ah~面白かった
せかいのみなさま こんにちは。どうも、わたしです。
タイトルでピンときたあなた、なかよくなれそうです。ピンとこなかったあなた、だいじょうぶです。そんなあなたのための記事です。
実はもう一週間前からずっと書きたいって思ってたんだけど、ようやくひと段落したので。しかも今見たらオリコン2位ですって。すごーい。
はい、ということできょうは拓郎さんです。
ついに「最後の」アルバムということです。ここ最近は通勤中にずっと聴いてました。ほんと超簡単にレビューしちゃう。
パッと一曲目を聴いたとき「あれ?若い時の声つかってる?」っておもった。冷静に考えるとそんなわけないんだけど。でも昔のボブディランみたいな声出してたときに似てるなっておもった。78歳の声じゃないなとおもった。よく出てました。
最後ではあるんだろうけど、悲壮感とか寂しさとか、過剰なドラマティックさとか、作品からそういうものはまったく感じなかったなァ。いい力の抜け具合というか。ほんとこの人のこういうところはかっこいいなァっておもう。「じゃ!!!」みたいな。からりとしててとってもすてき。わたしもこうありたいな。
あとはスペシャルなゲストが何人も参加してるということでしたが、その辺は正直あまり印象に残らなかったなァ。
わたしは発売日にいわゆるサブスクリプションで聴いているので、そんな感じの感想しか出てこないんだけど。いわゆるCDとかアナログで聴くとまた違ってくるんだろうか。本人が書いてる全曲ライナーノーツとかがついてるバージョンもあるみたいなんだけど、それはちょっと気になるなァ。
サブスクってめちゃくちゃ便利だしすごくありがたいものなんだけど、実物に唯一劣るところは装丁とかクレジットとかそういうものを楽しめないところよね。ただ消費してるだけってかんじがする。良くも悪くも。
自分で自分の終わりを決めて活動するのってどんな感じなんだろうね。今回のは「バンドは解散します!最後のアルバムです!最後のライブです!」っていうのとは違う気がする。もうやらない!って言ってるからね。まあやらない!なんて言っても平気で再結成しちゃうやつだっているからな、それはそれとして。ナンバーガールとかな、超ガッカリしたよな。
拓郎さんの場合はほんとにもうやらないんだろうなぁって思ってる。
(でもいままでもライブはもうやらん!っていいながらやったりしてたからそれで終わるってことはないんじゃないかなって気もしてる!)
私が拓郎さんを聴くようになったのは父親の影響です。はじめて弾いたギターはクソみたいに弦高が高いフォークギターで、当時は拓郎さんをいっぱいコピーしてたなあ。小さい頃はライヴにもよく連れてってもらってたらしいんだけど、それは全然覚えてない。始まった瞬間に寝て、アンコールで目覚めたってこともあったらしい。なんてもったいないんだ。最後に観たのはいつだったかな。たぶん大学生のときだ。1曲目が「とんとご無沙汰」でそこでそれやるぅ?ってなってめちゃくちゃ鳥肌たったのを覚えてる。
てことで。すきな曲ベスト5やっとこう。
とおもったんだけど、絞れないわ。全然だめ。絞れません。そのためあんまりよく知られてない曲をいくつか好きなフレーズを添えてご紹介していこうとおもう。
〇制服
作詞は岡本おさみさん。この人の歌詞すきなんだなァ。「ひらひら」もいい曲です。
使うのに容易く 稼ぐのに辛い
そんな給料の苦さも 知ってしまうんだろうね
〇子供に
動画内、4:56から。これも岡本おさみさん。好きすぎる。拓郎は3拍子の曲も結構あるんだけど、どれもかっこいいんだよね。独特のグルーヴがある。わたしもこれはだいぶ影響を受けてるとおもう。
今はねむれ 君が今人生に欠席しても 誰もとがめない
〇さすらい日本
音源は発売されてないみたいです。父親に教えてもらった曲。ずいぶん昔にライヴで聴いたらしいんだけど、それから何十年も経ってこの動画を見つけたときに「Youtubeってすごいなァ」って言ってた
あなたが好きよと おまえ言う
寝てみたかったと オレは言う
本音を吐くのは 愚かかい
〇僕が一番好きな唄は
これもレコードになってないやつみたい。いろんな事情でできなそうだね。こういうこと腹ン中に抱えてるミュージシャンはいつの時代にも一定数いそうだなァとおもう。でもその気持ちをこんなふうに歌えるのはこの人だけなんじゃないかな。
一番偉いやつ そいつはこんなやつ
自分の叫びをいつでも持ったやつ 自分の哀れを慰めたりしないやつ
戦いに負けたと嘆くじゃないぞ 強者に立ち向かえば逃げるじゃないぞ
自己憐憫ってきもちいいけどクソだせえってことだと解釈してる。
とりあえず4曲。ほかにもたくさんあるんだけど、それやってたらいつまでも投稿できなくなっちゃうから、このへんにしとく。
引用を読んでちょっとでも気になったら聴いてみてね、気が向いたときにでも。
いえー。じゃまたね。
といったところで。
せかいのみなさま ごきげんよう。そして、ゴッドブレスユー。