないです。
積木を持っては振ってみて音が鳴るかな?と試す。
でも全然いいんです。それでいいんです。息子なりの考えがあるので。(多分ね)
早期療育に踏み切ったワケ
我が家が早期療育に進んだのは以下の理由です。
①保育園から「お友達との関わりがなさ過ぎて困っている」と言われた
(まさにスタートはここ)
②小規模園のため、2歳児で卒園→転園
:転園のため引継ぎ
:1月生まれのため、3歳児検診でグレー認定されると引継ぎ間に合わない
③もともと斜め上の視点を持った子と夫婦で認識していたが、人との関わりが上手くないこと、着替えや食事の自立が一向に進まないこと等。
夫婦でどうすればいいのか分からないことが増えてきた。
小学校に上がる事などを考えた時に、早くからやった方が良いというアドバイスが、特に背中を押してくれました。
受給者証が届くまで、動き始めて約1ヶ月半。
運良くとても早く療育が始められそうで一安心している。
これも早くに動いた結果だと信じたい。
さいごに
おそらく「うちの子グレーかも」と思う方は、他の子と遊ぶ機会があればあるほど、「あれ?やっぱりうちの子ちょっと違うかな?」というのが気になってくると思います。
正直、発達って2歳ではまだ分からず、3歳児検診や就学前の発達検査が行われることが多いようです。
少し不安であれば、まず最初に役所へ相談するのが1番です。
発達支援は自治体が主になっていることが多く、民間のみでの対応は少ないです。
療育受けるための受給者証も、役所に申請が必要なので。
(自治体によって違うかも)
役所へ足を運んで聞きまくれば、色々と教えてくれます。
夫が役所へ行ってくれて、実際たくさん情報をくれました。
(夫が逃げ道ないような聞き方をしたかもして根負けしたかもしれないw)
我が子の発達が心配で真剣に向き合いたいなら、まずは役所へ足を運んでみてはいかがでしょう?
ただ、役所は人によっては聞かれたことしか返さない人もいたりするので、事前に調べてから行くのがオススメです。
あるいは、療育をしている人に聞くのも手だと思います。
そこからどうアクションするかは、その人次第だと思っています。
保活もそうだったけど、何か動き出さないと何も動かないと思っています。
事実、発達外来はほとんどが「今は新規受付をしていない」状況です(2021年2月時点)。
夫が役所に行ってオススメの病院一覧をリストで紹介してもらい、上から営業電話のテレアポのごとく電話をかけまくってくれたおかげで、受診することができました。
グレーだと自分で思っているだけだと日々の不安も大きいし、それは子供にも伝わると思います。
案外診断おりた方が「あ、この行動ってそうだったんだね」とスッキリしたし、偏食や癇癪爆発しても以前よりも「まぁしょーがないか」というように、少し余裕が出るようになりました。
といっても余裕生まれた瞬間に余裕はなくなります☆
ではまた。