雪国の東北に移住した
といってもあれです
人生の楽園でもなく
主人の転勤でもなく
学生時代に旅をしてそこで触れ合った人たちの暖かさが忘れられなくて
でもなんでもなく
ただただ、人生に疲れたから笑
都会に疲れたからです
ただそれだけ
なので、あまり聴かない
雪国の田舎といえる場所に単身で越してきた
これはもう、県も市も望んでないであろう移住
そんな若くもなく、結婚するとかも薄く
子供もいないのだから
地域性からも望まれてない!笑
でも仕方ない、来てしまったのだから
わたしが住んでいたのは23区内で
なんでそうしたかというと
郊外と言われる場所や商店街が逆に人がいすぎてごみごみしていて怖かったから
賃貸を探しているときにみつけたその街はオフィス街で一歩路地を入ると昔からそこに住んでいる戸建てがあり、他はアパートで少しだけマンションが経っている感じだった
住み始めたときはスーパーもドラストもなく
なぜここに?と友人からも疑問の声はあった
しかし、逆に都会的なそこに
もしからしたら元から内在していた人と触れ合いが苦手というか、内気な部分が安心感を覚えて選ぶに至ったように今は思う
あと通勤時間
満員電車が無理なことは初めからわかっていた
中心地に向けて、郊外から(埼玉神奈川などなど)人が通勤に来るのなら、内側にいけばほぼ満員電車に乗らなくていい
もっと言えば逆バリのように空いている(郊外へ出る方向)のに乗れるのだ
だからわたしはその街に住んだ
今思い出すと、分譲賃貸のマンションは便利で防音も良い方だったと思うのだけれど
なんというか、24時間いつでもどこかで誰かが起きていて、しっかり眠ったつもりでも
何かが蠢いている感じがしていたように思う
勤め初めてしばらくして私は心身に不調をきたし、その後、人生の分岐点においてそれが持病のように形を変えてやってきたのだが、そのなかに不眠もあった
薬を使って眠っても、心のどこかというか
体の細胞?鼓膜?原始からある感覚?
どこかで、身近で、
誰かが起きて動いているという感覚が今もべったりと、まるで湿度の高い夜の空気のように脳内には残っている