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『アンビルト』小見朋生「稽古中に考えたこと」

「明日は、寝たくない」の『アンビルト』に出演しています、小見朋生です。


今回の作品を稽古している中で、思い馳せた事をつらつらと書いていきたいと思います。


作中で「この街から何もかも無くしていく」という様な台詞が出てくるのですが、自分の地元は山の傾斜部に位置する所にあって、

人口は年々減っていて、自分が通っていた小学校も数年前に廃校になって、家の周囲の畑も、今は所有者がいるんだかいないんだか分からないような状態で存在しています。

その内、何もかも無くなっていくんだろうな、ということが目に見えていて、何十年も先、もしそうなった時に、

凄く悲しいだろうけど納得はするだろうなーとか、何か手を加えて地元を盛り上げるとかは、町の呼吸に合ってないというか、何か損なわれる気がして怖いなーとか、考えています。

きっとそれは、長い間上京していることで、自分の中の「地元」から「生活」の要素が抜け落ちて、東京にいる間、地元の時が止まっている様な感覚があって、あまりリアルに地元を感じれてないから、

ある程度郷愁を感じられるくらいの変化で留まって欲しいという、願いがあるからなのかな?とか考えたりします。


つらつら書きすぎて、途中から何を書いているのか分からなくなり始めたので、ここらへんで終わりにしたいと思います。

きっと「街」とか「生活」とか「地元」とか、そういったことに思いを馳せる事がある作品になっているかなと思うので、そういったものに、言葉にできないけど感じていることはある、というような時におすすめかもです。


拙い文章ですが、最後までお読みいただきありがとうございました。

公演の方ご来場いただけたら幸いです。








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