2022年8月
思いのほか日記が続かなくて驚く。普段文章を書かないから書く力が衰えたということなのか、書いてもしょうがないと思っているからなのか。無理に書くことはないと思うけど、毎日書かなくてもよいという前提で、少しだけ続けてみよう。
8月11日(木)
夏休みが始まる。特に出かける予定がない休暇にはもう慣れましたね。ぼんやりとしていると、いつの間にか休みも終わるんだろうなあ。
8月12日(金)
道尾秀介『カラスの親指』を読む。詐欺師が仕掛けるペテンの話。プロの詐欺師に狙われたら、気を付けていても騙されるんだろうなあ、という感想。各章がそれぞれ鳥の名前になっているのがおしゃれ。
8月13日(土)
濱口竜介の映画『ドライブ・マイ・カー』を観る。村上春樹の短編が原作なのに映画は3時間もあるんだけど、実際観ると無理に引き延ばされた感じはなかったですね。WOWOWの番組で、スキルが高いドライバー役である渡利みさき役の三浦透子さんが、この撮影のために免許を取ったという話をしていて面白かったです。
8月14日(日)
東京藝大美術館の「日本美術をひもとく」展に。すぐ見終わるかと思ったら、思いのほか充実の内容で、併せて行こうと思っていた都美のボストン美術館展はあきらめることに。しかし入場料2,000円はちょっと高いな。海外からの美術品はコロナで輸送費が上がったみたいな話があったけど、日本美術展も上がってるんだなあ。
スティーブン・スピルバーグの映画『ブリッジ・オブ・スパイ』を観る。融通が利かないまっすぐな弁護士役にトム・ハンクスはぴったり。ベルリンの壁を壊す映像はよく見るけど、作る映像は(作りものだとしても)珍しいですね。途中でなんだか観たことある気がしてくる。やはり日記は大事だな。
8月15日(月)
昨日あきらめた都美に行こうと思って調べてみたら月曜日で休館であることが判明。あやうく入り口で途方に暮れるところだった。事前調査大事。
TEAMS NACS の舞台「PARAMUSHIR ~信じ続けた士魂の旗を掲げて」を(TVで)観る。勝手にコメディかと思ったら、日本の太平洋戦争の終戦前後のシリアスな話ということで、なんと偶然にも一年のうちで一番観るに適した日だった、という。
8月20日(土)
山歩きを楽しみに、奥多摩線古里駅から奥多摩駅までの大多摩ウォーキングトレイルに。基本的に鉄道の線路に沿っているので、あまり上り下りのないながら、山道、散策路、舗装道路と変化に富んだコース。ゴールの奥多摩駅前のクラフトビアバーで、新宿までの臨時のお座敷列車が運行されていることを知り、直前にチケットを買って乗り込む。そこまで混んでいない車両で、足を延ばして帰れる幸福。
8月24日(水)
研修のためにいわき市に前泊。せっかくなので湯本の温泉宿でのんびりと。夏休みなのに街はガラガラで、なんだか心配になる。
宿の部屋でキャリー・フクナガ監督の『007/NO TIME TO DIE』(2021, 米)を観る。ダニエル・クレイグによる007の最終回。なんだかもうちょっと、古き良き007のお約束的なのを踏襲してほしかったような気もしなくも。部屋のWiFiが弱かったのでスマホのテザリングで観たら、7Gくらい消費したけどそんなにするもの?
8月27日(土)
トニー・スコット監督の『トップガン』(1986, 米)を久しぶりに観る。細かいところはほぼ覚えていなかったので新鮮に観られました。ニューヨーク発の大韓航空機がソ連に撃墜された中で企画された映画ということで、マーヴェリックのジャケットに米・日・台の国旗があしらわれていたりという点も印象的。
8月28日(日)
久しぶりに映画館へ。昨日の予習を踏まえ、ジョセフ・コシンスキー監督の『トップガン・マーヴェリック』(2022, 米)をようやく観る。元々冷戦の反共産主義の流れの中でできた映画で、その後ソ連が崩壊したりしたけれども、最近また共産主義勢力の脅威が増してきたのでようやく続編ができた、ということなのでしょうか。しかしトム・クルーズだけ歳とらないなあ。
劇中に出てくるジェット戦闘機の「世代」がよくわからなかったので調べてみた。戦闘機にもモバイル通信や芸人みたいに「世代」があるんですね。
第1世代(1940s):亜音速の戦闘機
第2世代(1950s):超音速の戦闘機
第3世代(1960s):ミサイル装備を重視
第4世代(1980s):格闘性能を重視。『トップガン』に出てきたF-14など
第4.5世代(1980s):4と5の中間。『トップガン・マーヴェリック』に出てきたF/A-18E/Fなど
第5世代(2000s):ステルス性を持つ。F-22, F-35 (米)、Su-57 (露)、J-20 (中) など
第6世代(2020s):統一のコンセプトはまだない