草刈る
たんぼの草刈りや空き地の草刈り、農道の草刈りなどなど。梅雨が開ければ田舎では今日もどこかで草刈り機~♪の音がします。本当は草刈り機ではなくて刈払い機なんですが。
ことし我が家は刈払い機を一台盗まれました!!ガッデム!!
農機具古くても売れますからね~特にエンジンの刈払い機は十年二十年くらいではそう簡単には壊れない上替えの部品も売ってるので、動けば売れますからね…。
それはさておき、刈払い機での草刈り、音はでかいし鋭い歯がついた刃が高速で回るし、切った草は飛び散るし、はじめて使った時の印象はとにかく怖い!! の一言。
いやもうホントに怖いです。武器ですよこれは。ゾンビ殺せるやつ。
そんな武器としても仕えそうな刈払い機を使うやり方をメモするつもりで書いておきます。
これはガソリン式刈払い機の場合です。電動のものはまた違います。
1 準備
刈払い機はただ持っていると重いのでハーネスを身に付け、金具を引っ掛けて重さを軽減します。最近はそれにゴムバンドも追加して柄を支えます。
首にタオル、首まで覆うマスク、保護メガネ、あれば顔面保護のガード、帽子かヘルメット、手はもちろん長袖か腕抜きを身につけば、足は長ズボンや長靴。
手袋は必須ですが、ここで防振グローブを使うと使用後の疲れが段違いです。防振グローブ、1000円以上しますが、草刈りするなら絶対買って使ってください。
忘れちゃいけない燃料!
大抵はガソリン50オイル1の混合オイルを使います。そのままのものも売ってますし、混ぜる道具も売ってます。何度も刈るなら混ぜる道具でオイルと混ぜるのがいいですが、昨今はGSも減ってますからね…。
とにかく燃料作って入れておきます。自分はよくこぼすので、こぼさないように。
燃料タンクは大抵ちょっとでこぼこした形をしている上、注入口に容器から入れるために機械を回したりすることがあるので、いっぱい入れたつもりで入ってなかったりもします。
2 始動
うちの刈払い機、説明書とかなかったので製造サイトからダウンロードして印刷しました。始動する部分だけ、クリアファイルに挟んで刈払い機の近くに下げておきます。たまに見直して間違えて覚えてないか確認してます。
だいたいエンジン式刈払い機の指導方法はこんな感じです。機種によって違いがあるので必ず自分の機械の取扱い説明書読んでください。新しいのはもっと簡単に起動できます。
(1)始動スイッチを『運転』に入れる。
ハンドル式だと大抵右手側レバーについてます。
(2)エンジンのチョークを開く。
エンジン本体にレバーがあり、それを開く方向に押します。
(3)オイルを吸い上げるボタン(チューブみたいなの)を数回押します。説明書にはチューブにオイル通るの確認して、とあるんですがよく見えないので、十回くらいの回数決めて押してます。なにかが動いてるのは見えるので多分大丈夫。
(4)エンジンの紐を引きます。ここまでちゃんとできてれば一回、するーっとひけばエンジンがかかる筈。
うんともすんとも言わなかったり、動いてもすぬ止まる時はどこが間違っています。
自分はチョークの開き忘れをよくやります。開かないと『ドルルルル…ル?』という音をたてて止まります。
(5)チョークを戻します。
大体チョークの近くに記してあるのでその通りにします。これを忘れるとまたエンジンが止まります。気を付けろ!!
(6)アクセルを上げます。
右手のレバーにあるアクセルのつまみを押し下げます。うちにある機種は下に下げる方式ですが、上に上げる方式もあります。
ゆっくりエンジンの回転音を上げます。途中で低い音から高い音になると刃がいきおいよく回りだします。そうなったところで草刈りを始めます。
草刈りの技術についてはこの本が結構参考になります。農文協の本は流石ですなぁ…。
大体稼動時間は高速で連続60分くらい。
実際は草刈りでずっと刈り続ける事はありません。移動する際は危険なのでエンジンの回転数を落として刃を止めます。それに大体人間の方が疲れたり飽きたりするので、それくらいが限界だと思います。自分体力ないので一時間くらいやるとすぐ休んじゃいます。
使い終わったら草の汚れを落とします。カバーがとくに汚れるので、ドライバーやエアーで土汚れ、草汚れを落とします。
個人的にここで千切れてこびりついた汚れを引き剥がすのが好きです。楽しいのだ、これが。
しまうときは横にした方がいいらしいんですが、やはり場所とるので縦にしてます。うちの機械は歯を上にしないとオイルが漏れるので、物置にゴムバンドをぶら下げてそこに刃を入れております。前は倉庫の壁に下げていたんですが、そこで盗まれたのでね…。
いまは電動式の静かなやつとか背負い式の本気のやつとか色々ありますね~あと金属の刃でなく、樹脂のロープで刃を叩きつける方式もあります。樹脂の刃もあるよ。
田んぼの畦で草刈りする時は草を水路や田んぼに落とす訳にいかないので、刃一択ですなー。芝生揃えるとか、山の下草刈とか、空き地の草刈りだとまた違います。
春から秋は草刈りの季節! 大変だけど、ばりばり草を刈るのはとても気持ちがいいですな! 火を燃やすのと同じく、ちょっと凶暴な気持ちになります。